259 / 290
山おくの秋は楽しいきせつ
森の中は雨がふっても楽しいよ
しおりを挟む
夏から秋へ向かう中、森の中では今日も小助たちが元気いっぱいにあそんでいます。小助は、子グマやちびっこオオカミといっしょにじゃれあいながら楽しんでいます。
「ふふふ、元気よくあそんでいるわね」
「このまますくすくとそだつといいね」
クマとオオカミのお母さんは、子どもたちがかけ回るようすを見ながらほほえんでいます。その間も、小助たちのわらい声でにぎやかとなっています。
しかし、さっきまで雲が少なかった青い空はしだいにうすぐらい雲におおわれるようになりました。
「あら、雨がふり出してきたわ」
お母さんグマは、空からぽつぽつと雨がおちてきたことに気がつきました。このままでは、子どもたちが雨でぬれてしまいます。
「みんな、早くどうくつのほうへもどっておいで」
近くにあるどうくつは、クマの親子がいつもすみかとしてつかっています。そこには、オオカミの親子も雨やどりをするためにクマたちといっしょにいます。
外のほうを見ると、雨がしだいにはげしくなってきました。森の中を通る道も、大きな水たまりがいくつもできています。
そんな時、外のほうでは小助が雨の中を元気よくかけ足で走っています。どんなに雨がふっても、小助はまったく気にしていません。
「わ~い! どろんこ! どろんこ!」
小助は、水たまりに入ったり、どろんこになったりしながらあそんでいます。どろんこになっても、雨であらいながしてくれるのでへっちゃらです。
雨がふりつづく中、小助はふたたびどろんこあそびをしながら楽しそうなえがおを見せています。そんな小助の耳に入ってきたのは、聞きおぼえのある生きものの鳴き声です。
「わ~っ! カエルちゃん! カエルちゃん!」
小助が草むらのほうへ行くと、そこにはカエルたちがいろんなところに止まって鳴き声を上げています。どうくつで見ていた子グマとちびっこオオカミも、雨がふっている外へ出て小助のいるところへ向かいました。
「あれがカエルなの?」
「うん! カエルちゃん! カエルちゃん!」
小助は、カエルのことをほかのどうぶつたちに教えています。子グマとちびっこオオカミは、草むらにいるカエルたちのようすをじっと見ています。
空からは、あいかわらず強い雨がふりつづいています。小助は、草むらにあつまるカエルたちになり切って元気いっぱいの鳴き声を上げています。
「ケロケロケロッ、ケロッケロッケロッ」
すると、カエルたちも小助に合わせるようにケロケロと鳴き声を出しながら歌っています。その歌声は、森の中にやさしくひびきわたっています。
そして、子グマとちびっこオオカミも小助に合わせるようにカエルといっしょに鳴いています。小助は、みんなでカエルの鳴き声で歌ってくれるのでとてもうれしそうです。
「ケロケロッ、ケロケロッ、ケロケロケロッ」
森の中へたくさんふりつづいた雨も、しだいにやむようになりました。どうぶつのお母さんたちは、子どもたちのようすを見るためにどうくつから出てきました。
そこでは、小助をはじめとする子どもたちが水たまりにはいったり、どろんこだらけになったりしながら楽しんでいます。
「ふふふ、ぼうやたちはどろんこになってあそんでいるみたいだね」
「あそびおわったら、川できれいにしないといけないわ」
クマとオオカミのお母さんに見まもられながら、小助たちは雨上がりの森の中でいっしょにあそびつづけています。
「ふふふ、元気よくあそんでいるわね」
「このまますくすくとそだつといいね」
クマとオオカミのお母さんは、子どもたちがかけ回るようすを見ながらほほえんでいます。その間も、小助たちのわらい声でにぎやかとなっています。
しかし、さっきまで雲が少なかった青い空はしだいにうすぐらい雲におおわれるようになりました。
「あら、雨がふり出してきたわ」
お母さんグマは、空からぽつぽつと雨がおちてきたことに気がつきました。このままでは、子どもたちが雨でぬれてしまいます。
「みんな、早くどうくつのほうへもどっておいで」
近くにあるどうくつは、クマの親子がいつもすみかとしてつかっています。そこには、オオカミの親子も雨やどりをするためにクマたちといっしょにいます。
外のほうを見ると、雨がしだいにはげしくなってきました。森の中を通る道も、大きな水たまりがいくつもできています。
そんな時、外のほうでは小助が雨の中を元気よくかけ足で走っています。どんなに雨がふっても、小助はまったく気にしていません。
「わ~い! どろんこ! どろんこ!」
小助は、水たまりに入ったり、どろんこになったりしながらあそんでいます。どろんこになっても、雨であらいながしてくれるのでへっちゃらです。
雨がふりつづく中、小助はふたたびどろんこあそびをしながら楽しそうなえがおを見せています。そんな小助の耳に入ってきたのは、聞きおぼえのある生きものの鳴き声です。
「わ~っ! カエルちゃん! カエルちゃん!」
小助が草むらのほうへ行くと、そこにはカエルたちがいろんなところに止まって鳴き声を上げています。どうくつで見ていた子グマとちびっこオオカミも、雨がふっている外へ出て小助のいるところへ向かいました。
「あれがカエルなの?」
「うん! カエルちゃん! カエルちゃん!」
小助は、カエルのことをほかのどうぶつたちに教えています。子グマとちびっこオオカミは、草むらにいるカエルたちのようすをじっと見ています。
空からは、あいかわらず強い雨がふりつづいています。小助は、草むらにあつまるカエルたちになり切って元気いっぱいの鳴き声を上げています。
「ケロケロケロッ、ケロッケロッケロッ」
すると、カエルたちも小助に合わせるようにケロケロと鳴き声を出しながら歌っています。その歌声は、森の中にやさしくひびきわたっています。
そして、子グマとちびっこオオカミも小助に合わせるようにカエルといっしょに鳴いています。小助は、みんなでカエルの鳴き声で歌ってくれるのでとてもうれしそうです。
「ケロケロッ、ケロケロッ、ケロケロケロッ」
森の中へたくさんふりつづいた雨も、しだいにやむようになりました。どうぶつのお母さんたちは、子どもたちのようすを見るためにどうくつから出てきました。
そこでは、小助をはじめとする子どもたちが水たまりにはいったり、どろんこだらけになったりしながら楽しんでいます。
「ふふふ、ぼうやたちはどろんこになってあそんでいるみたいだね」
「あそびおわったら、川できれいにしないといけないわ」
クマとオオカミのお母さんに見まもられながら、小助たちは雨上がりの森の中でいっしょにあそびつづけています。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる