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入学式は大波乱!
第八話
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「塔哉、お前もう帰れるのか?」
目の前の人垣が急に割れ、その中心に兄ちゃん達がいた。
(やっぱり、この人ごみの原因は兄ちゃん達か……)
一体何をしたら、こんなに人の注目を浴びれるのか。
僕にはよく理解出来ないけど……。
「ううん。今から教室に行かなきゃ行けないけど……」
「そっか。なら終わるまで待ってるよ」
春兄ちゃんは車のキーを片手に僕に着いてこようとする。
「え!?いいよ、別に。兄ちゃん達、忙しいでしょ?」
(確かに、車で帰った方が楽なんだけど……)
僕は兄ちゃん達と一緒にいることで注目されるのを逃れたい一心で、春兄ちゃんの誘いを慌てて断った。
「え?……だって、お前方向音痴じゃないか。帰り、どうするんだ?」
「……」
確かに、そうなんだけど!!
デカイ声で方向音痴を暴露しないでよ!!
雄哉といい兄ちゃん達といい、なんでそんなに空気が読めないんだよ!!
僕が声に出せない怒りを腹の中に溜めていると、横にいた雄哉が挑発的な笑みを浮かべて言った。
「大丈夫ですよ、春臣さん。塔哉は俺が責任を持って家まで送り届けますから」
「雄哉、お前……!」
ビシッ!!
気のせいか、春兄ちゃんと雄哉の間で火花が散ったような気がした。
……っていうか、なんで二人は睨み合ってるの??
目の前の人垣が急に割れ、その中心に兄ちゃん達がいた。
(やっぱり、この人ごみの原因は兄ちゃん達か……)
一体何をしたら、こんなに人の注目を浴びれるのか。
僕にはよく理解出来ないけど……。
「ううん。今から教室に行かなきゃ行けないけど……」
「そっか。なら終わるまで待ってるよ」
春兄ちゃんは車のキーを片手に僕に着いてこようとする。
「え!?いいよ、別に。兄ちゃん達、忙しいでしょ?」
(確かに、車で帰った方が楽なんだけど……)
僕は兄ちゃん達と一緒にいることで注目されるのを逃れたい一心で、春兄ちゃんの誘いを慌てて断った。
「え?……だって、お前方向音痴じゃないか。帰り、どうするんだ?」
「……」
確かに、そうなんだけど!!
デカイ声で方向音痴を暴露しないでよ!!
雄哉といい兄ちゃん達といい、なんでそんなに空気が読めないんだよ!!
僕が声に出せない怒りを腹の中に溜めていると、横にいた雄哉が挑発的な笑みを浮かべて言った。
「大丈夫ですよ、春臣さん。塔哉は俺が責任を持って家まで送り届けますから」
「雄哉、お前……!」
ビシッ!!
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……っていうか、なんで二人は睨み合ってるの??
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