真夜中マルチバース 【JK編】

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女子高の身体検査がものすごく昭和な別宇宙

2年2組整列

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脱衣を済ませて、どの女生徒もみな、う~んと伸びをしたりしてくつろいだ様子だ。男性教師が巡回に回ってくると、どの生徒も楽しげに教師と話している。恥ずかしがっている生徒はいない。依子はとても真似できないと思った。

中にはパンツまで脱いで全裸になっている女生徒もいた。山田さんだ。パンツは小さく可愛く畳まれて服の上に置かれていた。

体育館内を巡回している男性教師が、山田さんを認めると、歩み寄ってきて山田さんの前で立ち止まった。
「おい山田。」
「なに?先生。」山田さんは左腕を背中側から回した右手で掴み、男性教師に相対あいたいした。女子がよくやるバスト強調ポーズだ。山田さんは小首をかしげて男性教師を見上げた。茶色がかった陰毛の茂みは薄く、女性器のスジが見えている。

「下着は履いてていいぞ。」
「あ、そうか。」山田さんは思い出したような表情を浮かべて笑った。
「身体検査は1年の時もやったろ?」
「1年ぶりだから、忘れてたー。」山田さんと男性教師は二人で笑った。
「カラダ、冷やしすぎるなよ。」男性教師は山田さんに言うと、パンツを履いていない山田さんの生尻を軽く撫ぜた。いやらしい感じは特になく、山田さんにも嫌がる風はなかった。

そして男性教師が巡回に戻っていくと、山田さんは慌てるでもなくおっとりとパンツを履くのだった。こういう女生徒は体育館内に他にもちらほらいるのだった。

依子がパンツ1枚で所在なく佇んでいると、体育館の中央に立つ男性教師たちが手を挙げて何か呼ばわっている。彼らはどうもクラス担任の教師で、自分のクラスの女生徒を集合させようとしているようだ。

「おーい、2年2組はここに整列っ」男性教師の一人が声を上げた。
「相沢さん、行こっ。」一緒に服を脱いでいた女生徒の一人が依子を促した。どうもここでは依子の姓は相沢で、学年は高校2年、クラスは2組らしい。

女生徒たちが三々五々集まってきて、2年2組の担任教師の前にだんだん行列ができていく。依子は隠れるようにして列の後ろの方に並んだが、「何してるの?相沢さんは先頭だよ?」と他のクラスメートに指摘され、不承不承列の先頭に並んだ。

どうも五十音順に並ぶようだ。相沢という苗字が恨めしい。こういう場合必ず1番になってしまう。青木や大野にすら負けてしまうのだ。学校生活ではある意味最も損な苗字かもしれない。

列の先頭に出て、ジャージの上下を着た担任教師の目の前に立った。依子はパンツ1枚である。担任の視線が恥ずかしくて仕方なかった。とても他の生徒たちのように泰然とはしていられないが、依子は恥ずかしがっていることを気づかれないよう努力した。

「お。相沢。おはよう。」担任教師が白い歯を輝かせて依子に声をかけた。
「おはようございます。先生。」依子も挨拶を返す。
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