真夜中マルチバース 【JK編】

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重力と社会格差が少しだけ大きい別宇宙

なんでここに男性が?

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数日後。学校から帰宅すると依子は、またいそいそと施術院に向かった。
「今日は混んでなくて、施術室に次のお客さんが入ってこないといいんだけど。」依子はそう思いながら、施術院を再訪した。

施術院から帰宅後、例のナカのマッサージを思い出して悶々としていた依子だったが、それから3日後、学校から帰宅すると弾かれたように家を飛び出し、施術院を再訪してしまった。

脱衣を済ませた依子は、タオルを太ももの上に置いてほけ~としていた。すると、待合スペースの入り口のドアが開き、他のお客さんが入ってきた。依子がゆっくりと顔を向けると、その客はおじさんだった。

「えっ、女性専用の待合所じゃなかったの。」依子は内心かなり驚いたが、顔には表さないようにして、太ももの上でカタマリになっていたタオルを、落ち着いてゆっくりと胸まで上げた。裸の上半身がバッチリ見られてしまったことは承知しているが、何事もなかったように澄ました。
「こんにちは。」おじさんもまた何事もないかのように挨拶をしてきた。

依子が軽く会釈すると、おじさんはスルスルと脱衣を始め、脱いだものをカゴに入れると、タオルを腰に巻いてキュッと結び、依子の方に振り返った。その姿はサウナ客のようだった。

依子は長イスの真ん中に座っていたので、スッと端に詰めた。
「ありがとう。」おじさんは礼を言い、長イスの隣に腰を下ろした。

しばらく気まずい沈黙が続いたが、やがておじさんが「肩こりかい?」などと話かけてきた。
「なぜ肩こりだと思ったんだろう。あたしの乳房を見てつい言葉が出ちゃったのかな。」依子はそんなことを思いながら、「はい。」と答えた。

おじさんが話しかけてくれて気まずさが紛れ、そこはよかったが、話すためにおじさんがこちらに体を向けているので、当然おじさんから見えているであろう横パイが気になり、恥ずかしかった。「実はおじさん、あたしのカラダを自然に視界に入れるために話しかけてるんじゃないかしら。」依子はそんなことも思った。

そうこうしているうちに、もう一人のお客さんが待合スペースに入ってきた。今度は30代後半くらいの女性Xだ。女性はおじさんのことは別に気にしていない様子だ。女性は脱衣を済ませ、タオルを軽く体に当てると、所在なげに立った。

「年下の私が席を立つべきかしら」依子が迷っていると、施術室入り口上部の「入室してください」というランプがいいタイミングで点灯し他ので、依子は長イスから立ち上がった。依子が座っていた場所におじさんが詰め、おじさんの隣の空いたスペースに女性Xが座った。

そのタイミングで、もう一人のお客さんが更に入ってきた。40代はじめくらいの女性Yである。
「まさか玉突き式におじさんが施術室に入ってこないわよね?」依子はそんなことを思いながら施術室に入った。
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