13 / 347
小助くんのどうくつたんけん
コウモリたちとのたたかい
しおりを挟む
どうくつへ入った小助たちですが、少し歩くとすぐにくらやみの中です。小助がどんなにまわりを見ても、どうぶつたちはぜんぜん見えません。
「ねえねえ! 見えないよ」
「こんなにくらいと前にすすめないよ」
「母ちゃん! うええええええええ~んっ!」
どうぶつたちは、くらいどうくつで立ち止まったままでこまっています。そんな時、今までなにも見えなかったどうくつの中がほのかに明るくなりました。
「あれっ? さっきまでくらくて見えなかったのに」
明るくなったどうくつに、どうぶつたちはとまどっています。小助もどうぶつたちも、まだ火をつかうことができません。
すると、だれかの声がどうくつのおくから聞こえてきました。その声のぬしがだれなのかは、どうぶつたちも分かりません。
小助は、どうぶつたちよりも先にどうくつのおくへ足をすすめることにしました。
「小助! この先にはなにかいるかもしれないぞ」
サルは、こわいもの知らずの小助を止めようとします。しかし、その声が小助の耳に入ることはありません。
しんぱいになったどうぶつたちは、どうくつの中をすすむ小助の後をついていきます。すると、おくのほうから大きい羽を広げたなぞの生きものがおそってきました。
「う、うええええ~んっ!」「うわあっ!」
どうぶつたちがおびえる中、見なれない黒い生きものはぶきみなわらい声を上げています。
「ふひひひひ! おれたちコウモリのすみかに入るとはいいどきょうだぜ」
「なわばりに入ったからには、このきばでかみついてやるからな」
どうぶつたちは、赤い目でするどくにらみつけるコウモリたちからにげようとどうくつの出入り口へもどろうとします。しかし、小助はその場で立ったままでコウモリのうごきをずっと見ています。
そんな小助に、サルは大きな声でさけんでいます。
「小助! 早くにげろ!」
なんどもさけび声を上げるサルですが、小助はあいかわらずコウモリにかこまれたどうくつのおくにいます。そんな小助を、コウモリたちは見のがすはずがありません。
「ここにいるチビめ、おれたちのことにまだ気づいていないようだぜ」
「ここで一気におそいかかるとするかな、ふひひひひ!」
コウモリたちが羽の音をならしながら、小助に向かってとびかかってきたその時のことです。
「プウッ! プププウウウウウウウウウウウウウウ~ッ!」
「うっ! こんなどうくつでおならを……」
「く、くさい……」
「こんなところにいたら……。に、にげるぞ……」
小助はどうくつの中でじゃがみながら、げんきいっぱいのでっかいおならが出てしまいました。あまりのくさいおならに、コウモリたちはすぐさまどうくつのおくへにげていきました。
「お~い! こんなところにいたら……。あれあれっ?」
「あっ、もしかして……」
どうぶつたちは、小助がしんぱいになってどうくつのおくへきました。すると、小助のまわりからなにやらにおいらしきものがただよってきました。
小助は、おしりを手でかくすようなしぐさでえがおを見せています。
「え、えへへ……。うん出た!」
小助のことばを聞いてどうぶつたちが下のほうを見ると、そこには出たばかりの大きなうんこがあります。
「そうか! ついに自分でうんこが出たと言えるようになったか」
「うん出た! うん出た!」
「そういえば、さっきのでっかいおならも小助だったな。あれだけのおならだと、さすがのコウモリたちもにげてしまったな」
サルは、小助のかつやくぶりに思わずうなずいています。小助がいなかったら、ここであきらめてしまったかもしれません。
「ねえねえ! 早く行こう! 早く行こう!」
「しょうがないなあ。それなら、小助が行けるところまで行くとするか」
小助の声にみちびかれるように、どうぶつたちもふたたびどうくつのおくへ向かってすすみます。
「ねえねえ! 見えないよ」
「こんなにくらいと前にすすめないよ」
「母ちゃん! うええええええええ~んっ!」
どうぶつたちは、くらいどうくつで立ち止まったままでこまっています。そんな時、今までなにも見えなかったどうくつの中がほのかに明るくなりました。
「あれっ? さっきまでくらくて見えなかったのに」
明るくなったどうくつに、どうぶつたちはとまどっています。小助もどうぶつたちも、まだ火をつかうことができません。
すると、だれかの声がどうくつのおくから聞こえてきました。その声のぬしがだれなのかは、どうぶつたちも分かりません。
小助は、どうぶつたちよりも先にどうくつのおくへ足をすすめることにしました。
「小助! この先にはなにかいるかもしれないぞ」
サルは、こわいもの知らずの小助を止めようとします。しかし、その声が小助の耳に入ることはありません。
しんぱいになったどうぶつたちは、どうくつの中をすすむ小助の後をついていきます。すると、おくのほうから大きい羽を広げたなぞの生きものがおそってきました。
「う、うええええ~んっ!」「うわあっ!」
どうぶつたちがおびえる中、見なれない黒い生きものはぶきみなわらい声を上げています。
「ふひひひひ! おれたちコウモリのすみかに入るとはいいどきょうだぜ」
「なわばりに入ったからには、このきばでかみついてやるからな」
どうぶつたちは、赤い目でするどくにらみつけるコウモリたちからにげようとどうくつの出入り口へもどろうとします。しかし、小助はその場で立ったままでコウモリのうごきをずっと見ています。
そんな小助に、サルは大きな声でさけんでいます。
「小助! 早くにげろ!」
なんどもさけび声を上げるサルですが、小助はあいかわらずコウモリにかこまれたどうくつのおくにいます。そんな小助を、コウモリたちは見のがすはずがありません。
「ここにいるチビめ、おれたちのことにまだ気づいていないようだぜ」
「ここで一気におそいかかるとするかな、ふひひひひ!」
コウモリたちが羽の音をならしながら、小助に向かってとびかかってきたその時のことです。
「プウッ! プププウウウウウウウウウウウウウウ~ッ!」
「うっ! こんなどうくつでおならを……」
「く、くさい……」
「こんなところにいたら……。に、にげるぞ……」
小助はどうくつの中でじゃがみながら、げんきいっぱいのでっかいおならが出てしまいました。あまりのくさいおならに、コウモリたちはすぐさまどうくつのおくへにげていきました。
「お~い! こんなところにいたら……。あれあれっ?」
「あっ、もしかして……」
どうぶつたちは、小助がしんぱいになってどうくつのおくへきました。すると、小助のまわりからなにやらにおいらしきものがただよってきました。
小助は、おしりを手でかくすようなしぐさでえがおを見せています。
「え、えへへ……。うん出た!」
小助のことばを聞いてどうぶつたちが下のほうを見ると、そこには出たばかりの大きなうんこがあります。
「そうか! ついに自分でうんこが出たと言えるようになったか」
「うん出た! うん出た!」
「そういえば、さっきのでっかいおならも小助だったな。あれだけのおならだと、さすがのコウモリたちもにげてしまったな」
サルは、小助のかつやくぶりに思わずうなずいています。小助がいなかったら、ここであきらめてしまったかもしれません。
「ねえねえ! 早く行こう! 早く行こう!」
「しょうがないなあ。それなら、小助が行けるところまで行くとするか」
小助の声にみちびかれるように、どうぶつたちもふたたびどうくつのおくへ向かってすすみます。
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
はじめて言葉を話した青年
藤本夏実
絵本
言葉はどうやってうまれたかを考えたことはありますか?言葉の起源を考え、人との交わり方を気にしながら、書きました。はじめて言葉を話しだしたら、こんな感じかなと思います。
まほうのマカロン
もちっぱち
絵本
ちいさなおんなのこは
貧しい家庭で暮らしていました。
ある日、おんなのこは森に迷い込み、
優しいおばあちゃんに出会います。
おばあちゃんは特別なポットから
美味しいものが出てくる呪文を教え、
おんなのこはわくわくしながら帰宅します。
おうちに戻り、ポットの呪文を唱えると、
驚くべき出来事が待っていました
宇宙人は恋をする!
山碕田鶴
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞/奨励賞を受賞しました。ありがとうございました。】
私が呼んでいると勘違いして現れて、部屋でアイスを食べている宇宙人・銀太郎(仮名)。
全身銀色でツルツルなのがキモチワルイ。どうせなら、大大大好きなアイドルの滝川蓮君そっくりだったら良かったのに。……え? 変身できるの?
中学一年生・川上葵とナゾの宇宙人との、家族ぐるみのおつきあい。これは、国家機密です⁉
(表紙絵:山碕田鶴/人物色塗りして下さった「ごんざぶろ」様に感謝)
冒険者ではない、世界一のトレジャーハンターになる!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」宝船竜也は先祖代々宝探しに人生を賭けるトレジャーハンターの家に生まれた。竜也の夢は両親や祖父母のような世界1番のトレジャーハンターになる事だ。だが41年前、曾祖父が現役の時代に、世界に突然ダンジョンが現れた。ダンジョンの中でだけレベルアップしたり魔術が使えたりする上に、現れるモンスターを倒すと金銀財宝貴金属を落とす分かって、世は大ダンジョン時代となった。その時代に流行っていたアニメやラノベの影響で、ダンジョンで一攫千金を狙う人たちは冒険者と呼ばれるようになった。だが、宝船家の人たちは頑なに自分たちはトレジャーハンターだと名乗っていた。
瑠璃の姫君と鉄黒の騎士
石河 翠
児童書・童話
可愛いフェリシアはひとりぼっち。部屋の中に閉じ込められ、放置されています。彼女の楽しみは、窓の隙間から空を眺めながら歌うことだけ。
そんなある日フェリシアは、貧しい身なりの男の子にさらわれてしまいました。彼は本来自分が受け取るべきだった幸せを、フェリシアが台無しにしたのだと責め立てます。
突然のことに困惑しつつも、男の子のためにできることはないかと悩んだあげく、彼女は一本の羽を渡すことに決めました。
大好きな友達に似た男の子に笑ってほしい、ただその一心で。けれどそれは、彼女の命を削る行為で……。
記憶を失くしたヒロインと、幸せになりたいヒーローの物語。ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:249286)をお借りしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる