284 / 291
春のきせつはみんなといっしょ
小助くんとイモばたけへやってきたイノシシたち
しおりを挟む
小助は竹かごをかつぎながら、ワン太といっしょにはたけのほうへやってきました。後ろのほうでは、お母さんが小助に向かって声をかけています。
「小助くん、かごの中にあるたねイモをはたけにうえてね」
お母さんがはたけへ入ると、小助といっしょにたねイモを1つずつうえはじめました。たねイモは、前の年にほり出したイモの中でも小さいのが竹かごに多く入っています。
「たねイモ! たねイモ!」
小助は、はたけの土をほってから自分の手にもっているたねイモをつぎつぎとうえています。ワン太も、小助がたねイモをうえているようすをじっと見ています。
この後も、小助とお母さんはたねイモをかごから出しながらはたけの中へうえています。小助は、イモをうえたはたけを見ながら秋のみのりを楽しみにしています。
「でっかいイモ! でっかいイモ!」
「ふふふ、早く秋になって大きなイモをほり出せるといいね」
小助は、お母さんといっしょにたねイモをうえたはたけのほうを見わたしています。そして、お母さんのそばでいつものおねだりをしようとしています。
「小助くん、どうしたの?」
「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、しょうがないわね。こっちへおいで」
お母さんは、小助の体をやさしくだき上げながらおっぱいをあたえようとしています。小助は、お母さんのえがおを見ながらおっぱいをのみつづけています。
そんな時、ワン太はイモばたけの近くにイノシシたちのすがたがいることに気づきました。まん中の道をすすむイノシシのむれは、イモをうえたばかりのはたけのほうをキョロキョロと見回しています。
はたけの中では、小助がおっぱいをのみおえるとかわいいえがおをお母さんに見せています。小助はワン太のそばへよると、イノシシが3びきそろってイモばたけに入ろうとしています。
「わあ~い! イノシシだ! イノシシだ!」
小助は、いっしょにあそぼうとイノシシたちのほうへやってきました。イノシシたちはイモばたけからあわててにげようとしますが、かけ足でやってきた小助においつかれてしまいました。
「ねえねえ! おちゅもうちよう(おすもうしよう)! おちゅもうちよう!」
「分かった! 分かったからちょっとまってくれ!」
イノシシたちは、小助のおすもうごっこにつき合うことになりました。何とかしておすもうでかちたいといどみましたが、小助のあまりにも強い力の前に3びきともまけてしまいました。
おすもうごっこがおわっても、小助はイノシシたちからはなれようとはしません。小助は、イノシシたちとじゃれ合うようにあそびつづけています。
「わ~っ! や、やめてくれ!」
こんどは、小助がじめんにあお向けであんよを上げています。このままイノシシをりょう足で上げていたその時のことです。
「ジョパジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わわわっ! 顔のほうにおしっこが……」
小助は、イノシシの顔に向かっておしっこをいきおいよくめいちゅうさせています。イノシシたちは、小助からのおしっここうげきを食らうとイモばたけからいそぎ足でにげ出しました。
「またあちょぼう(またあそぼう)! またあちょぼう!」
お母さんは、イノシシに向かってえがおで手をふっている小助のようすをやさしい目で見つめています。小助がいつも元気いっぱいなのは、お母さんのおっぱいをたくさんのんでいるおかげです。
「小助くん、かごの中にあるたねイモをはたけにうえてね」
お母さんがはたけへ入ると、小助といっしょにたねイモを1つずつうえはじめました。たねイモは、前の年にほり出したイモの中でも小さいのが竹かごに多く入っています。
「たねイモ! たねイモ!」
小助は、はたけの土をほってから自分の手にもっているたねイモをつぎつぎとうえています。ワン太も、小助がたねイモをうえているようすをじっと見ています。
この後も、小助とお母さんはたねイモをかごから出しながらはたけの中へうえています。小助は、イモをうえたはたけを見ながら秋のみのりを楽しみにしています。
「でっかいイモ! でっかいイモ!」
「ふふふ、早く秋になって大きなイモをほり出せるといいね」
小助は、お母さんといっしょにたねイモをうえたはたけのほうを見わたしています。そして、お母さんのそばでいつものおねだりをしようとしています。
「小助くん、どうしたの?」
「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、しょうがないわね。こっちへおいで」
お母さんは、小助の体をやさしくだき上げながらおっぱいをあたえようとしています。小助は、お母さんのえがおを見ながらおっぱいをのみつづけています。
そんな時、ワン太はイモばたけの近くにイノシシたちのすがたがいることに気づきました。まん中の道をすすむイノシシのむれは、イモをうえたばかりのはたけのほうをキョロキョロと見回しています。
はたけの中では、小助がおっぱいをのみおえるとかわいいえがおをお母さんに見せています。小助はワン太のそばへよると、イノシシが3びきそろってイモばたけに入ろうとしています。
「わあ~い! イノシシだ! イノシシだ!」
小助は、いっしょにあそぼうとイノシシたちのほうへやってきました。イノシシたちはイモばたけからあわててにげようとしますが、かけ足でやってきた小助においつかれてしまいました。
「ねえねえ! おちゅもうちよう(おすもうしよう)! おちゅもうちよう!」
「分かった! 分かったからちょっとまってくれ!」
イノシシたちは、小助のおすもうごっこにつき合うことになりました。何とかしておすもうでかちたいといどみましたが、小助のあまりにも強い力の前に3びきともまけてしまいました。
おすもうごっこがおわっても、小助はイノシシたちからはなれようとはしません。小助は、イノシシたちとじゃれ合うようにあそびつづけています。
「わ~っ! や、やめてくれ!」
こんどは、小助がじめんにあお向けであんよを上げています。このままイノシシをりょう足で上げていたその時のことです。
「ジョパジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わわわっ! 顔のほうにおしっこが……」
小助は、イノシシの顔に向かっておしっこをいきおいよくめいちゅうさせています。イノシシたちは、小助からのおしっここうげきを食らうとイモばたけからいそぎ足でにげ出しました。
「またあちょぼう(またあそぼう)! またあちょぼう!」
お母さんは、イノシシに向かってえがおで手をふっている小助のようすをやさしい目で見つめています。小助がいつも元気いっぱいなのは、お母さんのおっぱいをたくさんのんでいるおかげです。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる