7 / 7
第1章
自己紹介(改)
しおりを挟む
ゆっくりとした動作でさして下げてもいない顔を上げた。
そして私は視線を窓の向こうの憎たらしい青い空に向けて話し出す。
「皆さん初めましt「ユリア・ヨーダ、面倒なのは解るがちゃんと立ってや…ってください」
気怠げに紺色の髪のおっさんが注意してくる。
此奴、私のセリフの途中で言葉を入れるとは失礼な奴だ。
それにしても、若干詰まっていたという事はこの先生は敬語苦手なのかな。
これはいつその敬語が崩れるか見ものだな。
…もう若干崩れそうだが。
「いちいち正式名称で呼ばないでくださいって何回言ったら解るんですか?友達じゃないですか」
「俺の記憶が正しければ初めてだと思ったが。あと、お前には他にも名前なんてないし、俺は友達になった覚えはない」
「ありますよ、失礼ですね」
「そうか、それは良かったな。さぁ立ってやってください」
二回目の注意を先生が言い終わる瞬間に、私はやれやれとでも言うように溜息をつく。
頭を振るという特典付きだ。
それからゆっくりと立つ。
でも、もう名前も知られているだろうし、言うことがない。
趣味なんて最近はする暇が無かったし、そもそも自分の趣味なんてもう忘れてしまった。
うーむ、何を言おうか。
悩んでいても始まらないし、適当に行きますか!
「……もう言われてしまっているので知っていると思いますが、私はこの悪が常に蔓延っている世界を救う為にやって来たユリア・ヨーダという者だ!だかしかし、私は圧倒的な力を得た代償にこの世界の理を忘れてしまった!なので、もしもおかしな行動をしていたら教えてほしい!…友よ、これで良いですか?」
「俺はお前の友達じゃねぇ、それにそこで聴いたらダメだろう…というかそもそもお前の行動がおかs」
「いいんですね、解りました」
なんか先生がおでこに手を当ててダメ出しをしているような気がしたが、スルーして座る。
溜息をつかれている気もするが気にしない。
さぁ、次は私の後ろの存在感溢れる君だよ!
ボケーっとせずに早く!
私が座った瞬間にばっと後ろを向いてそんなことを視線で訴えていると、その気持ちが伝わったのか慌てて話し出した。
私の眼力って凄くないか?
彼の名前はロバート・ヴィナー。
存在感の濃さと同じくらいの態度で正にガキ大将という感じだ。
姿よりもその見えてきそうな存在感に目を惹かれるが、なんとか彼の容姿を確認していく。
オレンジ色の髪に髪と同じ色の瞳だ。
ロバートの紹介はこれで終了だ。
他に特筆することは…あるね。
取り敢えず言いたいのは、存在感がほんとヤバイということ。
本当に視認出来そうなくらいなんだって!
それしか言えないけど。
あ、ちなみに爵位は一気に上がって伯爵でした。
その後は子爵や男爵の子、なんと侯爵の子も居ました。
前述した子はわかるけど、後述した子はわからない。
お金、沢山あるだろうに。
何故にこちらへ来たし。
そんなツッコミを入れながら半分寝てた。
もしかしたら白目を剥いていたかもしれない。
女子力?
そんなもの召喚された時に元の世界へ投げ捨ててきたよ。
まぁ、実際に白目かどうかは解らないし、寝たのは半分だからまだ大丈夫だと思う。
先生は見てなかったと思うし。
そんな微睡みの中に居る私を覚醒させる出来事は、まぁ当然の如くあった。
ただしそれは先生からの天誅ではなく、凛とした綺麗な声だった。
そして、その声は何を隠そう頭振り子さんのものでした。
そして私は視線を窓の向こうの憎たらしい青い空に向けて話し出す。
「皆さん初めましt「ユリア・ヨーダ、面倒なのは解るがちゃんと立ってや…ってください」
気怠げに紺色の髪のおっさんが注意してくる。
此奴、私のセリフの途中で言葉を入れるとは失礼な奴だ。
それにしても、若干詰まっていたという事はこの先生は敬語苦手なのかな。
これはいつその敬語が崩れるか見ものだな。
…もう若干崩れそうだが。
「いちいち正式名称で呼ばないでくださいって何回言ったら解るんですか?友達じゃないですか」
「俺の記憶が正しければ初めてだと思ったが。あと、お前には他にも名前なんてないし、俺は友達になった覚えはない」
「ありますよ、失礼ですね」
「そうか、それは良かったな。さぁ立ってやってください」
二回目の注意を先生が言い終わる瞬間に、私はやれやれとでも言うように溜息をつく。
頭を振るという特典付きだ。
それからゆっくりと立つ。
でも、もう名前も知られているだろうし、言うことがない。
趣味なんて最近はする暇が無かったし、そもそも自分の趣味なんてもう忘れてしまった。
うーむ、何を言おうか。
悩んでいても始まらないし、適当に行きますか!
「……もう言われてしまっているので知っていると思いますが、私はこの悪が常に蔓延っている世界を救う為にやって来たユリア・ヨーダという者だ!だかしかし、私は圧倒的な力を得た代償にこの世界の理を忘れてしまった!なので、もしもおかしな行動をしていたら教えてほしい!…友よ、これで良いですか?」
「俺はお前の友達じゃねぇ、それにそこで聴いたらダメだろう…というかそもそもお前の行動がおかs」
「いいんですね、解りました」
なんか先生がおでこに手を当ててダメ出しをしているような気がしたが、スルーして座る。
溜息をつかれている気もするが気にしない。
さぁ、次は私の後ろの存在感溢れる君だよ!
ボケーっとせずに早く!
私が座った瞬間にばっと後ろを向いてそんなことを視線で訴えていると、その気持ちが伝わったのか慌てて話し出した。
私の眼力って凄くないか?
彼の名前はロバート・ヴィナー。
存在感の濃さと同じくらいの態度で正にガキ大将という感じだ。
姿よりもその見えてきそうな存在感に目を惹かれるが、なんとか彼の容姿を確認していく。
オレンジ色の髪に髪と同じ色の瞳だ。
ロバートの紹介はこれで終了だ。
他に特筆することは…あるね。
取り敢えず言いたいのは、存在感がほんとヤバイということ。
本当に視認出来そうなくらいなんだって!
それしか言えないけど。
あ、ちなみに爵位は一気に上がって伯爵でした。
その後は子爵や男爵の子、なんと侯爵の子も居ました。
前述した子はわかるけど、後述した子はわからない。
お金、沢山あるだろうに。
何故にこちらへ来たし。
そんなツッコミを入れながら半分寝てた。
もしかしたら白目を剥いていたかもしれない。
女子力?
そんなもの召喚された時に元の世界へ投げ捨ててきたよ。
まぁ、実際に白目かどうかは解らないし、寝たのは半分だからまだ大丈夫だと思う。
先生は見てなかったと思うし。
そんな微睡みの中に居る私を覚醒させる出来事は、まぁ当然の如くあった。
ただしそれは先生からの天誅ではなく、凛とした綺麗な声だった。
そして、その声は何を隠そう頭振り子さんのものでした。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる