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後日談
レフラルの恋物語10
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「じゃ、じゃじゃじゃあ、えっと、お、お付き合いさせていただくということでよろしく……
「はい固い。やり直し」
「えっ!?」
「そもそも同級生なんだから、さんも敬語もいらないって」
「えっと……じゃあ、サラ、よろしくね」
「ふっ、顔赤」
対する彼女はというと、今まで一度も赤くなったこともなければ、慌てた様子を見せたこともない……見て、みたい。
「サラ。可愛い、すっごく、世界一」
ぽかんとした顔。ああ、確かに脈絡無さすぎたよね!?また僕やっちゃった!!!それにサラさんはかっこいいを目指している可能性のが高くって、だとしたら可愛いなんて失礼に当たるかもしれなくて……え?
目の前には、手元で口元を覆うサラさん、もといサラ。隙間から除く顔は、確かに真っ赤だ。
「……うるさい」
「!可愛いです!本当に、すっごく!」
「あーもう!調子狂うからやめてってば!あんま言われたことないし」
僕はそのままサラを可愛いと褒め続け、照れた顔を堪能したのだった……今ならわかる気がする。ヴィーが言ってた尊いとか、そういう感情。サラは、可愛い。怒った顔さえ愛しく思える……からかいたくなるのもこういう感情から来るのかな。なんて。
「というかそもそもレフラルの方が可愛いからね!?」
「僕!?かっこいいじゃなくて?」
「うん、可愛い。仕草が一々可愛い」
「……かっこいいって思われたい」
「じゃ、そういうとこ、これから見せてよ」
ね?と微笑まれれば何も言えなくて。何より、「これから」があることに安堵して。
……かっこいいって、言って貰えるかな。いや、言ってみせるんだ!一人意気込む僕を、サラは可笑しそうに見つめていた。
「はい固い。やり直し」
「えっ!?」
「そもそも同級生なんだから、さんも敬語もいらないって」
「えっと……じゃあ、サラ、よろしくね」
「ふっ、顔赤」
対する彼女はというと、今まで一度も赤くなったこともなければ、慌てた様子を見せたこともない……見て、みたい。
「サラ。可愛い、すっごく、世界一」
ぽかんとした顔。ああ、確かに脈絡無さすぎたよね!?また僕やっちゃった!!!それにサラさんはかっこいいを目指している可能性のが高くって、だとしたら可愛いなんて失礼に当たるかもしれなくて……え?
目の前には、手元で口元を覆うサラさん、もといサラ。隙間から除く顔は、確かに真っ赤だ。
「……うるさい」
「!可愛いです!本当に、すっごく!」
「あーもう!調子狂うからやめてってば!あんま言われたことないし」
僕はそのままサラを可愛いと褒め続け、照れた顔を堪能したのだった……今ならわかる気がする。ヴィーが言ってた尊いとか、そういう感情。サラは、可愛い。怒った顔さえ愛しく思える……からかいたくなるのもこういう感情から来るのかな。なんて。
「というかそもそもレフラルの方が可愛いからね!?」
「僕!?かっこいいじゃなくて?」
「うん、可愛い。仕草が一々可愛い」
「……かっこいいって思われたい」
「じゃ、そういうとこ、これから見せてよ」
ね?と微笑まれれば何も言えなくて。何より、「これから」があることに安堵して。
……かっこいいって、言って貰えるかな。いや、言ってみせるんだ!一人意気込む僕を、サラは可笑しそうに見つめていた。
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