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Scarlet fruit
1.
子供の頃、うんと小さな頃、まだ俺になんの罪もなかったころ。俺はこれからの人生を三人ずっと一緒に居られるって、そう思っていた。
高い高い性別の壁。そんなものがあることなんて知らなくて、そんなもの、きっと関係ないなんて思って、呑気な俺はいつまでも三人で笑ってられることを夢に見ていた。あんな事件さえなければ、俺が結に罪悪感を抱くこともなくて、ずっと幸せだって、そう思っていた。認めたくなかった。結も咲夜も、自分をそんな風に見ているなんて。自分がどれだけ二人に執着されているかなんて、知りたくもなかった。
「ねえ、咲真。もう限界?」
幼馴染の端正な顔立ちが視界いっぱいに広がる。ぶわりと広がるオスの香りに頭がくらくらした。ゆさゆさとゆすられて気持ちが悪くなって、もう胃の中になんにもないのに嘔吐感がせりあがってきて、胃液を吐いた。幼馴染であり、番でもある叶瀬結は俺の頭元でしゃがんで楽しそうな笑顔で笑う。
「咲夜、もう限界だって」
ぴたりと打ち付けられていた腰が止まる。結の黒縁の眼鏡越しに二人の視線が絡まって、しばらく無言の時間が訪れたが、少しして咲夜がため息を吐いて挿入していたものをずるりと抜いた。
「俺、まだイけてねえんだけど」
「仕方ないよ。咲真が限界なんだから。ほら、咲真。おいで」
「フン」
不服そうに言ったのは双子の兄の一之瀬咲夜だ。顔は似ているのに髪の色も瞳の色も性別もまるで違う。金髪に黒い瞳の結が王子様だとしたなら、黒髪に赤い瞳の咲夜は騎士といったところだ。
番以外の人間に抱かれていたから酷く気分が悪い。顔面蒼白となっている俺を抱き起こして、結は嬉しそうに笑う。抱いて欲しい? と聞かれると頷くほかない。今より気分はマシになるし、なにより、結の機嫌がよくなる。そうしたら当分はこういったことが減る。
今日だって、元々は自分が結の機嫌を損ねたのが原因だ。よせばいいのに結からの呼び出しを、委員会の仕事が残っているからと断った。それだけでこうなるのも不可解だけれど、結の機嫌を損ねた俺は、番ではない咲夜とセックスをさせられて、ただひたすらにせりあがる嘔吐感と戦い続けた。
結がフェロモンを出すたびに、胃の中がごちゃごちゃに混ぜられている感覚が増す。挿入されている咲夜の陰茎ではこれっぽっちも気持ちよくなれなくて、俺の陰茎は萎んだままだ。酷い眩暈と悪寒が襲う中、始めは必死に詫びていたけど、次第に口数は減った。
後悔で涙が出る。鼻水と嘔吐物でぐちゃぐちゃになった顔をさらにぐしゃぐしゃにした。
「いい子。いい子だね、咲真」
頭を撫でる結の手に安堵し、緊張しきっていた体から力を抜く。そうしているうちに、咲夜が苛立たし気に教室を出て行った。
撫でられる頭は酷く心地がいい。うっかり眠ってしまいそうだ。優しい手つきに安心する。結がゆっくりと俺の下半身に手を伸ばしてちゅこちゅこと擦った。
「あっ、ん、んぅ……」
甘い吐息が漏れる。萎んでいた陰茎がゆっくりと勃ち上がる。先程とは比べ物にならない快感がゆっくりと身を支配しようとしていた。気持ちよさに身を捩ると、額が結の眼鏡に当たる。ハッとして、一気に熱が冷めた。
「結……目、今……」
「大丈夫だよ、大袈裟だな。それより挿れるから転んで力抜いて」
顔を蒼くして結のこめかみに手を伸ばそうとするとそれを遮って、結は体勢を変えた。仰向けに転がされて、膝を持ち上げられる。ぴたりと後孔に結の陰茎が宛がわれて、息を飲んだ。ゆっくりとそれを飲み込みながら、レンズ越しの結の瞳を見つめる。
黒い縁のついた透明のレンズがないとろくに物も見えない視力。こめかみに残った傷跡。それは、俺の罪の証。俺が一生かけて償うべきもの。
あの事件が、自分たちのすべてを、変えてしまったんだ。
***
「結、帰る準備できたよ」
ぱたぱたと慌てて走り寄る。先に準備を整えていた結は組んでいた腕を解いて壁に凭れるのをやめた。じわっとかいた汗を大きな結の左手が拭う。蝉の鳴く音が誰もいない廊下に響く。
今日は、咲夜が部活で居なくて、結と二人で下校する約束だった。
「でさ、その時助けてくれた人がさ」
「うん」
「とってもかっこよくてーって、……あれ?」
隣を歩く結に最近会った人の話をしながら四階の階段を下りようとした時、くらりとした眩暈が襲った。咄嗟に手すりに掴まって耐えたが、すぐに身体に異変が起きていることに気が付く。急激な体温の上昇にぼんやりとする脳、お腹の奥が疼いて酷く喉が渇く。今すぐアルファと性交したいという欲求が頭を支配していて、考えなくてもこれがヒートだと分かった。
分かったと同時に、ふらついた足がもつれて階段を踏みはずした。
ヒートに当てられたのか、ラットを起こしかけているだろう結の驚いたような顔が視界に広がる。思わず伸ばした手を、その大きな左手が掴んで、抱き締められるようにして階段を転げ落ちる。
ゴッと鈍い音がしたが、自分にどこも痛むところがない。ぽた、ぽたた、と生温かいなにかが頬を掠めて白いワイシャツを濡らした感触が皮膚に伝わる。そろりと目を開いた俺は、その正体を確認して顔を蒼くした。
ぽたぽたと滴る赤い液体。結の額から垂れるそれが白いワイシャツを赤く染めていく。具合の悪そうな結は気怠そうに眼を開けて、静かな声で「俺から離れて」と言った。
こんな状況だと言うのに、まだ身体はヒートの熱を孕んでいて、アルファの熱が欲しいと言う。目の前の唯が辛そうなのに、こうなったのは自分のせいなのに。
俺は感情がぐちゃぐちゃになって、涙を流しながら人の救いを求めて叫んだ。誰か来て、誰か、助けて、なんて自分では何もできない子供の様に、いや、正確に言えば中学生と言う子供だけれど、ただ必死に泣いた。人通りがほとんどない四階と三階の踊り場で、泣きじゃくる俺が、どうすればいいか分からないでパニックになっていると、背後でキュッと靴底が床を擦る音がした。
「なに……泣いてるの、咲真」
「さくやぁ……」
振り返ると双子の兄の咲夜が驚いた顔でこちらを見ている。俺の背後にいる怪我をした結を見て状況を理解した彼は、先生呼んでくると言い残して階段を駆け下りて行った。
駆けつけた教師によって、俺はヒート抑制剤を飲まされ、自宅に帰された。番もいないので一週間家で自宅待機となった。結は救急車で運ばれて、治療を受けたが、強い衝撃と怪我により著しい視力の低下がみられた。もう回復することはないらしく、結のこめかみには傷跡が残り、眼鏡を購入することになった。俺が払うと言ったけど、中学生の財力なんて大したことはないし、結はそんなことを望んではいなくて、結局、自分は唯に大きな罪悪感を抱えることになった。
***
「委員会の仕事は終わってるの?」
服を整えていると、結がそう言葉を発した。こくりと頷くと、ふーんと首を振って校庭を見下ろす。グラス越しに見る校庭にはもう生徒はいないだろうに、何を見ているのだろう。首を傾げると、こちらを振り向いた唯がこてんと首を傾けた。
とっぷりと時間も経って月が浮かぶ空を背景に、結は唇を上げてくすりと笑う。楽し気な笑みに何かを言おうかと悩んでいると結が、「じゃあ、明日も楽しく遊べるね」と言った。
遊ぶ、とは、俺たちの間で言うセックスするということだ。合言葉のような、そんな物。結はまだ怒っている。俺が、結の誘いを断ったから。拒絶したように映ったから。
そうだね、と力なく返事すると、結は嬉しそうに笑う。その笑顔が綺麗で、恐ろしくて、俺は俯いて唇を噛んだ。
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子供の頃、うんと小さな頃、まだ俺になんの罪もなかったころ。俺はこれからの人生を三人ずっと一緒に居られるって、そう思っていた。
高い高い性別の壁。そんなものがあることなんて知らなくて、そんなもの、きっと関係ないなんて思って、呑気な俺はいつまでも三人で笑ってられることを夢に見ていた。あんな事件さえなければ、俺が結に罪悪感を抱くこともなくて、ずっと幸せだって、そう思っていた。認めたくなかった。結も咲夜も、自分をそんな風に見ているなんて。自分がどれだけ二人に執着されているかなんて、知りたくもなかった。
「ねえ、咲真。もう限界?」
幼馴染の端正な顔立ちが視界いっぱいに広がる。ぶわりと広がるオスの香りに頭がくらくらした。ゆさゆさとゆすられて気持ちが悪くなって、もう胃の中になんにもないのに嘔吐感がせりあがってきて、胃液を吐いた。幼馴染であり、番でもある叶瀬結は俺の頭元でしゃがんで楽しそうな笑顔で笑う。
「咲夜、もう限界だって」
ぴたりと打ち付けられていた腰が止まる。結の黒縁の眼鏡越しに二人の視線が絡まって、しばらく無言の時間が訪れたが、少しして咲夜がため息を吐いて挿入していたものをずるりと抜いた。
「俺、まだイけてねえんだけど」
「仕方ないよ。咲真が限界なんだから。ほら、咲真。おいで」
「フン」
不服そうに言ったのは双子の兄の一之瀬咲夜だ。顔は似ているのに髪の色も瞳の色も性別もまるで違う。金髪に黒い瞳の結が王子様だとしたなら、黒髪に赤い瞳の咲夜は騎士といったところだ。
番以外の人間に抱かれていたから酷く気分が悪い。顔面蒼白となっている俺を抱き起こして、結は嬉しそうに笑う。抱いて欲しい? と聞かれると頷くほかない。今より気分はマシになるし、なにより、結の機嫌がよくなる。そうしたら当分はこういったことが減る。
今日だって、元々は自分が結の機嫌を損ねたのが原因だ。よせばいいのに結からの呼び出しを、委員会の仕事が残っているからと断った。それだけでこうなるのも不可解だけれど、結の機嫌を損ねた俺は、番ではない咲夜とセックスをさせられて、ただひたすらにせりあがる嘔吐感と戦い続けた。
結がフェロモンを出すたびに、胃の中がごちゃごちゃに混ぜられている感覚が増す。挿入されている咲夜の陰茎ではこれっぽっちも気持ちよくなれなくて、俺の陰茎は萎んだままだ。酷い眩暈と悪寒が襲う中、始めは必死に詫びていたけど、次第に口数は減った。
後悔で涙が出る。鼻水と嘔吐物でぐちゃぐちゃになった顔をさらにぐしゃぐしゃにした。
「いい子。いい子だね、咲真」
頭を撫でる結の手に安堵し、緊張しきっていた体から力を抜く。そうしているうちに、咲夜が苛立たし気に教室を出て行った。
撫でられる頭は酷く心地がいい。うっかり眠ってしまいそうだ。優しい手つきに安心する。結がゆっくりと俺の下半身に手を伸ばしてちゅこちゅこと擦った。
「あっ、ん、んぅ……」
甘い吐息が漏れる。萎んでいた陰茎がゆっくりと勃ち上がる。先程とは比べ物にならない快感がゆっくりと身を支配しようとしていた。気持ちよさに身を捩ると、額が結の眼鏡に当たる。ハッとして、一気に熱が冷めた。
「結……目、今……」
「大丈夫だよ、大袈裟だな。それより挿れるから転んで力抜いて」
顔を蒼くして結のこめかみに手を伸ばそうとするとそれを遮って、結は体勢を変えた。仰向けに転がされて、膝を持ち上げられる。ぴたりと後孔に結の陰茎が宛がわれて、息を飲んだ。ゆっくりとそれを飲み込みながら、レンズ越しの結の瞳を見つめる。
黒い縁のついた透明のレンズがないとろくに物も見えない視力。こめかみに残った傷跡。それは、俺の罪の証。俺が一生かけて償うべきもの。
あの事件が、自分たちのすべてを、変えてしまったんだ。
***
「結、帰る準備できたよ」
ぱたぱたと慌てて走り寄る。先に準備を整えていた結は組んでいた腕を解いて壁に凭れるのをやめた。じわっとかいた汗を大きな結の左手が拭う。蝉の鳴く音が誰もいない廊下に響く。
今日は、咲夜が部活で居なくて、結と二人で下校する約束だった。
「でさ、その時助けてくれた人がさ」
「うん」
「とってもかっこよくてーって、……あれ?」
隣を歩く結に最近会った人の話をしながら四階の階段を下りようとした時、くらりとした眩暈が襲った。咄嗟に手すりに掴まって耐えたが、すぐに身体に異変が起きていることに気が付く。急激な体温の上昇にぼんやりとする脳、お腹の奥が疼いて酷く喉が渇く。今すぐアルファと性交したいという欲求が頭を支配していて、考えなくてもこれがヒートだと分かった。
分かったと同時に、ふらついた足がもつれて階段を踏みはずした。
ヒートに当てられたのか、ラットを起こしかけているだろう結の驚いたような顔が視界に広がる。思わず伸ばした手を、その大きな左手が掴んで、抱き締められるようにして階段を転げ落ちる。
ゴッと鈍い音がしたが、自分にどこも痛むところがない。ぽた、ぽたた、と生温かいなにかが頬を掠めて白いワイシャツを濡らした感触が皮膚に伝わる。そろりと目を開いた俺は、その正体を確認して顔を蒼くした。
ぽたぽたと滴る赤い液体。結の額から垂れるそれが白いワイシャツを赤く染めていく。具合の悪そうな結は気怠そうに眼を開けて、静かな声で「俺から離れて」と言った。
こんな状況だと言うのに、まだ身体はヒートの熱を孕んでいて、アルファの熱が欲しいと言う。目の前の唯が辛そうなのに、こうなったのは自分のせいなのに。
俺は感情がぐちゃぐちゃになって、涙を流しながら人の救いを求めて叫んだ。誰か来て、誰か、助けて、なんて自分では何もできない子供の様に、いや、正確に言えば中学生と言う子供だけれど、ただ必死に泣いた。人通りがほとんどない四階と三階の踊り場で、泣きじゃくる俺が、どうすればいいか分からないでパニックになっていると、背後でキュッと靴底が床を擦る音がした。
「なに……泣いてるの、咲真」
「さくやぁ……」
振り返ると双子の兄の咲夜が驚いた顔でこちらを見ている。俺の背後にいる怪我をした結を見て状況を理解した彼は、先生呼んでくると言い残して階段を駆け下りて行った。
駆けつけた教師によって、俺はヒート抑制剤を飲まされ、自宅に帰された。番もいないので一週間家で自宅待機となった。結は救急車で運ばれて、治療を受けたが、強い衝撃と怪我により著しい視力の低下がみられた。もう回復することはないらしく、結のこめかみには傷跡が残り、眼鏡を購入することになった。俺が払うと言ったけど、中学生の財力なんて大したことはないし、結はそんなことを望んではいなくて、結局、自分は唯に大きな罪悪感を抱えることになった。
***
「委員会の仕事は終わってるの?」
服を整えていると、結がそう言葉を発した。こくりと頷くと、ふーんと首を振って校庭を見下ろす。グラス越しに見る校庭にはもう生徒はいないだろうに、何を見ているのだろう。首を傾げると、こちらを振り向いた唯がこてんと首を傾けた。
とっぷりと時間も経って月が浮かぶ空を背景に、結は唇を上げてくすりと笑う。楽し気な笑みに何かを言おうかと悩んでいると結が、「じゃあ、明日も楽しく遊べるね」と言った。
遊ぶ、とは、俺たちの間で言うセックスするということだ。合言葉のような、そんな物。結はまだ怒っている。俺が、結の誘いを断ったから。拒絶したように映ったから。
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