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シエン登場
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翌日、半信半疑のみんなと連れだって、フィリちゃんの言うその隠し扉へ向かう。
「確かこの辺で転んで、ここで手をついたから……みんな、この辺を触ってみて」
ぺたぺたと壁を触る。と、突然壁が音を立てて動き出した。
「ほ、本当だ……」
「とにかく用心しよう。その男のことは俺ですら知らされていない」
とん、とんと螺旋階段を降りていく。まるでそれは何百年もそこにあったかのようで、壁の石はひび割れ、蔦が張っている。しばらく降りると、フィリちゃんの言葉通り、そこは神殿のような、神々しい雰囲気に満ちた場所に出た。
「キミたちは、誰だい?」
声が、響いた。シエンだ。
「確かこの辺で転んで、ここで手をついたから……みんな、この辺を触ってみて」
ぺたぺたと壁を触る。と、突然壁が音を立てて動き出した。
「ほ、本当だ……」
「とにかく用心しよう。その男のことは俺ですら知らされていない」
とん、とんと螺旋階段を降りていく。まるでそれは何百年もそこにあったかのようで、壁の石はひび割れ、蔦が張っている。しばらく降りると、フィリちゃんの言葉通り、そこは神殿のような、神々しい雰囲気に満ちた場所に出た。
「キミたちは、誰だい?」
声が、響いた。シエンだ。
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