夢の世界を救うには(仮)

雨野まいく

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学園編

生徒会室へ?

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先生の話が終わると、だんだんと外が賑やかになってきた。もしかしてサークル勧誘が始まったのかも!?

吹奏楽部のようなサークルもあるのか、どこからか楽器の演奏も聞こえてくるし、本当にお祭りのようで楽しそう!たぶん文化祭みたいな感じなんじゃないかな!?
私が日本で通ってる学校の文化祭も、美味しい食べ物とか、演劇とか、他の出し物とか…。本当に楽しかった思い出だらけだからなんだかソワソワする…!だって、この世界に来て祭りなんて味わったことまだ無いもの!!
……いや。サークルを決めるまではまだ安心できないはずだ!しっかりしろ私!
吸って吐いてー、深呼吸して心を落ち着かせて…

「お兄様、ゼフ様!早く生徒会室に行きましょう!」

「ふふ、そうだね。早く行こうか?」

やばい!!気持ちを制御できずに、早く終わらせてサークルの出し物を見学したいという思いがばれてしまったか!?お兄様もゼフ様も笑ってるし…!
むむむ!だって楽しそうなんだもん。楽しいことは好きなんだもん…!
それも楽しみにしてるのは私だけじゃない!ほかのクラスメイトも外の空気にソワソワしてるし、私だけじゃないから!!
今日の私はテンションがおかしい気がするけど、これも初めての祭りに対する好奇心のせいなんだから!!


「はいはい、行こうね!」

私が恥ずかしさから、心の中で自分にツッコミを入れていたことに気づいたのか、私の肩をポンポンしながらさりげなく生徒会へ誘導してくれるお兄様!さすがカッコイイ!
こら、ゼフ様!どうしてそこで微笑ましそうに見つめてくるんですか!ううう、好奇心に負ける私が憎い…!


若葉棟から出るとクッキング部みたいなものがあるのか、なんだかいい匂いもする。多分出店なんかもあるんだろうな!って思うと走り出したくなる!! ……でも大丈夫。なぜか今、私の両側にお兄様とゼフ様が立っているから…。えっと、急に走り出しませんので許して欲しいです!



えっと、これから行く生徒会室の場所は… なんと、食堂の3階!あの食堂の最上階です!
探索の時に資料で見た内容でいくと、2階が各棟からの集まる場所になっていたはずだからその上の階って言うことだね!ちなみに今は食堂の2階にいるよ!
……うん、だからって、なんでこんなに人が多いのかな!?
ちょっと今の状況を言うとね、2階から生徒会室に上がるための階段付近に人が集合して、階段が閉鎖された状態…って言ったらわかるかな?? つまり、3階の生徒会室に上がれないようになってるってことなんだけど…
「早くどきなさいよ!」
「私が生徒会にはいるのよ!あんたの方がどきなさいよ!」
えっと、内容を聞くに生徒会に入りたい人達の集まりというコトカナ!?
……早くサークルを決めてこの祭りを物色したい私にとって、この状況は致命的では!?祭りって言っちゃったけど、この際もうどうでもいい!

「きゃっ!」

「「リア(嬢)!」」

待って!いや、話が聞こえるくらい近くにいたことは認めるけど、後ろから急に生徒会の入部希望者が押し寄せてくるとかおもわないから!

グイッ

「え!?」

きゃっ!あ、心の声と表に出た言葉が逆だったわ…
じゃなくて!え、次は誰かに引っ張られたんだけど!!

「…はぁ、はぁ。…っ、ごめん!急に引っ張ったりして!」

「え?バーチ様!?」

「…ふぅ。うん、あの集団に巻き込まれて困っているみたいに見えたから…」

「え、それはありがとうございます、助かりましたわ…。 えっとそういえば、バーチ様はどうしてこちらに?」

「ははは…、少し言いにくい話なんだけど…」

呼吸を整えたバーチ様の話をまとめると、バーチ様も生徒会にはいるためにここに来たけど、人混みに動揺しているうちにローズマリー様とデイジー様とはぐれてしまい、2人を探している間に私と遭遇したということらしい。なんだか、人探しの邪魔をしてしまったようで…

「それで…、ローズマリー嬢とデイジーをみてないかい?」

「いえ、私は見かけておりませんわ。」

はい。ローズマリー様とデイジー様を見た覚えはありません。

「はぁ…やっぱりそうだよね…。」

「えっと、やっぱりということは…?」

「うん…、はぐれたのは結構前で、それからずっと探してるんだ…。でも、ぜんぜん見つからなくて…」

あー、やっぱりそういうことか…。
……え、今の私やっぱりって思った?どうして!?
でもなんかさ、この状態… 最近聞いた覚えがある気がするんだよね? えっと、いつだったかな…
…あ、思い出した!昨日アリア先生が話してた誘拐事件だ!あの時も今回と同じように急に消えてるよね!なにか関係がありそうだけど、ゼフ様なら何かわかるかも!?

「ゼフ様、この話…! …あれ、ゼフ様?お兄様…?
 …バーチ様、お兄様とゼフ様は私を見つけた時に一緒にいませんでしたか!?」

「え!?あの時いたのはマグノリア嬢だけだったけど… もしかして…」

「はい。もしかすると、お兄様とゼフ様もいなくなってしまったかもしれません。」

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