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姉物語・王子宮って必要なの?
しおりを挟む「「「金の無駄」」」
場所を移動したらしたでこれまた本当に宮殿みたいな無駄な造りの建物で、そしてここでも無駄に豪華な部屋に案内された。
ソファーに座って横を見れば庭も広々としていて、ここはどこなのかと聞いたら目の前の第三王子が一人で住む宮だって言うじゃない?
庶民の汗水垂らした血税と言うか税金ってこういうのに使われてるのかなって思ったらなんかイラッとしちゃったわ……。
でもなんか変なのよね。何て言うか豪華なのに殺風景……。
建物全体が緑みのあるもので揃えられている。
「とりあえず改めて自己紹介からでよろしいか? 私はシルヴェール。この国の第三王子でシルヴェール・フォーリスと言う。隣にいるのは私の側近でアレックス。ドア付近に立っている騎士は私の乳兄弟でロイとジョンだ。あとは先程彼が自己紹介したが魔法師団長のサーシャ。もう一人あとから来ると思うがその時にしよう」
とりあえず第三王子の彼が自分を含めてあの場に居た人を簡単に紹介してくれたけれども……。
「あなた方が現れたとき、私達は召喚が何事もなく無事に終わって良かったと言う会話をしていたのだ。あの場には私の腹違いだが兄達が……。第一王子と第二王子もいて、魔法師団長のサポートのためにいた団員達もいたのだが解散となってな……。関わっていた者がほぼ撤収し、私達は印が消えるまで話をしながら残っていたのだ」
えーっと、つまりは私達が現れたとき、彼等の誰もいなくて部屋からでた瞬間に不法侵入者で牢獄行きになる可能性も無きにしもあらずって状況だったのかしらね……。
物語が始まって即終了展開は勘弁してほしいわ。
とりあえずこの場にいるのが第三王子シルヴェール、王子の側近のアレックス。
シルヴェールの乳兄弟で護衛騎士のロイとジョン。
術式を王に強要されたある意味被害者の魔法師団の団長・サーシャ。
よし、覚えたわ……。たぶん……。
「どうぞ」
アレックスが私たちの前に紅茶を目の前で淹れてくれて、サーシャがなぜか毒味をしていた。
でもそれはそれでどうなのかしらねぇ……。
私達のカップに元から細工されてたらどうすんのよ。
私もお父さん達もシルヴェールが飲んでから飲んだけど、入っているのが毒でなければ銀食器は意味がないのよ。
そこんところちゃんと理解してるのかしらね……。
まぁ、その前に注がれる前のカップをなぜかお父さんがこっそり鑑定をしてたんだけど……。
あのチュートリアルで特別に何か一つスキルをあげると言われたのでお父さんは『鑑定』を貰っていた。
因みに私のスキルは『隠蔽』。
話を聞くとゲームのようにステータスと言うものがあって国を出るときなど関所みたいな所で所属やらなんやら個人情報がバレるそうだ。
あると便利だと思うよ? との助言を受けた私たちだったのだけど、お母さんが私に「シナリオとか作るのが得意な愛ちゃんにうってつけね」と乗せられたようなものだ。
まぁ、欲しいものが見つからなかったからどうでもいいか……。
とりあえず隠蔽は、
・時間と共に隠蔽はある物を他の物で覆い隠すこと。
・見られては都合の悪い物事を隠すこと。
・覆い隠すとはある物や雰囲気などが別の物を包んで見えなくすること。
・真実が分からないようにすること。
つまりあると便利だよ? といった真意は違うのかもしれないけど私は他の人に私達の姿を偽ることも出来るんじゃないかってことに辿り着いた。
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