ハダカソロキャンプ

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小川のあるキャンプ場と、水色のサルン

ススキのチムニーを駆るソロキャンパー、渚。

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「ふーっ。着いた。」なぎさはキャンプ場の駐車場に車を停めた。
車は愛車、ススキのチムニーのキネティックイエローだ。

「うーん」渚は伸びをし、自宅を出発してから2時間運転してこった体を伸ばした。
「山の空気はうまいな。」

渚23歳。高専卒業後、父親の経営する小さな鉄工所で溶接工をしている。小さな町工場なので作るのは全て注文品であり、図面を引いて、金属を切って、ハンマーで曲げて、組み立てて溶接して、洗って、バフをかけて…、と仕事は多岐にわたる。渚はこの仕事を楽しんでいる。

渚は黒髪ロングの美女である。胸はGカップあり、パツパツのシャツの前ボタンは弾き飛ばされそうだ。カーゴパンツを履いているため足の太さはわからないが、尻がパーンと張っていて下着が食い込んでいることは後ろ姿から見てとれる。身長も高く、ガテン系の仕事をしていることもあり、美人だがちょっと迫力がある。

「もうだいぶ暑くなったな。まぁちょうどいいんだが。」運転席から降りた渚は燦々と輝く太陽に目を細めた。

6月に入って30度を超す真夏日がちょいちょい出るようになり、晴天の今日もそんな日だった。渚はこの時期のキャンプが好きだ。清流に足を入れると冷たくて爽快だし、8月と違ってアブもまだ出ない。山のキャンプ場は清流の近くに設置されがちだが、清流はアブの繁殖場所となるため、盆シーズンなどはアブが多く出てキャンプを楽しむどころではなくなることもままあるのだ。

「車は…他には1台か。」渚は駐車場を見渡して呟いた。「実にいい感じだ。」
6月の平日ということもありガラガラだ。民間のキャンプ場なら閉園しているかもしれないシーズンだが、このキャンプ場は県営で一年中開園しており、オフシーズンの静寂を好むソロキャンパーである渚は重宝している。

「さて…と。」渚はまず、受付に向かった。
「すみません。」窓口で言う。

すぐに奥から管理人が出てきた。人の良さそうな、いつものおじいさんである。
「いらっしゃい。」
「1名1泊です。キャンプは1張りです。」

「はい。では xxx 円ですね。」管理人はお釣りと領収書をくれた。
「今日はオフシーズンの平日ですので、管理人は5時で撤収します。お客さんはよくいらっしゃってるからご存知だとは思いますが。」
「はい。承知してます。」
「今日は宿泊客はいらっしゃらないので、テントスペースは広く使っていただいて結構ですよ。」
「ありがとうございます。」と渚。

受付を済ませると渚は駐車場に戻り、受付で借りた無料の大八車にテント等の荷物一式を載せ、サイトへと向かった。

サイトの中を、テント設営場所を物色して歩く。キャンプ場の近くの小川で言うと下流に位置する、駐車場の近くのスペースには、夫婦が陣取っていた。テントは無くターフのみである。デイキャンプということだ。食事を終えてゆったりまったりくつろいでいる感じである。渚が軽く会釈をすると、夫婦も会釈を返してくれた。感じのいい人たちだ。

「よいしょ。」
渚はサイトの上流側のスペースに荷物を下ろした。このキャンプ場の近くの小川は下流に堰を設けて少し深くしてあり、大体の客はそこで水遊びを楽しむのだが、渚は上流の、アキレス腱が隠れるほどの浅さのちょろちょろした流れの区域が好きなのだ。

渚はテキパキとテントを設営した。ソロ用なので小さく、設営に時間はかからなかった。渚はテントの中でモゾモゾと水着に着替えると、川に向かった。
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