小助くんの小さなぼうけん

ケンタシノリ

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小助くんの雪あそび

こおりのうえですべって大よろこび

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 あいかわらず雪がふりつづく中、小助は今日も家から元気よくとび出しました。小助は雪の上をかけ出しながら、森のほうとはちがうところへ向かっています。

 目の先に見えてきたのは、こおりにおおわれた大きな池です。ここは、カエルたちと歌ったり、水あそびをしたりと小助にとっておなじみのばしょです。

「わあ~っ! かあちゃ、見て見て!」
「小助くん、どうしたの?」

 小助は、後ろからやってきたお母さんにこおった池を見せようとよんでいます。お母さんは、雪道をすべらないようにゆっくりとすすんでいます。

「そんなにいそいで入ったら……」

 お母さんのしんぱいをよそに、小助はこおった池の中へ足を入れました。小助は、左足を入れたとたんにこおりの上ですべらせてしりもちをついてしまいました。

 そんな中にあっても、小助はしりもちをついたままでこおりの上をすべっています。

「わ~い! キャッキャッ、キャッキャッ」

 小助は、こおりの上をすべるのがとても楽しそうです。池のほとりでは、お母さんが小助のようすをじっと見まもっています。

「小助くん、そんなかっこうで大じょうぶ?」
「かあちゃ、たのちい(楽しい)! たのちい!」

 お母さんは、小助のかわいいえがおを見るのが大すきです。そんな小助は、大きな目でお母さんの顔を見ながらいつものおねだりをしています。

「かあちゃ! おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、しょうがないわね」

 小助は、お母さんにだきかかえられるとおっかいをすぐにのみはじめました。かわいい小助のすがたに、お母さんはやさしい顔つきで見つめています。

「おっぱいをいっぱいのんで、元気な子どもにすくすくとそだってくれればいいな」

 こうして、小助はおかあさんのおっぱいをのみおえるとこおった池の上に足を入れました。うまくすべれずにしりもちをつくと、そのままのかっこうで池の上をうれしそうにすべっています。

「キャッキャッ、キャッキャッ」
「あらあら、小助くんったらおしりをついたままですべっているね」

 大よろこびですべりつづける小助ですが、どういうわけかお母さんが見えるところまですすもうとしたとちゅうで止まってしまいました。

 その場で止まった小助が、はらがけの下をりょう手でおさえたその時のことです。

「ジョパジョパジョパ、ジョパジョパジョジョジョジョジョジョ~ッ」

 小助がしりもちをついたまわりには、白いゆげにつつまれながらおしっこが広がっています。元気なおしっこがこんなに出るのも、小助がお母さんのおっぱいをたくさんのんだおかげです。

「あらあら、おしっこいっぱいもらしちゃったね」
「てへへ、おちっこ(おちっこ)出た」

 池のへりから見ると、小助がおもらしをしちゃったおしっこがお絵かきのようにこおりついています。

「かあちゃ! かあちゃ!」
「ふふふ、こおりの上にみごとにえがいたのね。家へ帰ったら、おしりをきれいにふかないといけないね」

 小助はお母さんにだかれても、元気なえがおを見せるのはあいかわらずのことです。おしっこやうんこがまだ自分でできなくても、小助は今日もお母さんのやさしさにつつまれています。
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