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公式が目の前で推しカプしてます
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大通りに戻る。色とりどりの屋台に私は先輩2人に屋台で何か食べたことがあるかを聞く。
「もちろんあるよ~」
「俺も一度だけ、ある」
「おっ、なんだ、やっぱフィリ達が少数派じゃねえか!」
「今はもう食べたことあるからね!」
むん、と抗議するレフラル可愛い。と、食べ物ではなく遊びが固まったエリアに出る。
「あ、射的だ。オレ結構好きなんだよね~……レディ、何をお望みですか?」
ルディーは恭しくフィリちゃんの手をとり、また唇を近付け……
ぱしっ!
リーシェンが、その手を奪った。え、奪った?奪った???本人も無意識の行動だったのか、目を見開かせている。え?え?ちょっと待って、脳が追いつかない。するとルディーが追い打ちをかける。
「え、なあに、リーシェンくんとフィリちゃんって付き合ってたっけ?」
「ち、違います!お、俺はただ……」
「あ、じゃあ何、片思い中か。ひゅ~!やるねえフィリちゃん」
みるみるうちに2人の顔が真っ赤になっていく。え、やばい、待って、やばい。語彙力失った。目の前で、リーフィリが、公式が、私の推しカプしてんですけど???
「おっと、これはマジのやつか。じゃあみんな、後は2人でごゆっくり……ってことで、別行動しよっか!」
ルディー、今日からあんた神昇格だわ。もう思い残すことは何もない……と、リーシェンが抗議の声を上げる。いや、手は持ったままだけどね???その時点で抗議じゃないからね???
「フィリがなんていうか……」
「わ、私は!2人が、その、いいな……」
卒倒。卒倒である。もじもじするフィリちゃんとより一層赤みを増すリーシェン。これは夢か……?誰か私に都合のいい夢見せてる……???でも夢だとしても構わない。だって最高だもん。むしろお礼言うわ。サンキュー夢見さんよ。誰か知らんけど。
「ほらほら、お邪魔虫はたいさ~ん!」
ルディーがみんなを連れてその場から離れてゆく。去り際、私は2人に向けて秘かに親指を立てるのだった。
「もちろんあるよ~」
「俺も一度だけ、ある」
「おっ、なんだ、やっぱフィリ達が少数派じゃねえか!」
「今はもう食べたことあるからね!」
むん、と抗議するレフラル可愛い。と、食べ物ではなく遊びが固まったエリアに出る。
「あ、射的だ。オレ結構好きなんだよね~……レディ、何をお望みですか?」
ルディーは恭しくフィリちゃんの手をとり、また唇を近付け……
ぱしっ!
リーシェンが、その手を奪った。え、奪った?奪った???本人も無意識の行動だったのか、目を見開かせている。え?え?ちょっと待って、脳が追いつかない。するとルディーが追い打ちをかける。
「え、なあに、リーシェンくんとフィリちゃんって付き合ってたっけ?」
「ち、違います!お、俺はただ……」
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みるみるうちに2人の顔が真っ赤になっていく。え、やばい、待って、やばい。語彙力失った。目の前で、リーフィリが、公式が、私の推しカプしてんですけど???
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