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散りゆく花の匂い 貴方は覚えていますか
しおりを挟む散りゆく花の匂い
貴方は覚えていますか
いつか二人で歩いたあの坂には
とても綺麗な花が咲いていて
けれどもそれは
一年のうち一週間だけ開き
切なく
儚く
散ってしまうのです
人の心もそれと同じ
花開いても
それは本当に一瞬で
あっという間に散ってしまう
本当に些細な
雨や
風で
散ってしまうのです
そうよ
だから私の心も
貴方が告げた婚約破棄によって
散ってしまった
消えてしまった
切なく
儚く
風に舞って
忘れないで
貴方の言葉で散ったものの存在を
忘れないで
貴方の言葉で散った赤いものを
時は流れるもの
けれども書き換えることはできない
そういうものもある
そう それは事実
散りゆく花の匂い
貴方は覚えていますか
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