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学園編
生徒会室へ? Part2
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「もしかすると、お兄様とゼフ様もいなくなってしまったかもしれません…。」
この階に来るまではたしかにお兄様、ゼフ様と一緒にいた。でも、あのなだれで名前を呼ばれたのを最後に声を聞いてない気がする…。
いや、まだいなくなったと確認した訳ではないんだからとりあえず探さなきゃ!それに、お兄様なら私の場所が分かるはずだし、向こうから合流してきてくれるかもしれない。よし、とりあえず探してみよう!
「バーチ様、私はまだお兄様とゼフ様を見失ってから探していませんので、とりあえず探してみようと思います!バーチ様はどうされますか?」
「えっと…。では僕も一緒に探してもいいかな?デイジーとローズマリー嬢ももう一度探してみようと思う… (それに、マグノリア嬢と一緒の方が安心できるし…)」
「そうですね?」
バーチ様の言葉の最後は、恥ずかしそうにゴニョゴニョ話してましたが一応聞き取れました!えっとそれは、一緒にいるとまたはぐれる心配をしなくていいからという意味ですよね?私が精霊と契約していて強いからという理由ではないですよね!?たしかに、不意打ちされても魔道具がありますし、それ以外のことには自力で対処出来る自信がありますけど…
まぁそれは置いといて、とりあえず探しに行きましょう!
「いえ、では探しに行きましょう!」
それから名前を呼びながらではないですが、食堂2階にお兄様とゼフ様がいないのか。ついでにローズマリー様とデイジー様もいないか探してみました。でも、やはりというべきか見つかりません…
「バーチ様の方は、おられましたか?」
「いや、いないみたいだ…。マグノリア嬢は?」
「はい、私も同じです…」
「そうか…。マグノリア嬢、少し時間をとって情報の整理をしてみてもいいだろうか?」
なるほど!
たしかに、こんな焦っている時こそ心を落ち着かせて、今ある情報を整理すれば答えが見つかる可能性もありますからね。
「もちろんです!お互いの情報を合わせてみましょう。」
…まとめてみると。
とりあえず生徒会に入ろうと思ったきっかけから! 私達は情報収集のためで、バーチ様達は招待状が届いたかららしい。ちなみに、この招待状というのは生徒会が成績上位の人に配っているものらしく、一応私とお兄様、ゼフ様も受け取っている。もちろん、はじめは招待状があっても生徒会に行くつもりはなかったんだけど、その招待状に「生徒会は情報収集に最適」とかいう誘い文句が書いてあるから魅力的でね??きっとこれを書いたの事情を知っているであろう王太子殿下だろうな。こんな協力的な誘われ方をしたら断るに断れないだろう…
うん?ちょっと待って!この招待状に何かあるとかあるのでは!?
「バーチ様!少し招待状を見せていただくことはできますか??」
「え、招待状?ちょっと待ってね… はい、どうぞ。」
「ありがとうございます!」
うーん、この招待状は多分、一般的に使われる招待状と同じ厚紙… 封筒も何もおかしなところはない。もちろん、私のものもバーチ様のものも書いてある内容が違うくらいで素材とかは同じだ。
「この招待状、デイジー様も同じものでしたか?」
「えっと、そんなところまで見てなかったけど… 内容とかは同じだったはずだよ?」
ふむ… お兄様とゼフ様の招待状も私と同じだったしなぁ。この招待状が原因ではないのかな?
じゃあ次は、見失い方!
私の場合は気づいたらいなくて、多分なだれに巻き込まれた時が最後だったと思う。バーチ様の場合は少し目を離した隙にという感じ…。うーん、共通点といえば見てなかったことくらい?そんなの情報がないのと同じだよ…
でも、急に消えるなんて転移魔法しか考えられないよね!?それも消えた人の共通点としたらSクラスということと、招待状を持っていたってことだもの!
うーん、だけど強制転移は無効化するようにピアスつけてるし、わけわからないよ…
「はぁ…。お兄様達、どこにいってしまったのでしょうね…」
「うん、一緒にいたはずなのに消えるなんて…
場所がわかる魔法とか使えたらすぐに見つけられるのに…それでも特定の人の場所を調べるなんてとても難しいだろうけど…
マグノリア嬢、ダニエル先生に言いに行こう?」
「そうですね、ダニエル先生は何かあれば来いって言ってましたので助けてくれそうですよね。
…あ!」
え?バーチ様は今、場所を特定する魔法って言いましたよね?その魔法、私できますよ!?
というか、今日の行きの馬車でピアスの魔道具に追加したのに、どうして忘れていたんだろう!
「バーチ様!私、場所が分かる方法ありましたわ!」
「え!どういうことだい!?」
「実は、(場所がわかる魔道具を身に付けてるんです!)」
「え!」
「では、少し調べてみますね!」
何気にこのピアスの魔道具を使うのは初めてだ…。結界も自力で発動してるしね?
よし、ピアスに触れて魔力を流す。すると頭の中に同じ魔法がかけてある、お兄様とゼフ様のピアスが反応して… 見つけた!!
「分かりましたわ!バーチ様、お兄様とゼフ様はすでに生徒会室にいるようです。なのでもしかすると、ローズマリー様とデイジー様も生徒会室かもしれません。」
「そうか…!見つかってよかった…
それにしてもあの騒動の中、どうやって生徒会室に入ったんだ?」
「それは残念ながら私にも分かりません…ですがこの問題を解決することは可能です!」
「え!?」
そう!どうやっていったのか方法がわからなくても、その場所にいければ問題はない!
そして行く方法ならある!次はそのために準備しなくちゃ!
この階に来るまではたしかにお兄様、ゼフ様と一緒にいた。でも、あのなだれで名前を呼ばれたのを最後に声を聞いてない気がする…。
いや、まだいなくなったと確認した訳ではないんだからとりあえず探さなきゃ!それに、お兄様なら私の場所が分かるはずだし、向こうから合流してきてくれるかもしれない。よし、とりあえず探してみよう!
「バーチ様、私はまだお兄様とゼフ様を見失ってから探していませんので、とりあえず探してみようと思います!バーチ様はどうされますか?」
「えっと…。では僕も一緒に探してもいいかな?デイジーとローズマリー嬢ももう一度探してみようと思う… (それに、マグノリア嬢と一緒の方が安心できるし…)」
「そうですね?」
バーチ様の言葉の最後は、恥ずかしそうにゴニョゴニョ話してましたが一応聞き取れました!えっとそれは、一緒にいるとまたはぐれる心配をしなくていいからという意味ですよね?私が精霊と契約していて強いからという理由ではないですよね!?たしかに、不意打ちされても魔道具がありますし、それ以外のことには自力で対処出来る自信がありますけど…
まぁそれは置いといて、とりあえず探しに行きましょう!
「いえ、では探しに行きましょう!」
それから名前を呼びながらではないですが、食堂2階にお兄様とゼフ様がいないのか。ついでにローズマリー様とデイジー様もいないか探してみました。でも、やはりというべきか見つかりません…
「バーチ様の方は、おられましたか?」
「いや、いないみたいだ…。マグノリア嬢は?」
「はい、私も同じです…」
「そうか…。マグノリア嬢、少し時間をとって情報の整理をしてみてもいいだろうか?」
なるほど!
たしかに、こんな焦っている時こそ心を落ち着かせて、今ある情報を整理すれば答えが見つかる可能性もありますからね。
「もちろんです!お互いの情報を合わせてみましょう。」
…まとめてみると。
とりあえず生徒会に入ろうと思ったきっかけから! 私達は情報収集のためで、バーチ様達は招待状が届いたかららしい。ちなみに、この招待状というのは生徒会が成績上位の人に配っているものらしく、一応私とお兄様、ゼフ様も受け取っている。もちろん、はじめは招待状があっても生徒会に行くつもりはなかったんだけど、その招待状に「生徒会は情報収集に最適」とかいう誘い文句が書いてあるから魅力的でね??きっとこれを書いたの事情を知っているであろう王太子殿下だろうな。こんな協力的な誘われ方をしたら断るに断れないだろう…
うん?ちょっと待って!この招待状に何かあるとかあるのでは!?
「バーチ様!少し招待状を見せていただくことはできますか??」
「え、招待状?ちょっと待ってね… はい、どうぞ。」
「ありがとうございます!」
うーん、この招待状は多分、一般的に使われる招待状と同じ厚紙… 封筒も何もおかしなところはない。もちろん、私のものもバーチ様のものも書いてある内容が違うくらいで素材とかは同じだ。
「この招待状、デイジー様も同じものでしたか?」
「えっと、そんなところまで見てなかったけど… 内容とかは同じだったはずだよ?」
ふむ… お兄様とゼフ様の招待状も私と同じだったしなぁ。この招待状が原因ではないのかな?
じゃあ次は、見失い方!
私の場合は気づいたらいなくて、多分なだれに巻き込まれた時が最後だったと思う。バーチ様の場合は少し目を離した隙にという感じ…。うーん、共通点といえば見てなかったことくらい?そんなの情報がないのと同じだよ…
でも、急に消えるなんて転移魔法しか考えられないよね!?それも消えた人の共通点としたらSクラスということと、招待状を持っていたってことだもの!
うーん、だけど強制転移は無効化するようにピアスつけてるし、わけわからないよ…
「はぁ…。お兄様達、どこにいってしまったのでしょうね…」
「うん、一緒にいたはずなのに消えるなんて…
場所がわかる魔法とか使えたらすぐに見つけられるのに…それでも特定の人の場所を調べるなんてとても難しいだろうけど…
マグノリア嬢、ダニエル先生に言いに行こう?」
「そうですね、ダニエル先生は何かあれば来いって言ってましたので助けてくれそうですよね。
…あ!」
え?バーチ様は今、場所を特定する魔法って言いましたよね?その魔法、私できますよ!?
というか、今日の行きの馬車でピアスの魔道具に追加したのに、どうして忘れていたんだろう!
「バーチ様!私、場所が分かる方法ありましたわ!」
「え!どういうことだい!?」
「実は、(場所がわかる魔道具を身に付けてるんです!)」
「え!」
「では、少し調べてみますね!」
何気にこのピアスの魔道具を使うのは初めてだ…。結界も自力で発動してるしね?
よし、ピアスに触れて魔力を流す。すると頭の中に同じ魔法がかけてある、お兄様とゼフ様のピアスが反応して… 見つけた!!
「分かりましたわ!バーチ様、お兄様とゼフ様はすでに生徒会室にいるようです。なのでもしかすると、ローズマリー様とデイジー様も生徒会室かもしれません。」
「そうか…!見つかってよかった…
それにしてもあの騒動の中、どうやって生徒会室に入ったんだ?」
「それは残念ながら私にも分かりません…ですがこの問題を解決することは可能です!」
「え!?」
そう!どうやっていったのか方法がわからなくても、その場所にいければ問題はない!
そして行く方法ならある!次はそのために準備しなくちゃ!
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