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ミクの鎧
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その後、冒険者ギルドへと赴き、ミクが簡単な筆記試験と武装の確認を経て、正式に登録。
このときの装備は丈夫な革製の戦闘服と汎用ロッドの組み合わせで、完全なダミーだ。
(ただし、その下に、魔石を埋め込んだインナーは着込んでいる)。
隣に「+3」レベルの完全武装をしている、しかも星持ちのハンターであるライナスが居たために、そのパートナーとして、特に注意を受けることもなかった。
しかし、彼女の装備がこんな簡単な物のはずがない。
アイテムショップの共同経営者であるし、何より「クリューガ」ブランドの主任技師でもあったのだ。
二人は一旦「魔法堂 白銀の翼」へミクの荷物を取りに戻った。
再度出発する際は、革製の戦闘服すら脱いでおり、単なる冒険者用の丈夫な服とズボン、それに背中に黒っぽい大きなリュックを背負っているだけだ。
ただし、その背中には短めのロッドが取り付けられている。
一見すると高そうには見えないが、ライナスは、ロッドのオーラのようなものから、ただならぬ威圧感を感じていた。
また、それとは別に、リュックの脇に黒色の二本の筒が映えているのも気になった。
単なる筒ではなく、根元から上方にかけてやや細くなっており、さらに先がもう一度太くなるような変わった形状だ。
そして、これは「クリューガ」ブランドの特徴でもあるのだが、一つ一つの造形が美しく、クールに見える。
それは単なるリュックであってもそうだ。
ミクが背負っていることで余計に美しく見えるのか……ライナスはそう考えて、隣を歩きながらミクを見つめてしまっており……ふと横を見た彼女と目が合い、少し照れて目をそらした。
「……やだ、ライ君、どうしたの?」
ミクもやや照れている。
「いや、その……そのリュック、重くないのかなって思って。持ってあげようか?」
「あ、そっちか……うん、ありがと。でも、大丈夫。これ、凄く軽いの。それに、背負っていないと意味なくて……いざというとき、合い言葉を一言唱えるか、腰のスイッチで瞬時に装着される鎧でもあるの」
「……鎧? それが?」
ミクの言っていることの意味が、一瞬理解できなかった。
「まあ、あとで見せてあげる。それより、ちょっと持ってみる?」
彼女の言葉に、好奇心もあり、背中から下ろしたそれを受け取った。
それは想像以上に軽く、衣類を少しきつめに詰め込んだ程度の重さしか感じられない。
「本当だ……凄く軽い……本当にこれが鎧になるのかい?」
「うん、そう。『ミリスニウム』っていう、凄く軽くて丈夫な、貴重な金属を使っているから……実際に鎧になったら、重さはそのままで、フルプレートメールより丈夫になるのよ」
「へえ……凄いんだね……」
彼女が軽くそんな冗談を言うので、自分も軽く相づちを打ったのだが、ミクのことだから本当かもしれないと、少し考えを改めた。
ライナスはリュックを返した後、それが鎧になることは別にしても、よく似合っていると彼女を褒めた。
するとミクは、やや頬を赤らめながら、
「ライ君も、新しい装備、凄く似合っててカッコいいよ!」
と返してくれた。
確かに、
鏡を見たときは、全身ダークグレーを基調とした鎧、兜、そして両手剣の真新しい装備に、大柄な自分の体格がピタリと合っていて、見違えるほどだった。
それを自分の隣を歩くミクに褒められたことで、余計に意識してしまう。
ただ、カラエフに注意されたことを思い出して、ミクに対して余計な気を持つまいと考え、軽く礼を言っただけにとどめた。
しかし、そんな彼の様子に、ミクはやや不満げだった。
そして彼女に連れられてやってきたのが、イフカの街から二時間ほど歩いた場所にある、クリューガブランドの魔道具の試験場だった。
高く分厚い塀に囲まれ、縦、横それぞれ二百メールにも及ぶ敷地内に、藁でできた人形や、鉄の鎧をかぶせられた人形、赤土が二メール以上の高さに、土手のように盛り上げられた場所、土嚢が積み上げられた箇所などがあり、それぞれに弓矢の的のようなものが取り付けられていた。
もちろん、そこに入るには厳重な警備があったのだが、ミクはやはり顔パスだった。
彼女と一緒にいるライナスも、その主要装備全てがクリューガブランド、しかもカラエフモデルということもあったのか、ミクの簡単な紹介だけで通された。
彼女と一緒に向かったのは、試験場の中でも窪地になっている場所で、その直径は三十メールほどあった。
周囲は赤土で覆われて、簡単に固められている。
「この中だと、かなり派手に魔道具を使っても周りに迷惑かけないからね。でも、窪地の中は土や小石が飛んでくることがあるから注意して。『黒蜥蜴』は頭と口元まで保護して、その上から兜もかぶってね。それと、目元の『黒梟』の装備も絶対忘れずにね」
ミクからそう注意を受けて、ライナスはフル装備状態になった。
ミクも、『黒蜥蜴』の上位版、ブラックストレッチインナー+4、通称『黒竜』で頭部まで覆い、口元も保護。目元も『黒梟』の上位版、アドバンスド・アウル・アイ +3、通称『黒鷹』の装備を確かめる。
その上で、彼女は短く、呪文を唱えるように言葉を発した。
「ラムダ!」
――次の瞬間、彼女の体は、青と白で構成された、美しいボディースーツに全身を包まれていた。
名前:ミク (女性) 年齢:十六歳
身長:1.5メール
スタイル:支援系・中遠距離攻撃系魔導コンポーザー
ランク:ノーマル
主な所有アイテム:
メイン戦闘魔道具兼バトルアーマー:クリューガ・バトルスーツ +5 (ミク&カラエフモデル)
戦闘および支援系万能補助魔道具:ロッド・オブ・レクサシズハイブリッド +5
ブラックストレッチインナー+4(通称:黒竜)
アドバンスド・アウル・アイ +3(通称:黒鷹)
アミュレット・オブ・ザ・シルバーデーヴィー
このときの装備は丈夫な革製の戦闘服と汎用ロッドの組み合わせで、完全なダミーだ。
(ただし、その下に、魔石を埋め込んだインナーは着込んでいる)。
隣に「+3」レベルの完全武装をしている、しかも星持ちのハンターであるライナスが居たために、そのパートナーとして、特に注意を受けることもなかった。
しかし、彼女の装備がこんな簡単な物のはずがない。
アイテムショップの共同経営者であるし、何より「クリューガ」ブランドの主任技師でもあったのだ。
二人は一旦「魔法堂 白銀の翼」へミクの荷物を取りに戻った。
再度出発する際は、革製の戦闘服すら脱いでおり、単なる冒険者用の丈夫な服とズボン、それに背中に黒っぽい大きなリュックを背負っているだけだ。
ただし、その背中には短めのロッドが取り付けられている。
一見すると高そうには見えないが、ライナスは、ロッドのオーラのようなものから、ただならぬ威圧感を感じていた。
また、それとは別に、リュックの脇に黒色の二本の筒が映えているのも気になった。
単なる筒ではなく、根元から上方にかけてやや細くなっており、さらに先がもう一度太くなるような変わった形状だ。
そして、これは「クリューガ」ブランドの特徴でもあるのだが、一つ一つの造形が美しく、クールに見える。
それは単なるリュックであってもそうだ。
ミクが背負っていることで余計に美しく見えるのか……ライナスはそう考えて、隣を歩きながらミクを見つめてしまっており……ふと横を見た彼女と目が合い、少し照れて目をそらした。
「……やだ、ライ君、どうしたの?」
ミクもやや照れている。
「いや、その……そのリュック、重くないのかなって思って。持ってあげようか?」
「あ、そっちか……うん、ありがと。でも、大丈夫。これ、凄く軽いの。それに、背負っていないと意味なくて……いざというとき、合い言葉を一言唱えるか、腰のスイッチで瞬時に装着される鎧でもあるの」
「……鎧? それが?」
ミクの言っていることの意味が、一瞬理解できなかった。
「まあ、あとで見せてあげる。それより、ちょっと持ってみる?」
彼女の言葉に、好奇心もあり、背中から下ろしたそれを受け取った。
それは想像以上に軽く、衣類を少しきつめに詰め込んだ程度の重さしか感じられない。
「本当だ……凄く軽い……本当にこれが鎧になるのかい?」
「うん、そう。『ミリスニウム』っていう、凄く軽くて丈夫な、貴重な金属を使っているから……実際に鎧になったら、重さはそのままで、フルプレートメールより丈夫になるのよ」
「へえ……凄いんだね……」
彼女が軽くそんな冗談を言うので、自分も軽く相づちを打ったのだが、ミクのことだから本当かもしれないと、少し考えを改めた。
ライナスはリュックを返した後、それが鎧になることは別にしても、よく似合っていると彼女を褒めた。
するとミクは、やや頬を赤らめながら、
「ライ君も、新しい装備、凄く似合っててカッコいいよ!」
と返してくれた。
確かに、
鏡を見たときは、全身ダークグレーを基調とした鎧、兜、そして両手剣の真新しい装備に、大柄な自分の体格がピタリと合っていて、見違えるほどだった。
それを自分の隣を歩くミクに褒められたことで、余計に意識してしまう。
ただ、カラエフに注意されたことを思い出して、ミクに対して余計な気を持つまいと考え、軽く礼を言っただけにとどめた。
しかし、そんな彼の様子に、ミクはやや不満げだった。
そして彼女に連れられてやってきたのが、イフカの街から二時間ほど歩いた場所にある、クリューガブランドの魔道具の試験場だった。
高く分厚い塀に囲まれ、縦、横それぞれ二百メールにも及ぶ敷地内に、藁でできた人形や、鉄の鎧をかぶせられた人形、赤土が二メール以上の高さに、土手のように盛り上げられた場所、土嚢が積み上げられた箇所などがあり、それぞれに弓矢の的のようなものが取り付けられていた。
もちろん、そこに入るには厳重な警備があったのだが、ミクはやはり顔パスだった。
彼女と一緒にいるライナスも、その主要装備全てがクリューガブランド、しかもカラエフモデルということもあったのか、ミクの簡単な紹介だけで通された。
彼女と一緒に向かったのは、試験場の中でも窪地になっている場所で、その直径は三十メールほどあった。
周囲は赤土で覆われて、簡単に固められている。
「この中だと、かなり派手に魔道具を使っても周りに迷惑かけないからね。でも、窪地の中は土や小石が飛んでくることがあるから注意して。『黒蜥蜴』は頭と口元まで保護して、その上から兜もかぶってね。それと、目元の『黒梟』の装備も絶対忘れずにね」
ミクからそう注意を受けて、ライナスはフル装備状態になった。
ミクも、『黒蜥蜴』の上位版、ブラックストレッチインナー+4、通称『黒竜』で頭部まで覆い、口元も保護。目元も『黒梟』の上位版、アドバンスド・アウル・アイ +3、通称『黒鷹』の装備を確かめる。
その上で、彼女は短く、呪文を唱えるように言葉を発した。
「ラムダ!」
――次の瞬間、彼女の体は、青と白で構成された、美しいボディースーツに全身を包まれていた。
名前:ミク (女性) 年齢:十六歳
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メイン戦闘魔道具兼バトルアーマー:クリューガ・バトルスーツ +5 (ミク&カラエフモデル)
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