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一章 記憶と魔力の目覚め
入学試験
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ソフィアは十五歳にまでなった。今年は魔法学園の入学の歳。
ソフィアはあれからもコツコツと実力を付けてきた。
「ねぇーソフィアまだー?」
彼女の自室にエレナの声が響く。彼女もソフィアと同じで今日、学園の入学試験を受ける。
「エレナそろそろ行くよー」
ソフィアは荷物を魔法鞄に詰めながら答える。
エレナも魔法の訓練をしていたのだろう。その成果を今日の試験で見せてもらうつもりだ。
「楽しみだね」
「そうかな?私はちょっと緊張するよ」
「えー、エレナはいつも余裕って感じがするよ」
「本当に?」
「いや、エレナは余裕ってより、能天気って感じかな」
「ちょっと、どういうこと」
ソフィアは最後に魔法鞄を魔法陣の中へしまうと、玄関へと向かった。
そこには両親がいる。
そこで軽く別れの挨拶を済ませると家を出た。
***
魔法学園の試験受付所へつくと中に入り受験番号の書かれた札を渡され自分の教室へ向かうよう指示される。エレナとはここで一旦お別れだ。
「えーっと私の教室は」
ソフィアは渡された地図と睨み合いながら控え室を探す。
「あ、あった」
その教室に入ると既に何人かが席についていた。
「よろしく」
ソフィアも自分の席に着くと隣の少女に挨拶をすると彼女は少し驚いた様子で答えた。
「よ、よろしくお願いします」
そんな挨拶をかわすとまた沈黙が続くのだった。
それからしばらくすると試験官らしき人が教室に入ってくる。そして説明を始めた。
内容はこうだ。この試験では、まず魔力などの基礎能力を測る。そしてそこで優秀な成績を収めたもののみが第二試験に参加可能。
第二試験では受験者同士の戦いが行われる。そこでの実績や戦略などが考慮され、合格者が決まるようだ。
「それでは自分の番が来るまでこの控え室で待っていてください」
そう言い残すと教室から消えていった。
時間が経つにつれて出番が近づいてくると、次第に皆の緊張が高鳴る。
遂にソフィアの順番だ。
「では前から十〇人の人は私に着いてきてください」
試験官と思しき人物が教室に来ては、そう言った。
ソフィア達はその試験官に着いていく。
「ここは?」
ソフィアが疑問に思い、そう呟くと、
「部室ですよ。学園内の部活などで各生徒が集まって色々なことに励んでいるんです」
そしてその部屋を覗き込んでみると何やら魔法の研究をしている。
「着きましたよ。ここが闘技場です。学校の試験や授業などで主に使われる場所ですね」
その闘技場では既に他の受験者達の試合が始まっており、ソフィアは闘技場の半面で基礎能力の測定が始まった。
「それでは、レイナス・デズナーさん。こちらへ」
レイナスと呼ばれた少女は、その試験官の前まで行くと魔法陣の上に立つ。
「ではこの魔法陣に魔力を込めてください」
「分かりました」
レイナスはそう答え、魔力を込めると魔法陣は輝き出す。その輝きは徐々に増していき、そして遂には目が開けられない程の閃光が放たれる。
「これは……凄いですね」
試験官も驚きを隠せない様子。
「あのーどうすれば?」
そんな試験官にレイナスが聞く。
「それで十分です。これは光の強さで魔力量を測る魔法なんですよ。次はこちらです」
試験官が示したのは水晶だった。
「こちらにも魔力をお願いします」
レイナスは水晶に魔力を込める。
「これは魔法の適正を測る水晶です。レイナスさんの場合赤色と青色。つまり炎と水属性ですね」
ソフィアは属性というものを知らなかった。そもそも、ソフィアは魔王としての膨大な記憶を全てこの少女の体に留めて置くことは出来ず、全てを覚えている訳では無い。
だが、それでも属性というものはあった気はしない。
次々と試験は進む。
「えー、アネット・ヴォルペさん。こちらへ」
呼ばれたアネットと呼ばれた少女は先程ソフィアが挨拶をした少女だ。
「この魔法陣に魔力を込めてください」
「は、はいぃ。よろしくお願いします」
彼女はそう答えると、魔法陣に魔力を込める。
「なっ!」
魔法陣は今までに無いほどに光っていた。
そしてアネットの試験が終わり、遂にソフィアの番が来た。
「ではこちらへ。それでは魔力を込めてください」
その指示にソフィアが従い魔力を込めた時だ、突然魔法陣から炎が吹き出る。
「炎?こんなの見たことも聞いたことも無い。」
試験官は一人で狼狽する。
そして、炎も消え、暫くしてから教員と思わしき人物が闘技場に入ってくる。
「どうした?」
教員は試験官の元までいきそう尋ねる。
「いやあの、この人が魔力を測った時に炎が出たんです!」
教員は試験官に今までのやり取りを聞き、ソフィアもそのところまで行った。
「本当にこんな事があるのか……」
その教師らしき人物もその光景に驚愕しているようだ。それから少し落ち着くとまた口を開いた。
「炎か、魔力は全ての源だ。それゆえ、炎になっても不思議はないが……」
「あのー私、どうなるんでしょうか?」
ソフィアはそう尋ねる。
「そうだな。このままいつも通り、試験を続けてくれ」
その教員はソフィアに告げるように、他の試験官へ告げるように言った。
「わかりました。ではソフィアさん。この水晶へ触れて魔力を込めてください」
ソフィアは魔力を込める。すると水晶は七色に光る。
「こ、これは全属性!?すいません。取り乱しました。ではあちらでお待ちください」
ソフィアはその動揺っぷりに驚きつつも試験官に言った通り、控え室に戻った。
ソフィアがしばらく待っていると、戦闘の順番が回ってきた為、呼ばれる。
「ではこちらへ」
試験官はそう言うと、ソフィアは舞台へ案内される。二人は舞台へ着いた。
「では、この剣で戦ってください」
そう試験官が言い、渡したのは鉄製の剣だ。この剣で付けた傷は一定期間経つと消える様に魔法が施されている。
「わかりました」
ソフィアはそう言うと剣を構える。
相手は意味深なフードを被った男だ。
「それでは、試合開始です」
試験官がそう言い終わると、突然その男の姿が消える。ソフィアの目では捉えきれない速度で男は動き、後ろに回り込んだ男はソフィアへと、その支給された鉄の剣で斬りかかった。あと僅かという所でソフィアは体を捻って避ける。
ソフィアはそのまま勢いを使い、男に回し蹴りを叩き込む。だが男はそれを手のひらで受け止めると、その手に魔力を込めた。それが形を持ったかと思えばそれは魔法陣を構築する。その手からは暗黒が零れ落ち、空間を飲み込んでいく。
「闇吸」
それが危険なものと判断したソフィアはその吸収よりも速く鉄の剣を相手に捩じ込んだ。男は仕方なく、ソフィアの脚を離す。
「ちょっと、試験にそんな危険な魔法使うなんてどういうつもり?」
ソフィアがそう問うも、相手は返答せずただ試験の方へ目配せするだけだった。試験官が何も言っていないのだから良いだろう、ということだ。
「わかった。あんたがそんなことするなら私だってできることがあるんだから」
ソフィアは地面に三つの魔法陣を展開した。
「強化」
その三つの魔法陣が陣をなし、一つの魔法陣としての役割を果たす。それは魔法結合だ。同じ魔法でも魔法陣で魔法陣を作れば、効果は倍以上になる。
「ほぉ」
男は初めて言葉を漏らした。
「なに?今更降参したって遅いんだから」
魔法陣の効果によりソフィアの身体能力は五倍程にまで跳ね上がる。魔法により限界まで高められた身体で、ソフィアは目にも留まらぬ速度で駆けた。
舞台を縦横無尽に駆け回る。相手を惑わすように。
その隙をついてソフィアは斬りかかる。
「まだまだだな」
光速に限り無く近付いたその一撃は何の苦労もなく止められてしまう。
男は掴んだ剣を己の方へ引き寄せ、剣とともに近付いて来たソフィアへ頭突きを喰らわせる。
その頭は石ほど硬くソフィアの額は赤く腫れた。
「痛ったいわね。あんたどんな体してんのよ!」
ソフィアはそう言いながらもう一度強化を発動し、走り出した。それはソフィアの体を軸に全方向にそれぞれ五つずつ。合計三十の魔法陣が一つの立体魔法陣となる。
その魔法がソフィアを体の限界を超えて動かした。
ミチミチと肉が悲鳴を上げながらソフィアは駆け、一瞬の内に男に膝蹴りを叩き込んだ。
強化の魔法は速度を上げるだけの魔法ではない。それは単純な攻撃力も上げる。その力に加えて光速を超えたその速度も威力に加わる。
そのソフィアの蹴りはあらゆるものも破壊せしめるだろう。
男はそこ蹴りに、「うぐっ」と、血を吐き、呻きながら後ずさった。
「初めて、そんな顔見せたわね」
ソフィアはもう一度魔法を使い畳み掛ける。瞬時に詰め寄り、足を上に上げる。首元に放たれた蹴りを男は対処出来ず、吹き飛ばされる。ソフィアは吹き飛んだ男より速く駆け、反対から蹴り返した。
「刻印魔法」
ソフィアが気が付くと、先程までの男は既に存在せず、ソフィアから少し離れたところに男は居た。
「さっきまでお前が戦っていたのは幻だ。相手をよく見ろ。センスはあるが経験が足りない。刻印魔法血印」
ソフィアに付いていた男が吐いた血が魔力で光り出す。それは血を媒介に相手を呪う魔法。
「想起」
その魔法が発動するとソフィアは耐えられない頭痛に見舞われた。それは体を蝕み、痛め付ける。あまりの痛みにソフィアは気を失ってしまった。
ソフィアはあれからもコツコツと実力を付けてきた。
「ねぇーソフィアまだー?」
彼女の自室にエレナの声が響く。彼女もソフィアと同じで今日、学園の入学試験を受ける。
「エレナそろそろ行くよー」
ソフィアは荷物を魔法鞄に詰めながら答える。
エレナも魔法の訓練をしていたのだろう。その成果を今日の試験で見せてもらうつもりだ。
「楽しみだね」
「そうかな?私はちょっと緊張するよ」
「えー、エレナはいつも余裕って感じがするよ」
「本当に?」
「いや、エレナは余裕ってより、能天気って感じかな」
「ちょっと、どういうこと」
ソフィアは最後に魔法鞄を魔法陣の中へしまうと、玄関へと向かった。
そこには両親がいる。
そこで軽く別れの挨拶を済ませると家を出た。
***
魔法学園の試験受付所へつくと中に入り受験番号の書かれた札を渡され自分の教室へ向かうよう指示される。エレナとはここで一旦お別れだ。
「えーっと私の教室は」
ソフィアは渡された地図と睨み合いながら控え室を探す。
「あ、あった」
その教室に入ると既に何人かが席についていた。
「よろしく」
ソフィアも自分の席に着くと隣の少女に挨拶をすると彼女は少し驚いた様子で答えた。
「よ、よろしくお願いします」
そんな挨拶をかわすとまた沈黙が続くのだった。
それからしばらくすると試験官らしき人が教室に入ってくる。そして説明を始めた。
内容はこうだ。この試験では、まず魔力などの基礎能力を測る。そしてそこで優秀な成績を収めたもののみが第二試験に参加可能。
第二試験では受験者同士の戦いが行われる。そこでの実績や戦略などが考慮され、合格者が決まるようだ。
「それでは自分の番が来るまでこの控え室で待っていてください」
そう言い残すと教室から消えていった。
時間が経つにつれて出番が近づいてくると、次第に皆の緊張が高鳴る。
遂にソフィアの順番だ。
「では前から十〇人の人は私に着いてきてください」
試験官と思しき人物が教室に来ては、そう言った。
ソフィア達はその試験官に着いていく。
「ここは?」
ソフィアが疑問に思い、そう呟くと、
「部室ですよ。学園内の部活などで各生徒が集まって色々なことに励んでいるんです」
そしてその部屋を覗き込んでみると何やら魔法の研究をしている。
「着きましたよ。ここが闘技場です。学校の試験や授業などで主に使われる場所ですね」
その闘技場では既に他の受験者達の試合が始まっており、ソフィアは闘技場の半面で基礎能力の測定が始まった。
「それでは、レイナス・デズナーさん。こちらへ」
レイナスと呼ばれた少女は、その試験官の前まで行くと魔法陣の上に立つ。
「ではこの魔法陣に魔力を込めてください」
「分かりました」
レイナスはそう答え、魔力を込めると魔法陣は輝き出す。その輝きは徐々に増していき、そして遂には目が開けられない程の閃光が放たれる。
「これは……凄いですね」
試験官も驚きを隠せない様子。
「あのーどうすれば?」
そんな試験官にレイナスが聞く。
「それで十分です。これは光の強さで魔力量を測る魔法なんですよ。次はこちらです」
試験官が示したのは水晶だった。
「こちらにも魔力をお願いします」
レイナスは水晶に魔力を込める。
「これは魔法の適正を測る水晶です。レイナスさんの場合赤色と青色。つまり炎と水属性ですね」
ソフィアは属性というものを知らなかった。そもそも、ソフィアは魔王としての膨大な記憶を全てこの少女の体に留めて置くことは出来ず、全てを覚えている訳では無い。
だが、それでも属性というものはあった気はしない。
次々と試験は進む。
「えー、アネット・ヴォルペさん。こちらへ」
呼ばれたアネットと呼ばれた少女は先程ソフィアが挨拶をした少女だ。
「この魔法陣に魔力を込めてください」
「は、はいぃ。よろしくお願いします」
彼女はそう答えると、魔法陣に魔力を込める。
「なっ!」
魔法陣は今までに無いほどに光っていた。
そしてアネットの試験が終わり、遂にソフィアの番が来た。
「ではこちらへ。それでは魔力を込めてください」
その指示にソフィアが従い魔力を込めた時だ、突然魔法陣から炎が吹き出る。
「炎?こんなの見たことも聞いたことも無い。」
試験官は一人で狼狽する。
そして、炎も消え、暫くしてから教員と思わしき人物が闘技場に入ってくる。
「どうした?」
教員は試験官の元までいきそう尋ねる。
「いやあの、この人が魔力を測った時に炎が出たんです!」
教員は試験官に今までのやり取りを聞き、ソフィアもそのところまで行った。
「本当にこんな事があるのか……」
その教師らしき人物もその光景に驚愕しているようだ。それから少し落ち着くとまた口を開いた。
「炎か、魔力は全ての源だ。それゆえ、炎になっても不思議はないが……」
「あのー私、どうなるんでしょうか?」
ソフィアはそう尋ねる。
「そうだな。このままいつも通り、試験を続けてくれ」
その教員はソフィアに告げるように、他の試験官へ告げるように言った。
「わかりました。ではソフィアさん。この水晶へ触れて魔力を込めてください」
ソフィアは魔力を込める。すると水晶は七色に光る。
「こ、これは全属性!?すいません。取り乱しました。ではあちらでお待ちください」
ソフィアはその動揺っぷりに驚きつつも試験官に言った通り、控え室に戻った。
ソフィアがしばらく待っていると、戦闘の順番が回ってきた為、呼ばれる。
「ではこちらへ」
試験官はそう言うと、ソフィアは舞台へ案内される。二人は舞台へ着いた。
「では、この剣で戦ってください」
そう試験官が言い、渡したのは鉄製の剣だ。この剣で付けた傷は一定期間経つと消える様に魔法が施されている。
「わかりました」
ソフィアはそう言うと剣を構える。
相手は意味深なフードを被った男だ。
「それでは、試合開始です」
試験官がそう言い終わると、突然その男の姿が消える。ソフィアの目では捉えきれない速度で男は動き、後ろに回り込んだ男はソフィアへと、その支給された鉄の剣で斬りかかった。あと僅かという所でソフィアは体を捻って避ける。
ソフィアはそのまま勢いを使い、男に回し蹴りを叩き込む。だが男はそれを手のひらで受け止めると、その手に魔力を込めた。それが形を持ったかと思えばそれは魔法陣を構築する。その手からは暗黒が零れ落ち、空間を飲み込んでいく。
「闇吸」
それが危険なものと判断したソフィアはその吸収よりも速く鉄の剣を相手に捩じ込んだ。男は仕方なく、ソフィアの脚を離す。
「ちょっと、試験にそんな危険な魔法使うなんてどういうつもり?」
ソフィアがそう問うも、相手は返答せずただ試験の方へ目配せするだけだった。試験官が何も言っていないのだから良いだろう、ということだ。
「わかった。あんたがそんなことするなら私だってできることがあるんだから」
ソフィアは地面に三つの魔法陣を展開した。
「強化」
その三つの魔法陣が陣をなし、一つの魔法陣としての役割を果たす。それは魔法結合だ。同じ魔法でも魔法陣で魔法陣を作れば、効果は倍以上になる。
「ほぉ」
男は初めて言葉を漏らした。
「なに?今更降参したって遅いんだから」
魔法陣の効果によりソフィアの身体能力は五倍程にまで跳ね上がる。魔法により限界まで高められた身体で、ソフィアは目にも留まらぬ速度で駆けた。
舞台を縦横無尽に駆け回る。相手を惑わすように。
その隙をついてソフィアは斬りかかる。
「まだまだだな」
光速に限り無く近付いたその一撃は何の苦労もなく止められてしまう。
男は掴んだ剣を己の方へ引き寄せ、剣とともに近付いて来たソフィアへ頭突きを喰らわせる。
その頭は石ほど硬くソフィアの額は赤く腫れた。
「痛ったいわね。あんたどんな体してんのよ!」
ソフィアはそう言いながらもう一度強化を発動し、走り出した。それはソフィアの体を軸に全方向にそれぞれ五つずつ。合計三十の魔法陣が一つの立体魔法陣となる。
その魔法がソフィアを体の限界を超えて動かした。
ミチミチと肉が悲鳴を上げながらソフィアは駆け、一瞬の内に男に膝蹴りを叩き込んだ。
強化の魔法は速度を上げるだけの魔法ではない。それは単純な攻撃力も上げる。その力に加えて光速を超えたその速度も威力に加わる。
そのソフィアの蹴りはあらゆるものも破壊せしめるだろう。
男はそこ蹴りに、「うぐっ」と、血を吐き、呻きながら後ずさった。
「初めて、そんな顔見せたわね」
ソフィアはもう一度魔法を使い畳み掛ける。瞬時に詰め寄り、足を上に上げる。首元に放たれた蹴りを男は対処出来ず、吹き飛ばされる。ソフィアは吹き飛んだ男より速く駆け、反対から蹴り返した。
「刻印魔法」
ソフィアが気が付くと、先程までの男は既に存在せず、ソフィアから少し離れたところに男は居た。
「さっきまでお前が戦っていたのは幻だ。相手をよく見ろ。センスはあるが経験が足りない。刻印魔法血印」
ソフィアに付いていた男が吐いた血が魔力で光り出す。それは血を媒介に相手を呪う魔法。
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