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第7章 ○○ストーリーは突然に
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しおりを挟む今度、マサカルド関係のゴタゴタとか、建国するとかのゴタゴタが落ち着いた頃を見計らって、僕キッチンをどこかに設置したら色々やろうかな……。
そして、お肉を焼くときにローズマリーを使ったソテーでもみんなに披露しちゃおうかなぁ~っ♪
んでもって、それをフランスパンもしくはコッペパンに挟んで肉サンド……。
そうか、サンドにするなら美味しいソースも作らなきゃだよねっ!
キュキュせんせーに色々おしえてもらおう! そうしよう!
あ、でも……。いや、肉サンドよりも前に兄が要らない武器を洗浄して溶かして新たに作ってくれたフォークとナイフを披露するのも兼ねて、ソテーのままがいいのかも?
衛生面を考慮して手掴み文化をそろそろやめて進化させてあげたい。
あ、だめだめっ! ソテーとか肉サンドとかそんなの作ったらママがまたわんぱく食いとかして太りそうな気がするものっ!
わんぱく横綱にしたら今度こそパパ達、離婚の危機かもしれぬ……。
忘れちゃいけないあの時のパパ、めっちゃ怖かったっ!!
──となると先に健康的に痩せるための運動を世に広めた方が良いのかな……。
幸運なことに、この世界にお母さんと姉もいることだし……。
ヨガとか、太極拳とかから始めるのもありだよね。
なんなら兄の持ってる音源使ってラジオ体操でもいいかも?
貴婦人達が張り切ってラジオ体操第二を踊る姿を見てみたい……。
第一よりも第二、そして第三と体操の難易度が上がるんだよね。
んでもって、何よりも第二のあのゴリラみたいなやつね!
よし、痩せてなかったらダイエットのためにもいつかママにやらせよう!
あとはお父さんと兄もいるのだからどっかの隊長のブートキャンプっぽいのも出来るはず……。
でも俺はすぐに脱退というか除隊されちゃうかもなぁ~っ♪
あ、そうだ! それならば運動着を先に開発しよう!
体操着(上)にハーフパンツ──はダメダメ!
脚を見せるのはこの世界では何て言うの? よくわからんが、はしたないらしいからハーフパンツはダメだよね……。
うーん、そうなると仕方ない。可愛くないけど普通に学校ジャージ(下)かな? いや、ヨガパンツ?
姉にデザイン頼めばそれを見てミリアム達がお洒落に作ってくれそうだ。
わぁ~、やることいっぱいだぁ! 超大変じゃん(笑)
あ、そうだ! 今日助けたマライアさん達数名をお針子にしちゃうのも手なのかなぁ!
でも俺の出来ることはなにもないってのが凄く面白い。
俺、役立たずっ!
……あれ? なんかちょっと悲しくなったのは何でだろう?
楽でいいね! ってさっきまで思ってたのにな──。
急にしゅん……と大人しく、なんというか凹んだ俺にグレン兄さんはなにも言わずに頭を撫でてくれた。
うう、グレン兄さんはイケメンで本当に優しいなぁ~……。
でも、もっと頭を撫でてくれていいんだよ?
自分から頭を兄さんの手の方に寄せると撫で続けてくれたので気分が急浮上したら、何故か周りを囲っていた壁が一瞬にして消えたので思わず何事っ!? とビックリしてしまった。
そう言えば俺、兄に閉じ込められてたんだったよね、忘れてた~!
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