56 / 72
第53話 逃走
しおりを挟む
『アルジャの迷宮』の扉を閉めた後、俺達は、黒服の男達の増援を警戒しながら、元来た道を引き返すこととなった。
ミリアの広域詳細探知魔法によれば、一人の男性を発見したが、かなり早い速度、おそらく馬に乗って遠ざかっているということだった。
二時間ほど歩いて、乗ってきた馬車に辿り着いた。
また、すぐその側に、十数頭の馬を発見した。
おそらく、迷宮内に石になって閉じ込められた十三人の男達のものだろう、ということで意見が一致した。
なお、馬車は荒らされていることを懸念したが、荷物を含め、特に問題はなかった。
ただし、積んでいた食料と水だけは、毒を盛られたことを警戒して廃棄した。
その後は、馬車でひたすら走った。
やはり、黒服の男達の増援が恐ろしかった。
ユアンとジル先生が交代で御者を務め、夜の間もぶっ通しで走った。
後方の見張りには、俺やアクトが交代で当たった。
また、ミリアには、定期的に探知魔法を使ってもらい、追っ手が来ないことを確認した。
そこまで警戒を強めたのは、もちろん、俺達が呪怨の黒杖と、解呪の白杖という、歴史上最強クラスの魔道具を持っていたからだ。
古都キエントには立ち寄ったが、そこで宿泊することはなく、馬車を新しいものに変え、水と食料を買い直して、素早く街を出た。
現状を記した伝書便をセントラル・バナンにも放った。
そしてまた王都を目指して、ひたすら走り始めた。
丸一日、長時間の休憩を取らずに走り続けた結果、馬が一頭倒れた。
さすがに無理をさせすぎた、どうしようか、と考えていたところで、セントラル・バナンから、馬に乗った三十人近い騎士達と、馬車がやってきて、合流することができた。
伝書便を見て、ユナが帰れなくなった現状、解呪の方法を得たこと、そして何者かに襲われたことを知った王が、こちらに対して増援を送ってくれたのだ。
それでやっと、俺達全員が安堵することができたのだった。
その後、馬車で仮眠をとり、さらに一日移動して、ようやく王都セントラル・バナンに帰って来ることができた。
しかし、休む間もなく、俺達は王女の元へと連れて行かれた。
黒杖と白杖、それそれについては移動中に騎士隊長に話しており、それがすぐに政務官、大臣、そして国王へと伝言され、早速呼び出されたというわけだ。
例の小さな教会のような部屋に、冒険者姿のまま連れて来られた俺達。
十人以上の騎士、政務大臣、デルモベート老公、ジフラール、そして国王と王妃が、既に待ち構えていた。
国王が、帰還の挨拶を聞く間も惜しむように、まずは我々の旅をねぎらい、
「疲弊しているところ、申し訳ないが……」
という言葉をかけた上で、解呪の白杖の使用をアクトに命じた。
彼は、嫌な顔一つせず、ただ頷いた。
緊張の面持ちで、彼は祈りを込めて、白杖を振った。
――一瞬、ソフィア姫の体が、白い光で覆われた。
そしてすっとそれが消え……あっさりと……まるでさわやかに朝日を浴びたときのように、彼女は目を覚ました――。
国王陛下と王妃様は、ソフィア姫に駆け寄った。
意識ははっきりとしており……自分は、城内の中庭で、訪問してきた患者達に治癒魔法をかけていたはずだが、それ以降の記憶がない、と語った。
その後、ずっと長い夢を見ていたようだ、とも。
そしてそれは、正しい記憶だった。
彼女は、後遺症が残ることもなく、完全な状態で目覚めたのだ。
父親である国王陛下、母親である王妃様に交互に泣きながら抱き締められ、戸惑いながらも、もらい泣きしてしまうソフィア王女。
騎士達は万歳と叫び、俺達も、ようやく本来の目的を達成出来た、と安堵のため息をついた。
しかし……俺達は、騎士達のように心の底から喜ぶことはできなかった。
その様子と、冒険者の格好である俺達を見て、ソフィア姫は俺達の事を気にかけてくれた。
すると、国王陛下は、簡単に、
「この者達が、呪いで眠り続けていたおまえを助ける旅に、困難な旅を続けて、そして解決の為の手段をもたらしてくれたのだ」
と、紹介してくれた。
ソフィア姫は、大きく頷き、そして感謝の言葉をかけてくれた。
元気になり、顔色も良くなった彼女は、本当に美しかった。
そして、
「どうしてそんなに苦しそうな表情をしているのですか?」
とも言ってくれた。
俺は、病み上がりの彼女に、ユナのことを言うべきではないと考えていたのだが……アクトが、
「姫様の親友であるユナが、貴方を助けるための旅において敵に討たれ、死の淵にたたされています」
と、正直に言ってしまった。
「えっ……ユナ? あのユナが!? それって、どういうことですか!?」
ソフィア王女が、大変な剣幕でまくしたてたものだから……アクトを含む、その場の全員が、あまりの豹変ぶりに目を見開いて驚いてしまった。
-----------
ここまでの話を聞いたユナは、
「ね、私が言った通り、ソフィーは猫かぶってただけでしょう?」
と言って、笑ったのだった。
ミリアの広域詳細探知魔法によれば、一人の男性を発見したが、かなり早い速度、おそらく馬に乗って遠ざかっているということだった。
二時間ほど歩いて、乗ってきた馬車に辿り着いた。
また、すぐその側に、十数頭の馬を発見した。
おそらく、迷宮内に石になって閉じ込められた十三人の男達のものだろう、ということで意見が一致した。
なお、馬車は荒らされていることを懸念したが、荷物を含め、特に問題はなかった。
ただし、積んでいた食料と水だけは、毒を盛られたことを警戒して廃棄した。
その後は、馬車でひたすら走った。
やはり、黒服の男達の増援が恐ろしかった。
ユアンとジル先生が交代で御者を務め、夜の間もぶっ通しで走った。
後方の見張りには、俺やアクトが交代で当たった。
また、ミリアには、定期的に探知魔法を使ってもらい、追っ手が来ないことを確認した。
そこまで警戒を強めたのは、もちろん、俺達が呪怨の黒杖と、解呪の白杖という、歴史上最強クラスの魔道具を持っていたからだ。
古都キエントには立ち寄ったが、そこで宿泊することはなく、馬車を新しいものに変え、水と食料を買い直して、素早く街を出た。
現状を記した伝書便をセントラル・バナンにも放った。
そしてまた王都を目指して、ひたすら走り始めた。
丸一日、長時間の休憩を取らずに走り続けた結果、馬が一頭倒れた。
さすがに無理をさせすぎた、どうしようか、と考えていたところで、セントラル・バナンから、馬に乗った三十人近い騎士達と、馬車がやってきて、合流することができた。
伝書便を見て、ユナが帰れなくなった現状、解呪の方法を得たこと、そして何者かに襲われたことを知った王が、こちらに対して増援を送ってくれたのだ。
それでやっと、俺達全員が安堵することができたのだった。
その後、馬車で仮眠をとり、さらに一日移動して、ようやく王都セントラル・バナンに帰って来ることができた。
しかし、休む間もなく、俺達は王女の元へと連れて行かれた。
黒杖と白杖、それそれについては移動中に騎士隊長に話しており、それがすぐに政務官、大臣、そして国王へと伝言され、早速呼び出されたというわけだ。
例の小さな教会のような部屋に、冒険者姿のまま連れて来られた俺達。
十人以上の騎士、政務大臣、デルモベート老公、ジフラール、そして国王と王妃が、既に待ち構えていた。
国王が、帰還の挨拶を聞く間も惜しむように、まずは我々の旅をねぎらい、
「疲弊しているところ、申し訳ないが……」
という言葉をかけた上で、解呪の白杖の使用をアクトに命じた。
彼は、嫌な顔一つせず、ただ頷いた。
緊張の面持ちで、彼は祈りを込めて、白杖を振った。
――一瞬、ソフィア姫の体が、白い光で覆われた。
そしてすっとそれが消え……あっさりと……まるでさわやかに朝日を浴びたときのように、彼女は目を覚ました――。
国王陛下と王妃様は、ソフィア姫に駆け寄った。
意識ははっきりとしており……自分は、城内の中庭で、訪問してきた患者達に治癒魔法をかけていたはずだが、それ以降の記憶がない、と語った。
その後、ずっと長い夢を見ていたようだ、とも。
そしてそれは、正しい記憶だった。
彼女は、後遺症が残ることもなく、完全な状態で目覚めたのだ。
父親である国王陛下、母親である王妃様に交互に泣きながら抱き締められ、戸惑いながらも、もらい泣きしてしまうソフィア王女。
騎士達は万歳と叫び、俺達も、ようやく本来の目的を達成出来た、と安堵のため息をついた。
しかし……俺達は、騎士達のように心の底から喜ぶことはできなかった。
その様子と、冒険者の格好である俺達を見て、ソフィア姫は俺達の事を気にかけてくれた。
すると、国王陛下は、簡単に、
「この者達が、呪いで眠り続けていたおまえを助ける旅に、困難な旅を続けて、そして解決の為の手段をもたらしてくれたのだ」
と、紹介してくれた。
ソフィア姫は、大きく頷き、そして感謝の言葉をかけてくれた。
元気になり、顔色も良くなった彼女は、本当に美しかった。
そして、
「どうしてそんなに苦しそうな表情をしているのですか?」
とも言ってくれた。
俺は、病み上がりの彼女に、ユナのことを言うべきではないと考えていたのだが……アクトが、
「姫様の親友であるユナが、貴方を助けるための旅において敵に討たれ、死の淵にたたされています」
と、正直に言ってしまった。
「えっ……ユナ? あのユナが!? それって、どういうことですか!?」
ソフィア王女が、大変な剣幕でまくしたてたものだから……アクトを含む、その場の全員が、あまりの豹変ぶりに目を見開いて驚いてしまった。
-----------
ここまでの話を聞いたユナは、
「ね、私が言った通り、ソフィーは猫かぶってただけでしょう?」
と言って、笑ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる