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第10章 そこのけそこのけ男の娘が通る
21※
しおりを挟む久し振りに※印を書くのでなんか変と感じても許してください。
苦手な方は回れ右でヨロシクです。
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「……っふ、ん……」
「──っ、ル……」
「…っ、ぁあっ!!!!」
久し振りにグレン兄さんに体の奥をグリグリッとかき回され、俺は悲鳴じみた嬌声をあげた。
お風呂に一緒に入る事すら嫌がった兄さんとなぜこんなことになるのかと言えば、まず俺が一緒に入ろうよと拝み倒して一緒にお風呂を楽しんだことから始まる。
いろんな話をしてふと思ったのが前は一緒に入ったのになんて断ったのかと聞いてみた。
なかなか教えてくれなかったけどしつこく聞いたら渋々ではあるが教えてくれた。
そんなに嫌な理由なのかなと思っていたら、自分が好きなのはルカであってルルに手を出したら浮気というか、どこかで自分を許せなくなりそうだからと言われた。
いやいや、ちょっと待って? ルルは俺なのよ?
反論してみたもののルカもルルも同じなんだけど、違うと思った方が気持ちの上でも楽なのだとも言われてしまい、ルル呼びが自然なのは妹と思えばこそなのかな……と理解してみた。
でもさ、ルカはルルでルルはルカな訳だ。
つまりは見た目は少し違うが同一人物だよ?
そんなことを言えばグレン兄さんに「それは尤もですけどね」と言われ、何だかうやむやにされそうな雰囲気になった。
なのでこの際はっきりさせたいと思ったので必殺のしつこい質問を繰り返したら今に至る。
兄さんには「無意識で煽るとか悪い子ですね…」と言われたがサッパリわからん。
俺はただ逃げようとするグレン兄さんの体に必死で抱きついて引き留めただけじゃんか!
煽ってなんかいない!
「んはっ、しゅご……」
グレン兄さんの部屋にある浴室の壁に押し付けられ、左足を高く抱えられた体制のまま、ガツガツと激しく腰を打ち付けられた。
実はこのお風呂、グレン兄さんに合わせて座れば肩まで浸かれる深さにしてある。
なので俺は足を伸ばして入ろうとすると顔が確実に湯に浸かるので、肩まで浸かろうとすると正座をして腰を少し浮かす感じにしないと溺れてしまう。。
つまりは普通に入ろうとするとセルフで溺れちゃうから半身浴用の一段高くなってるところを作ったのが仇となったのかな。
そこに立つと良い角度で奥に入る気がするんだ。
前に兄さんとお風呂でエッチをしたあの時はあの時でなかなか凄かったなぁ~と現実逃避をしてみた。
今回も結構な期間離れてたこともあり、久しぶりの刺激に何だか目の奥がチカチカしてすぐに達しそうになる。
まぁ、達したとしても休憩なんてくれなくてすぐに現実に戻されるけども……。
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