忍者ですが何か?

藤城満定

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1ー2。

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 御堂和成のステータス。

 氏名:御堂和成
 性別:男性
 年齢:15
 称号:高校生
    Dランク探索者
 Lv:1
 体力:B
 敏捷:B
 魔力:C
 筋力:B
 知力:C
探索者:Dランク
 職業:忍者
一次職:下忍
二次職:無
三次職:無
スキル:【隠密・1】
    【歩法・1】
    【投擲・1】
    【暗視・1】
    【回避・1】
    【気配察知・1】
    【気配探知・1】
    【剣術・1】
    【暗殺・1】
    【一撃必殺・1】
    【不意討ち・1】
    【身体強化・1】
 武器:【マチェット】
    (全長65cm・刃渡40cm)
    【ナイフ】
    (全長20cm・刃渡12cm)
    【鉄串】
    (約15cm)
 防具:【防刃ベスト】
    【作業用黒色上下服】
    【作業用黒色手袋】
    【作業用黒色地下足袋】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ダンジョンゲートを通った和成は、外とダンジョンの中の空気というか気配が変わったのを肌ではっきりと感じた。

「成る程。これがダンジョンか」

 何とも重苦しい感じだ。
 一人呟いた和成は、忍者スキルの【気配探知】を使ってみた。すると、

「お~お~。いるわ、いるわ。お金があふれてるねぇ」

 【気配探知】にモンスターの気配がたくさんヒットした。
 和成にとってモンスターはモンスターではなく、お金でしかない。
 一階層にはゴブリンとコボルトしかいないとダンジョン案内に書いてあったので、投擲用の鉄串を抜く。

「隠れてたって意味がないんだよ」

 気配のするほうに向けて、鉄串を一本擲った。

 グギャッ!!

 悲鳴があがった。
 気配の灯火がゆれながら消えた。
 モンスターを仕留める事に成功したようだ。
 鉄串を擲ったほうへ歩いていくと、直径一cmくらいの赤黒くて小さな石が一個転がっていた。

「これは…そうか、これが『魔石』か」

 直径一cmの魔石はゴブリンの物だと説明を受けていたので、直ぐに魔石だと分かった。
 たしか、このくらいの大きさの魔石は一個二百円で買い取って貰えるのだが、一匹斃したくらいでは赤字でしかない。
 元を取るにはゴブリンだろうがコボルトだろうが関係ない。とにかく斃して斃して斃しまくるしかない。

「それじゃあ、荒稼ぎといきますかね!」

 和成は気配探知にヒットした気配に向かって鉄串を投げまくった。
 各所で悲鳴があがる中で魔石を回収しながら鉄串の乱れ打ちは止まらない。鉄串を擲っては回収し、魔石も回収し、それを三十分くらい続けただろうか。いつの間にかウエストポーチには約八十三個もの魔石が溜まっていた。

『投擲スキルがLv.2に上がりました』
『気配探知スキルがLv.2に上がりました』

「ん?そうか。コレが謂わゆる『天の声』というやつか」

 スキルなどのLvが上がると、どこからともなく頭の中に直接聞こえてくるので、『天の声』と呼ばれている。
 投擲スキルが上がると、これまで以上に投擲距離が長くなり、命中率も上がるし、気配探知スキルも上がったので、今まで以上にモンスター狩りがやりやすくなるはず。
 今のところ、鉄串の乱れ打ちで稼いだのは買い取り金額にすると一万六千六百円なので、初期装備の値段にすらならない。

「まあ、一日で黒字になるわけじゃないしな。地道にコツコツと頑張るしかないな。っしゃ、次だ次」

 鉄串の乱れ打ちも良いが、次は二本のマチェットを使ってみるかと、【隠密】と【身体強化】を発動して探知にヒットした気配に向かって斬り込んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 氏名:御堂和成
 性別:男性
 年齢:15
 称号:高校生
    Dランク探索者
 Lv:1
 体力:B
 敏捷:B
 魔力:C
 筋力:B
 知力:C
探索者:Dランク
 職業:忍者
一次職:下忍
二次職:無
三次職:無
スキル:【隠密・1】
    【歩法・1】
    【投擲・2】
    【暗視・1】
    【回避・1】
    【気配察知・1】
    【気配探知・2】
    【剣術・1】
    【暗殺・1】
    【一撃必殺・1】
    【不意討ち・1】
    【身体強化・1】
 武器:【マチェット】
    (全長65cm・刃渡40cm)
    【ナイフ】
    (全長20cm・刃渡12cm)
    【鉄串】
    (約15cm)
 防具:【防刃ベスト】
    【作業用黒色上下服】
    【作業用黒色手袋】
    【作業用黒色地下足袋】
 
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