~じじいと戦う旅、始めてみました。~

底辺小説始末屋

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じじいから逃げよう!

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「やあこんにちは~今日もいい天気」

バタン!ガチャリ。
…は??今の何???見ず知らずの赤の他人のじじいがふつー家にくるか?……いやつーかここマンションやし。さっきまで俺が飛び降り自殺しようとしてたマンションやし。一体どーやって下入ってきたんだよ。

とにかく、警察ーーーー

ドンドンドン!!

ノックする音は、これから始まる悪夢を報せる報告だった。

「ちっ…だが鍵は掛けてある!無駄!フハハはははは……は…?」

違う。音が聞こえてきたのはーーーベランダの方だった…。

クルリ。

後ろを振り向くと…

「やあ今日もいい」

ぎ、ぎいやぁああああああああ!

な、なんてロッククライミングがうまいじじいなんだよ!

俺は咄嗟に近くの包丁を手にし、ベランダへ猛突進していった。

「オラァッ!」

スッ。

なにっ?俺の猛突進を避けた…だと!?

「…。」

ピタッ。

包丁が完全に止まる。じじいが素手で包丁を掴んでいたのだ。でも、血は出ていない。
こいつには、効かないのか…?

その時、声が聞こえた気がした。

ーじじいにはかなわない、にげるんだー

勝手に俺の足が動き出す。それにつれてじじいの足も動き出す。

ダダダダダッ!!

階段を素早く駆けおりる。エレベーターなんて待ってられない。

外に出て、後ろを振り向く。

じじいがニヤァと笑い俺に噛み付こうとしてくる。

「くっそ…追いつかれる…!?」

咄嗟の判断で角の路地裏に逃げ込み、息を整える。俺はじじいに殺されてしまうのか…?いや、なんでだ!なんで俺が…っ!

その時、チラシを目にした。

ーじじい対策本部ーTEL○○○-○○○○-○○○

…!!

…ここに賭けるしかないな…。震える手で電話を掛けた。

…まだか。まだ繋がらないのか…?だめだ、も…う…

バタッ。

その時、俺の周りを取り囲む人影が見えた。助かったの…か?

完全に意識を失った。
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