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プロローグ:タイムリープ
転生タイムリープ
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ヨシヒコが一人暮らしの安アパートで目を覚ましたのは、もう昼過ぎだった。平成4年であり、西暦1992年であり、ヨシヒコ20歳の誕生日である。
「思い出した…。俺2032年の世界から転生タイムリープしたんだったよ…。」ヨシヒコに転生直前の女神との会話の記憶が蘇って来た…。
~~~
「何か問題が起きましたか?」ヨシヒコ担当女神がヨシヒコ転生に苦戦しているところへ、上級女神が舞い降りた。
「ハッ。この男を魔王討伐のため異世界転生させようとしているのですが、うまくいきませんっ。何がこの男をここまで現世に執着させているのか…」担当女神は首をひねった。
「ふーむ…。」上級女神はヨシヒコをじろじろ眺めた。「ヨシヒコ。ひょっとしてあなた、童貞かしら?」
「はい。だから嫌なんです。童貞のまま異世界に転生させられるなんて。行ったが最後、一生童貞確定じゃないですかっ。」
「そんなことはないぞっ。」担当女神が口をはさんだ。「エルフ族の女は美しいぞっ。」
「エルフ族って、あの耳の長い?」ヨシヒコは少し興味を惹かれて言った。
「ふふふ。あなたが思っている以上にデカ長いわよ。」上級女神が笑った。
「えっ、やだキモい…」ヨシヒコは引いた。
「あと、耳の中は結構汚れてるわよ。いつも耳で風を切って歩いてるからね。」
「えっ」ヨシヒコはまた引いた。「耳の中が汚いエルフなんて嫌だ…。」
「他にもっ。」担当女神が言った。「亜人族のメスだっているぞっ。」
「亜人族…」ヨシヒコはxフタリアやxトラのような美少女亜人を想像した。「ならいいのかな…。」
「ふふふ。鼻と口はあなたが想像しているよりだいぶ前に突き出してるけど、可愛いわよ。」と上級女神。
「えっ」ヨシヒコはまた引いた。「獣人寄りの亜人はいやだぁ」
「コイツ、駄々を捏ねくさって…」業を煮やした担当女神は、両手を伸ばして魔法陣ようのものを現出させると、「転生っ」と大声を出した。
担当女神の両手のひらから光のカタマリが飛び、ヨシヒコに直撃した。
「ぐあぁっ」ヨシヒコは衝撃に悲鳴を上げた。しかし何も起こらない。
「転生っ、転生っ」担当女神は何発も光のカタマリをヨシヒコに打ち込んだが、やはり何も起きない。
「ふーむ。」見ていた上級女神が呟いた。「これは…童貞毒ね…」
「童貞毒、ですかっ?」担当女神は何のことだという顔をした。
「ヨシヒコを現世に強く執着させている力ね。こじらせた童貞の中に溜まることがあるわ。」と上級女神。
「ではどうすればっ?」
「まぁ、上級女神である私の力を持ってすれば、強制的に転生させることは可能だけど…。ただ転生は恩寵であって強制されるものではないわ。童貞を卒業させて、ある程度女性を経験させ手あげれば、この毒性は解除されるわ。」と上級女神。
上級女神は少し考えていた。
「決めた。ヨシヒコ、あなたを一時的に現世に転生させます。」
「死ぬ運命を変えて、生き返らせてくれるということですか?」
「いえ、それは無理なので、別の人間として生まれ変わらせます。そこでまず童貞を卒業して、それから少し女性経験を積んで、ここに戻ってらっしゃい。」
「何人かって…何人で終わりなんですか?」
「決まった人数はないわ。関係性の質の濃さによります。十分かどうかはこちらで判断します。」と上級女神。
「それから、いつまで経っても童貞を卒業できないようなら、その場合も打ち切ってこちらに戻します。」
「えっ。俺に童貞を卒業できますか?できないから今まさに童貞なのに。」
「1972年に生まれ変わらせてあげるわ。20歳の誕生日には平成4年で西暦1992年ね。20歳の誕生日に全てを思い出すようにしておくから。そしたら「伝言ダイヤル」を探しなさい。これを使えばイージーゲームよ。」
~~~
「伝言ダイヤル…なんなんだ、それは?」
転生前の令和の記憶と転生時のすったもんだを全て思い出したヨシヒコは呟いた…。
「思い出した…。俺2032年の世界から転生タイムリープしたんだったよ…。」ヨシヒコに転生直前の女神との会話の記憶が蘇って来た…。
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「何か問題が起きましたか?」ヨシヒコ担当女神がヨシヒコ転生に苦戦しているところへ、上級女神が舞い降りた。
「ハッ。この男を魔王討伐のため異世界転生させようとしているのですが、うまくいきませんっ。何がこの男をここまで現世に執着させているのか…」担当女神は首をひねった。
「ふーむ…。」上級女神はヨシヒコをじろじろ眺めた。「ヨシヒコ。ひょっとしてあなた、童貞かしら?」
「はい。だから嫌なんです。童貞のまま異世界に転生させられるなんて。行ったが最後、一生童貞確定じゃないですかっ。」
「そんなことはないぞっ。」担当女神が口をはさんだ。「エルフ族の女は美しいぞっ。」
「エルフ族って、あの耳の長い?」ヨシヒコは少し興味を惹かれて言った。
「ふふふ。あなたが思っている以上にデカ長いわよ。」上級女神が笑った。
「えっ、やだキモい…」ヨシヒコは引いた。
「あと、耳の中は結構汚れてるわよ。いつも耳で風を切って歩いてるからね。」
「えっ」ヨシヒコはまた引いた。「耳の中が汚いエルフなんて嫌だ…。」
「他にもっ。」担当女神が言った。「亜人族のメスだっているぞっ。」
「亜人族…」ヨシヒコはxフタリアやxトラのような美少女亜人を想像した。「ならいいのかな…。」
「ふふふ。鼻と口はあなたが想像しているよりだいぶ前に突き出してるけど、可愛いわよ。」と上級女神。
「えっ」ヨシヒコはまた引いた。「獣人寄りの亜人はいやだぁ」
「コイツ、駄々を捏ねくさって…」業を煮やした担当女神は、両手を伸ばして魔法陣ようのものを現出させると、「転生っ」と大声を出した。
担当女神の両手のひらから光のカタマリが飛び、ヨシヒコに直撃した。
「ぐあぁっ」ヨシヒコは衝撃に悲鳴を上げた。しかし何も起こらない。
「転生っ、転生っ」担当女神は何発も光のカタマリをヨシヒコに打ち込んだが、やはり何も起きない。
「ふーむ。」見ていた上級女神が呟いた。「これは…童貞毒ね…」
「童貞毒、ですかっ?」担当女神は何のことだという顔をした。
「ヨシヒコを現世に強く執着させている力ね。こじらせた童貞の中に溜まることがあるわ。」と上級女神。
「ではどうすればっ?」
「まぁ、上級女神である私の力を持ってすれば、強制的に転生させることは可能だけど…。ただ転生は恩寵であって強制されるものではないわ。童貞を卒業させて、ある程度女性を経験させ手あげれば、この毒性は解除されるわ。」と上級女神。
上級女神は少し考えていた。
「決めた。ヨシヒコ、あなたを一時的に現世に転生させます。」
「死ぬ運命を変えて、生き返らせてくれるということですか?」
「いえ、それは無理なので、別の人間として生まれ変わらせます。そこでまず童貞を卒業して、それから少し女性経験を積んで、ここに戻ってらっしゃい。」
「何人かって…何人で終わりなんですか?」
「決まった人数はないわ。関係性の質の濃さによります。十分かどうかはこちらで判断します。」と上級女神。
「それから、いつまで経っても童貞を卒業できないようなら、その場合も打ち切ってこちらに戻します。」
「えっ。俺に童貞を卒業できますか?できないから今まさに童貞なのに。」
「1972年に生まれ変わらせてあげるわ。20歳の誕生日には平成4年で西暦1992年ね。20歳の誕生日に全てを思い出すようにしておくから。そしたら「伝言ダイヤル」を探しなさい。これを使えばイージーゲームよ。」
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「伝言ダイヤル…なんなんだ、それは?」
転生前の令和の記憶と転生時のすったもんだを全て思い出したヨシヒコは呟いた…。
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