22 / 61
精霊王救出編
父と兄の考察(オリバー視点)
しおりを挟む
僕の妹のマグノリアは可愛くて賢いほうだと思う。それは随分前から分かっていた。けど、魔法の適性検査で意識を失い、回復してからはそれに加えて少し抜けたようなところも現れるようになった。それも可愛いけど、雰囲気が別人かなと思うこともある。父上と母上はなんとも思ってないみたいだけど…
でも、リアらしさはそのまま残っているから別人という訳でもないんだろう。どちらのリアも大好きだけどね?あの意識を失っていた間に何かがあったんだと思うんだけど、話さない理由があると思うからそれまで待っておこうと思う。
それで、今回はリアが1人で頑張っている姿に心配を覚えて勝手に馬車の後を馬に乗って追いかけた。お父様には頼ったみたいだけど、兄である僕にも頼って欲しい…。
僕はリアには内緒だが乗馬を習っていたので馬車を追いかけるのに問題はなかった。父上には初めから気づかれてたみたいだけど、僕が諦めないことが分かったのか最後には同行を許可してくれた。許してくれなかったとしても馬で追いかけてたけどね。結果的にはついて行ったせいで邪魔になったような気もするけど気にしない。リアのことを見守ることはできたからね!
それからリアは、旅中でも一般的にできないと考えられていることをやって見せたり、使い手の少ない収納魔法で荷物を少なくするなどすごい活躍を見せていてびっくりした。魔力の量は同世代に比べて多いけどまだおかしくない、でも回復速度なんて驚異的だった。父上だってあんな無茶な魔法は使えないんじゃないかな?
そんなリアのことをみんなに凄いんだよって自慢したくなるけど、それが原因で危険な目にあうかもしれないから絶対秘密にするし、僕がリアを守ってあげるからね?
ジェダイト伯爵家で部屋を借りた時はリアの精霊使いのこと気づかれないか不安に思うことはあったけど大丈夫だった。リアなんて僕の心配をよそに、僕に初めて友達ができると思ったのか、こっちをキラキラした目でリアが見つめてくるものだから仲良くするつもりは別になかったのに伯爵子息と仲良くしてしまった。まぁ、結局は話していたら意気投合して仲良くなったんだけど…。僕達は友達と呼べる人はまだいないから、リアの可愛さや凄さを分かってくれる人ができるかもしれないのは嬉しい。帰りにまた伯爵家に寄る予定である。
っと、リアとの思い出はこの程度にしておいて、リアを眠らせてからあの研究施設の話を父上とする。さっきはリアが研究者の話を出すから遮っちゃったけど気にしてないことを願おう。
「父上、あの研究施設のことなにか分かりましたか?」
「やっぱり気になるか?まぁ、オリバーは跡継ぎになるから話してもいいだろう…。
あれから1度あの建物に人を送って調べさせてみたんだが地上の建物は崩壊していて内部も調べられなかった。そして瓦礫をどかして見ても何も見つからなかった。あの地下通路からも入ってみようとしたんだがもう入り口自体が存在しなかった。何者なのだろうな。」
「やはりそうでしたか。あの建築様式は見たことありませんし、研究者たちが使用していた道具や文字なんかも私は見たことありませんでした。何か私たちの知らない方法があるのでしょう。お父様はなにかご存知ですか?」
「そのことだが、私も分からないんだ。一緒にいた護衛たちにも聞いてみたんだが建物も文字も知っているものはいなかった。建物に入る前の黒装束のもの達は強くなかったが、あの場にいた研究員はおどけた振りをして相当な手練たちだろう。精霊王の封印石も、こちらには何もできないと分かって渡したに違いない。なんなら、来るように誘導されていたのかもしれないな…
リアがいるから精霊王の暴走の心配は無さそうなのはよかったが…。もしもリアがいなかったら暴走が起きていたかもしれない。そして、あのまま研究員を拘束して連れて行こうとしていたら私達はあの者達に殺されていたかもしれないな。」
「そんなにあの研究員は強かったのですか…!?僕は気づけませんでした。それに、お父様でも知らない建物と文字だったとは…。あんなに背の高い建物なのに、あの建物があることを今まで誰も気づかなかったのでしょうか?あの様子だと随分前からありましたよね?」
「ああ、周囲の人に聞き込みもしてみたが誰も知らなかったようだ。未確認のものがこの国内にあったことにも驚きだが、もしかしたら他国のものが何かを企んでるのかもしれない。しかし、こんなにも情報がないのはおかしい。戻って1度国王にも協力を仰いだ方かもしれないな。最悪、まだ見ぬ国の存在や、国同士の抗争に発展するかもしれん。」
「そうですか…。他国との問題になっていく場合、今の僕にはリアを守ることでさえ難しそうです。これからより精進していきます。情報などは私では役に立てそうにないので、できることがあれば協力させてください。」
「ああ、リアが精霊王の封印石を持っている限り狙われるかもしれないな。私からも護衛を増やすとしよう。」
「はい、お願いします。あ、それとなんですが。リアに精霊王の封印石を身につけるためのものを用意すると言っていた件なんですが、それ、僕が探してもいいですか?ペンダントタイプにしたら服の下に隠しても違和感なく、ずっとつけていられると思うんですけど、リアに似合うようなものを選びたいんです。」
「ふむ、その話か。私が選ぼうと思っていたが、オリバーが選んでくれるのならリアに似合うものになるだろう。決まったら見せてくれ、確認しよう。では、任せたぞ。」
「はい、任せてください!」
僕は今回のことで自分の力不足を実感した。今のままだとリアを守りきることなんてできないだろう。リアのことは生まれた時から知ってる1人だけの可愛い妹だ。そして、父上は仕事で日中はいないことが多いから、リアの1番近くにいるのは家族の中では僕だと思う。
僕も父上みたいに家族を守れるよう、剣術だけでなく体術も鍛えて、父上よりも強くなろう。
でも、リアらしさはそのまま残っているから別人という訳でもないんだろう。どちらのリアも大好きだけどね?あの意識を失っていた間に何かがあったんだと思うんだけど、話さない理由があると思うからそれまで待っておこうと思う。
それで、今回はリアが1人で頑張っている姿に心配を覚えて勝手に馬車の後を馬に乗って追いかけた。お父様には頼ったみたいだけど、兄である僕にも頼って欲しい…。
僕はリアには内緒だが乗馬を習っていたので馬車を追いかけるのに問題はなかった。父上には初めから気づかれてたみたいだけど、僕が諦めないことが分かったのか最後には同行を許可してくれた。許してくれなかったとしても馬で追いかけてたけどね。結果的にはついて行ったせいで邪魔になったような気もするけど気にしない。リアのことを見守ることはできたからね!
それからリアは、旅中でも一般的にできないと考えられていることをやって見せたり、使い手の少ない収納魔法で荷物を少なくするなどすごい活躍を見せていてびっくりした。魔力の量は同世代に比べて多いけどまだおかしくない、でも回復速度なんて驚異的だった。父上だってあんな無茶な魔法は使えないんじゃないかな?
そんなリアのことをみんなに凄いんだよって自慢したくなるけど、それが原因で危険な目にあうかもしれないから絶対秘密にするし、僕がリアを守ってあげるからね?
ジェダイト伯爵家で部屋を借りた時はリアの精霊使いのこと気づかれないか不安に思うことはあったけど大丈夫だった。リアなんて僕の心配をよそに、僕に初めて友達ができると思ったのか、こっちをキラキラした目でリアが見つめてくるものだから仲良くするつもりは別になかったのに伯爵子息と仲良くしてしまった。まぁ、結局は話していたら意気投合して仲良くなったんだけど…。僕達は友達と呼べる人はまだいないから、リアの可愛さや凄さを分かってくれる人ができるかもしれないのは嬉しい。帰りにまた伯爵家に寄る予定である。
っと、リアとの思い出はこの程度にしておいて、リアを眠らせてからあの研究施設の話を父上とする。さっきはリアが研究者の話を出すから遮っちゃったけど気にしてないことを願おう。
「父上、あの研究施設のことなにか分かりましたか?」
「やっぱり気になるか?まぁ、オリバーは跡継ぎになるから話してもいいだろう…。
あれから1度あの建物に人を送って調べさせてみたんだが地上の建物は崩壊していて内部も調べられなかった。そして瓦礫をどかして見ても何も見つからなかった。あの地下通路からも入ってみようとしたんだがもう入り口自体が存在しなかった。何者なのだろうな。」
「やはりそうでしたか。あの建築様式は見たことありませんし、研究者たちが使用していた道具や文字なんかも私は見たことありませんでした。何か私たちの知らない方法があるのでしょう。お父様はなにかご存知ですか?」
「そのことだが、私も分からないんだ。一緒にいた護衛たちにも聞いてみたんだが建物も文字も知っているものはいなかった。建物に入る前の黒装束のもの達は強くなかったが、あの場にいた研究員はおどけた振りをして相当な手練たちだろう。精霊王の封印石も、こちらには何もできないと分かって渡したに違いない。なんなら、来るように誘導されていたのかもしれないな…
リアがいるから精霊王の暴走の心配は無さそうなのはよかったが…。もしもリアがいなかったら暴走が起きていたかもしれない。そして、あのまま研究員を拘束して連れて行こうとしていたら私達はあの者達に殺されていたかもしれないな。」
「そんなにあの研究員は強かったのですか…!?僕は気づけませんでした。それに、お父様でも知らない建物と文字だったとは…。あんなに背の高い建物なのに、あの建物があることを今まで誰も気づかなかったのでしょうか?あの様子だと随分前からありましたよね?」
「ああ、周囲の人に聞き込みもしてみたが誰も知らなかったようだ。未確認のものがこの国内にあったことにも驚きだが、もしかしたら他国のものが何かを企んでるのかもしれない。しかし、こんなにも情報がないのはおかしい。戻って1度国王にも協力を仰いだ方かもしれないな。最悪、まだ見ぬ国の存在や、国同士の抗争に発展するかもしれん。」
「そうですか…。他国との問題になっていく場合、今の僕にはリアを守ることでさえ難しそうです。これからより精進していきます。情報などは私では役に立てそうにないので、できることがあれば協力させてください。」
「ああ、リアが精霊王の封印石を持っている限り狙われるかもしれないな。私からも護衛を増やすとしよう。」
「はい、お願いします。あ、それとなんですが。リアに精霊王の封印石を身につけるためのものを用意すると言っていた件なんですが、それ、僕が探してもいいですか?ペンダントタイプにしたら服の下に隠しても違和感なく、ずっとつけていられると思うんですけど、リアに似合うようなものを選びたいんです。」
「ふむ、その話か。私が選ぼうと思っていたが、オリバーが選んでくれるのならリアに似合うものになるだろう。決まったら見せてくれ、確認しよう。では、任せたぞ。」
「はい、任せてください!」
僕は今回のことで自分の力不足を実感した。今のままだとリアを守りきることなんてできないだろう。リアのことは生まれた時から知ってる1人だけの可愛い妹だ。そして、父上は仕事で日中はいないことが多いから、リアの1番近くにいるのは家族の中では僕だと思う。
僕も父上みたいに家族を守れるよう、剣術だけでなく体術も鍛えて、父上よりも強くなろう。
0
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
見捨てられた(無自覚な)王女は、溺愛には気付かない
みん
恋愛
精霊に護られた国ルテリアル。精霊の加護のお陰で豊かで平和な国ではあったが、近年ではその精霊の加護も薄れていき、他国から侵略されそうになる。戦いを知らない国王は、スネフリング帝国に助けを求めるが、その見返りに要求されたのは──。
精霊に護られた国の王女として生まれたにも関わらず、魔力を持って生まれなかった事で、母である王妃以外から冷遇されているカミリア第二王女。このカミリアが、人質同然にスネフリング帝国に行く事になり─。
❋独自設定有り。
❋誤字脱字には気を付けていますが、あると思います。すみません。気付き次第修正していきます。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる