第一王女との婚約を正当な理由なく破棄すればどうなるかくらい、貴方たちにも分かるでしょう?

四季

文字の大きさ
1 / 1

第一王女との婚約を正当な理由なく破棄すればどうなるかくらい、貴方たちにも分かるでしょう?

しおりを挟む
「本日をもって婚約は破棄とさせてもらうことを決定した!」

 隣国の第一王子であり私の婚約者でもある齢二十三のカイエルは、平然とそんなことを宣言し、一国の第一王女である私を切り捨てた。

 彼の目に迷いはなかった。
 このことが招く悲劇になんて、彼は目を向けていないようだった。

 その後、隣国の王子の理不尽過ぎる婚約破棄に怒った私の父は、隣国に宣戦布告した。

 そうして戦争が始まってしまう。

 だがそれもある意味仕方がないことと言える。なぜなら、我が国の隣国、二国の関係は元よりあまり良くなかったから。そんな関係を改善するために行われたのが、私と彼の婚約であった。つまり、第一王女と第一王子の婚約である。それゆえ、その婚約が解消されたとなれば、戦いの幕開けをとめるものなど何一つとしてなくなってしまったのと同じ意味。二国の関係の悪化は必然と言えるだろう。

 そして、開戦から数ヶ月、隣国の敗戦で戦争は終わった。

 城にいた国王は我が国の軍によって捕らえられた。
 一応利用価値はあるため、国王はまだ生かされているらしい。

 とはいえ、かつての権威はもうない。

 そして、国王の両親と国王の妻にあたる王妃は、一旦拘束された後に処刑となった。また、国王の娘一人は、いろんな意味で需要がある女性ということもあり、裏社会の商売人に引き取られたらしい。

 ちなみに、王子のカイエルも、拷問された後に首を落とされたらしい。


◆終わり◆
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

魅力が足りないから婚約破棄!? 酷くないですか!? ~その後隣国の王子に愛されることとなったのです~

四季
恋愛
魅力が足りないから婚約破棄!? 酷くないですか!? その後隣国の王子に愛されることとなったのです。

婚約者である王子の近くには何やら不自然なほどに親しい元侍女の女性がいるのですが……? ~幸せになれるなんて思わないことです~

四季
恋愛
婚約者である王子の近くには何やら不自然なほどに親しい元侍女の女性がいるのですが……?

嫌われ者の王女、幸せになる

四季
恋愛
かつてこの国にはミーナという王女がいました。 彼女は正真正銘王の子でしたが、ある事情から、周囲の者たちからは良く思われていませんでした。

好きな人ができたなら仕方ない、お別れしましょう

四季
恋愛
フルエリーゼとハインツは婚約者同士。 親同士は知り合いで、年が近いということもあってそこそこ親しくしていた。最初のうちは良かったのだ。 しかし、ハインツが段々、心ここに在らずのような目をするようになって……。

婚約破棄を申し入れたのは、父です ― 王子様、あなたの企みはお見通しです!

みかぼう。
恋愛
公爵令嬢クラリッサ・エインズワースは、王太子ルーファスの婚約者。 幼い日に「共に国を守ろう」と誓い合ったはずの彼は、 いま、別の令嬢マリアンヌに微笑んでいた。 そして――年末の舞踏会の夜。 「――この婚約、我らエインズワース家の名において、破棄させていただきます!」 エインズワース公爵が力強く宣言した瞬間、 王国の均衡は揺らぎ始める。 誇りを捨てず、誠実を貫く娘。 政の闇に挑む父。 陰謀を暴かんと手を伸ばす宰相の子。 そして――再び立ち上がる若き王女。 ――沈黙は逃げではなく、力の証。 公爵令嬢の誇りが、王国の未来を変える。 ――荘厳で静謐な政略ロマンス。 (本作品は小説家になろうにも掲載中です)

婚約破棄して支援は継続? 無理ですよ

四季
恋愛
領地持ちかつ長い歴史を持つ家の一人娘であるコルネリア・ガレットは、婚約者レインに呼び出されて……。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

さようなら、あなたとはもうお別れです

四季
恋愛
十八の誕生日、親から告げられたアセインという青年と婚約した。 幸せになれると思っていた。 そう夢みていたのだ。 しかし、婚約から三ヶ月ほどが経った頃、異変が起こり始める。

処理中です...