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ヴィーの日記
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12月某日 ~ヴィーの日記~
シエンは何かを理解してる。私の、おかしいところを。正直あれを言われた瞬間は、口から心臓が飛び出るかと思った。多分彼の天性のカン、か何かだろうか。見抜かれている。でもこのまま関わって、より一層私の正体に迫られたとしても。また何か言われたとしても。敵意がないことは、分かってもらわなきゃダメだろう。それに何より、彼を助けなきゃ、と、無意識に思った。毒されたなあ、私。ゲームのいい子ちゃんたちに。いいことかもしれないけど。それに、ルディーが怒ってくれたことが……純粋に、嬉しかった。彼の怒るシーンなんて、見たことない。それが私の為だと思えば、やっぱりどうにも、嬉しかった。
シエンは何かを理解してる。私の、おかしいところを。正直あれを言われた瞬間は、口から心臓が飛び出るかと思った。多分彼の天性のカン、か何かだろうか。見抜かれている。でもこのまま関わって、より一層私の正体に迫られたとしても。また何か言われたとしても。敵意がないことは、分かってもらわなきゃダメだろう。それに何より、彼を助けなきゃ、と、無意識に思った。毒されたなあ、私。ゲームのいい子ちゃんたちに。いいことかもしれないけど。それに、ルディーが怒ってくれたことが……純粋に、嬉しかった。彼の怒るシーンなんて、見たことない。それが私の為だと思えば、やっぱりどうにも、嬉しかった。
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