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本編
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今考えていることを共有しようとした時、広場の中心に1つ目の直径10cmくらいの虹色の球体が浮かび上がり、頭の中に直接声が響いた。
『突然お呼びして驚かせてしまったことと思います。私はあなた方の案内人を務めさせていただきますエリゴルと申します。この度は主様の命令によりあなた方をこの世界に招待することとなりました。』
それ以降の案内人エリゴルの話をまとめるとこんな感じだ。
・この世界はRPGのようなゲームをイメージして作られた場所だということ。
・今のところ元の世界に帰る手段は無く、俺たちに拒否権も無いということ。
・この世界での死は元の世界での死を意味しているということ。
うん。重要だと思ったのはこれくらいかな。
この世界で死ぬと現実世界でもーっていう話は試しようがないから真実か分からない。
だけど、あとはだいたいよくある?あってもおかしくない流れだよな。
とりあえず、今まで疑問だったここはどこなのかは解決した。
そして、話を聞く限りあの定番クラス転移で間違いなさそうだな。
そういえば、クラス転移の定番と言えば、ここからこの国のトップがでてきて魔王討伐をーとかいう話になって話が進むよな?
まぁ、こういうシチュエーションはラノベ好きには憧れがあるわけで、興味があるから表向きには任せてくださいってなるわけだけど…
実際なってみると全然嬉しくないな!
それに、それっぽい人はいないし、クラスメイトとエリゴル以外の人が見当たらない。
いや、エリゴルが人かと言われれば絶対違うけど!
ーー一体、俺たちに何をさせるために呼んだんだ!?
『えー、混乱されているようですのでもう少し簡単に説明させて頂きます。
皆様にはゲームのキャラクターとして、このゲームをクリアして頂きたいと言うことでございます。
つきましてはチュートリアルとして、今日から1ヶ月間このステージで体の使い方に慣れてください。
詳しくは「メニュー」と唱えていただければヘルプ機能も御座います。
そして残念ながら、ただいまの時点で「何をするために呼んだのか?」という疑問にはお答えすることができません。ただゲームクリアを目指していただければ問題ありません。
しかし、「魔王を倒せ」などを指示することはありませんのでご安心ください。
では皆様楽しんでくださいませ。』
案内人エリゴルはそう言い終えると、現れた時のようにスッと消えた。
え…?
あの球体はなんだったんだ?
それに、目標は魔王討伐じゃない??
これは、予想外だよ。。
「おい裕也!考えるのは後にして、とりあえずメニューと念じてみろ!」
「ああ、すごいぞ!」
な、なんだ?
あいつらは何をそんなに元気なんだ??それに適応しすぎだろ!?
とりあえず…『メニュー』
「うわっ」
すると目の前にはゲームあるあるな、さまざまなアイコンが並ぶメニュー画面が出てきた。
メガネなんか何もつけてないのに急に出てきたら誰だってびっくりするよな!?
まるであのVRゲームみたいだよ!
こんなの見たら確かにはしゃぎたくなる!!はいはい、俺もすぐに適応しましたよー
「なあ!すごいだろ!?それで、とりあえずビックリマークのついてるミッションのアイコンを選択してみてくれ!」
「確かにホントにゲームみたいだな。ミッションだよな!」
続いて言われるがままにビックリマークのついた『ミッション』をタップする。いや、タップしなくても念じるだけで大丈夫だったけど…
すると、ゲームのクエスト画面のようにズラっとミッションが書かれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶︎ミッション
①自分のステータスを確認する
②友達登録でパーティーを結成する
・
・
・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほどな。
あいつらはミッション①を終えて②をしたいということだろう。
ミッションとか言われれば早くクリアしたい衝動に駆られるもんな!
「ちょっと待っててくれ、すぐ①を終わらす!」
『突然お呼びして驚かせてしまったことと思います。私はあなた方の案内人を務めさせていただきますエリゴルと申します。この度は主様の命令によりあなた方をこの世界に招待することとなりました。』
それ以降の案内人エリゴルの話をまとめるとこんな感じだ。
・この世界はRPGのようなゲームをイメージして作られた場所だということ。
・今のところ元の世界に帰る手段は無く、俺たちに拒否権も無いということ。
・この世界での死は元の世界での死を意味しているということ。
うん。重要だと思ったのはこれくらいかな。
この世界で死ぬと現実世界でもーっていう話は試しようがないから真実か分からない。
だけど、あとはだいたいよくある?あってもおかしくない流れだよな。
とりあえず、今まで疑問だったここはどこなのかは解決した。
そして、話を聞く限りあの定番クラス転移で間違いなさそうだな。
そういえば、クラス転移の定番と言えば、ここからこの国のトップがでてきて魔王討伐をーとかいう話になって話が進むよな?
まぁ、こういうシチュエーションはラノベ好きには憧れがあるわけで、興味があるから表向きには任せてくださいってなるわけだけど…
実際なってみると全然嬉しくないな!
それに、それっぽい人はいないし、クラスメイトとエリゴル以外の人が見当たらない。
いや、エリゴルが人かと言われれば絶対違うけど!
ーー一体、俺たちに何をさせるために呼んだんだ!?
『えー、混乱されているようですのでもう少し簡単に説明させて頂きます。
皆様にはゲームのキャラクターとして、このゲームをクリアして頂きたいと言うことでございます。
つきましてはチュートリアルとして、今日から1ヶ月間このステージで体の使い方に慣れてください。
詳しくは「メニュー」と唱えていただければヘルプ機能も御座います。
そして残念ながら、ただいまの時点で「何をするために呼んだのか?」という疑問にはお答えすることができません。ただゲームクリアを目指していただければ問題ありません。
しかし、「魔王を倒せ」などを指示することはありませんのでご安心ください。
では皆様楽しんでくださいませ。』
案内人エリゴルはそう言い終えると、現れた時のようにスッと消えた。
え…?
あの球体はなんだったんだ?
それに、目標は魔王討伐じゃない??
これは、予想外だよ。。
「おい裕也!考えるのは後にして、とりあえずメニューと念じてみろ!」
「ああ、すごいぞ!」
な、なんだ?
あいつらは何をそんなに元気なんだ??それに適応しすぎだろ!?
とりあえず…『メニュー』
「うわっ」
すると目の前にはゲームあるあるな、さまざまなアイコンが並ぶメニュー画面が出てきた。
メガネなんか何もつけてないのに急に出てきたら誰だってびっくりするよな!?
まるであのVRゲームみたいだよ!
こんなの見たら確かにはしゃぎたくなる!!はいはい、俺もすぐに適応しましたよー
「なあ!すごいだろ!?それで、とりあえずビックリマークのついてるミッションのアイコンを選択してみてくれ!」
「確かにホントにゲームみたいだな。ミッションだよな!」
続いて言われるがままにビックリマークのついた『ミッション』をタップする。いや、タップしなくても念じるだけで大丈夫だったけど…
すると、ゲームのクエスト画面のようにズラっとミッションが書かれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶︎ミッション
①自分のステータスを確認する
②友達登録でパーティーを結成する
・
・
・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほどな。
あいつらはミッション①を終えて②をしたいということだろう。
ミッションとか言われれば早くクリアしたい衝動に駆られるもんな!
「ちょっと待っててくれ、すぐ①を終わらす!」
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