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29.優しさと気遣いが苦難を乗り越える鍵となる
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「ありがとうございましました。良い物が買えて嬉しいですです」
真面目そうな女性は、私が勧めたグーリンティーの茶葉を買っていってくれた。
購入する品を決めるにあたって意見を求められる、という展開は初めての経験。でも、何とか希望に近いものを紹介できたみたいだ。嫌がられたらどうしよう、という不安はあったが、思いきって勧めてみて結果的には良かった。
それが成功した一方で、グループ客は、何も買わずに出ていってしまう。
言葉にならない残念さを感じた。
店内を見て出ていくのは、店員である私からすればどうしようもない。やたら商品を紹介するのもわざとらしいし、いきなり話しかけるのも不自然だし。だが、そう思っていても、特に何も買わず帰ってしまう人がいるということは惜しいことだ。
だが、一つのグループの動向に一喜一憂していても仕方がない。
何事も、もっと大きな視野で見なければ。
——以降も、客は時々やって来た。
買っていってくれる人もいれば、買わずに帰ってしまう人もいる。だが、そのことにいちいち心を揺らすのは、止めることにした。
「すみません。ノーマルブレンドLを一袋お願いします」
「はい。こちらですね」
「そうです。いつも買わせていただいています」
それにしても、ノーマルブレンドは本当に人気だ。
この店オリジナルの調合で、余所では買えない商品だからかもしれない。
「いつもの頼むわ! って、言ってもあかんか。ノーマルブレンドのことや」
「はい。サイズはどれにしましょうか」
「いっつもはMやわ。せやから、今日もそれで!」
「承知しました。しばらくお待ち下さい」
カウンター越しに商品購入のやり取りを行うだけでも、かなりの忙しさ。もたもたしているとすぐに数名の列ができてしまうから、仕事の早さが求められる。
正直、ここまで大変だとは思っていなかった。
今までの私は、基本、手伝いだけだった。カウンターでのやり取りはダリアが行っていたから、こうして客の相手をすることはあまりなかったのだ。
だからこそ、その大変さに驚いている。
ダリアは毎日のようにこんな仕事をしていたのか——そう思うと、尊敬せずにはいられない。
「あのねー。ローウンティーの茶葉が欲しいのだけどー」
「ローウンティー、ですか」
「もし品切れなら今日でなくても良いわー。あればで問題ないのよー」
「見てみます。しばらくお待ち下さい」
初めて聞く名称の茶葉が出てくると、そのたびに胃が痛む。
探さねばならないから。
定番商品やそれに続くような商品ならば、名を聞いたことはあるし、どの辺りに置かれているかも分かる。それゆえ、さほど苦労はない。しかし、それ以外のマニアックなものになると、話は大きく変わってくる。そもそも知らない名前のものだと、その茶葉が入っているガラス容器を探すだけでも時間がかかって仕方がない。
「ちょっと! まだ終わらないの!?」
ローウンティーを求めている客の後ろの女性客が鋭い声を発してきた。
「申し訳ございません。もうしばらくお待ち下さい」
「こっちはもう商品持ってるの! なのに待たなくちゃならない? どういうことよ! 早くして!」
刺々しい言葉を投げてきているのは、五十代だろうと推測される女性。皮膚にはくすみが生まれてきているものの、目鼻立ち自体は整っていて、「若い頃は美人だっただろうな」という印象の女性だった。
「もうしばらく、じゃない! 遅い! 遅すぎる!」
「すみません」
「早くして! こっちはもう、買う物決めてるんだから!」
女性の口での攻撃は止まらない。
並んでいる人、皆が、その女性を少し引いたような目で見ている。
「ごめんなさいー。もし良ければ、先にどうぞー」
どうすれば良いか対処法が分からない私をフォローしてくれたのは、ローウンティーを求めている客だった。彼女は憤慨する女性に順番を譲ることを選んでくれたのだ。
「いいの? 遠慮なく抜かさせてもらうよ?」
「構いませんよー。だからどうか、怒らないで差し上げてー」
「ふん! じゃ、お先」
五十代女性は、手に持っていたクマのマスコット入り茶葉を、カウンター上に乱暴に置く。
「これを」
「はい。承知しました」
ローウンティーを求めている女性が順番を代わってくれたおかげで、五十代の女性の機嫌は何とか最悪にならずに済んだ。
「ありがとうございました」
「どうも」
不機嫌だった女性は、愛想なく一言だけ述べて、店から出ていく。
ほっとしたような空気が店内に流れる。まるで、並んでいる人たち全員が安堵の溜め息を漏らしたかのようだ。
「あ、すみませんでした。ローウンティーでしたね」
「えぇー。あればで良いのよー」
「なかなか慣れなくて……すぐ見つけますから、もうしばらくお待ち下さい」
「貴女が店主でないことは知っているわー。娘さんよね? 急がなくていいわ、落ち着いてー」
ローウンティーを欲している女性は優しい。
そのおかげで、私は何とかローウンティーの茶葉を発見することができた。
「あっ。ありました! こちらですね!」
「そうだわー。あったのね、良かったー」
既に袋詰めされているものの中から発見された。
心優しい女性の期待に応えられて良かった、と心の底から嬉しく思う。
「探してくれてありがとうー。また来るわー」
「ありがとうございました!」
とにかく忙しいし、怒り出す客もいるし、この仕事は決して良いことばかりではない。それはどんな仕事でもだろうが、肉体的にも精神的にも疲労する。でも、それでも続けようと思えるのは、時折嬉しいことがあるからだ。小さな優しさや思いやりが、やる気を創出してくれる。
嫌な客ばかりだったら、とうに嫌になっていたと思う。
無能な私が悪いからだと分かっていても、それでも、やる気を削がれることに変わりはないから。
「大丈夫だったべ? さっきのオバチャン、怖そうだったべ」
「お気遣いに感謝します」
「まっさかまさか。感謝されるようなことはしてないべ」
「いえ……ちょっとした気遣いがありがたいです」
真面目そうな女性は、私が勧めたグーリンティーの茶葉を買っていってくれた。
購入する品を決めるにあたって意見を求められる、という展開は初めての経験。でも、何とか希望に近いものを紹介できたみたいだ。嫌がられたらどうしよう、という不安はあったが、思いきって勧めてみて結果的には良かった。
それが成功した一方で、グループ客は、何も買わずに出ていってしまう。
言葉にならない残念さを感じた。
店内を見て出ていくのは、店員である私からすればどうしようもない。やたら商品を紹介するのもわざとらしいし、いきなり話しかけるのも不自然だし。だが、そう思っていても、特に何も買わず帰ってしまう人がいるということは惜しいことだ。
だが、一つのグループの動向に一喜一憂していても仕方がない。
何事も、もっと大きな視野で見なければ。
——以降も、客は時々やって来た。
買っていってくれる人もいれば、買わずに帰ってしまう人もいる。だが、そのことにいちいち心を揺らすのは、止めることにした。
「すみません。ノーマルブレンドLを一袋お願いします」
「はい。こちらですね」
「そうです。いつも買わせていただいています」
それにしても、ノーマルブレンドは本当に人気だ。
この店オリジナルの調合で、余所では買えない商品だからかもしれない。
「いつもの頼むわ! って、言ってもあかんか。ノーマルブレンドのことや」
「はい。サイズはどれにしましょうか」
「いっつもはMやわ。せやから、今日もそれで!」
「承知しました。しばらくお待ち下さい」
カウンター越しに商品購入のやり取りを行うだけでも、かなりの忙しさ。もたもたしているとすぐに数名の列ができてしまうから、仕事の早さが求められる。
正直、ここまで大変だとは思っていなかった。
今までの私は、基本、手伝いだけだった。カウンターでのやり取りはダリアが行っていたから、こうして客の相手をすることはあまりなかったのだ。
だからこそ、その大変さに驚いている。
ダリアは毎日のようにこんな仕事をしていたのか——そう思うと、尊敬せずにはいられない。
「あのねー。ローウンティーの茶葉が欲しいのだけどー」
「ローウンティー、ですか」
「もし品切れなら今日でなくても良いわー。あればで問題ないのよー」
「見てみます。しばらくお待ち下さい」
初めて聞く名称の茶葉が出てくると、そのたびに胃が痛む。
探さねばならないから。
定番商品やそれに続くような商品ならば、名を聞いたことはあるし、どの辺りに置かれているかも分かる。それゆえ、さほど苦労はない。しかし、それ以外のマニアックなものになると、話は大きく変わってくる。そもそも知らない名前のものだと、その茶葉が入っているガラス容器を探すだけでも時間がかかって仕方がない。
「ちょっと! まだ終わらないの!?」
ローウンティーを求めている客の後ろの女性客が鋭い声を発してきた。
「申し訳ございません。もうしばらくお待ち下さい」
「こっちはもう商品持ってるの! なのに待たなくちゃならない? どういうことよ! 早くして!」
刺々しい言葉を投げてきているのは、五十代だろうと推測される女性。皮膚にはくすみが生まれてきているものの、目鼻立ち自体は整っていて、「若い頃は美人だっただろうな」という印象の女性だった。
「もうしばらく、じゃない! 遅い! 遅すぎる!」
「すみません」
「早くして! こっちはもう、買う物決めてるんだから!」
女性の口での攻撃は止まらない。
並んでいる人、皆が、その女性を少し引いたような目で見ている。
「ごめんなさいー。もし良ければ、先にどうぞー」
どうすれば良いか対処法が分からない私をフォローしてくれたのは、ローウンティーを求めている客だった。彼女は憤慨する女性に順番を譲ることを選んでくれたのだ。
「いいの? 遠慮なく抜かさせてもらうよ?」
「構いませんよー。だからどうか、怒らないで差し上げてー」
「ふん! じゃ、お先」
五十代女性は、手に持っていたクマのマスコット入り茶葉を、カウンター上に乱暴に置く。
「これを」
「はい。承知しました」
ローウンティーを求めている女性が順番を代わってくれたおかげで、五十代の女性の機嫌は何とか最悪にならずに済んだ。
「ありがとうございました」
「どうも」
不機嫌だった女性は、愛想なく一言だけ述べて、店から出ていく。
ほっとしたような空気が店内に流れる。まるで、並んでいる人たち全員が安堵の溜め息を漏らしたかのようだ。
「あ、すみませんでした。ローウンティーでしたね」
「えぇー。あればで良いのよー」
「なかなか慣れなくて……すぐ見つけますから、もうしばらくお待ち下さい」
「貴女が店主でないことは知っているわー。娘さんよね? 急がなくていいわ、落ち着いてー」
ローウンティーを欲している女性は優しい。
そのおかげで、私は何とかローウンティーの茶葉を発見することができた。
「あっ。ありました! こちらですね!」
「そうだわー。あったのね、良かったー」
既に袋詰めされているものの中から発見された。
心優しい女性の期待に応えられて良かった、と心の底から嬉しく思う。
「探してくれてありがとうー。また来るわー」
「ありがとうございました!」
とにかく忙しいし、怒り出す客もいるし、この仕事は決して良いことばかりではない。それはどんな仕事でもだろうが、肉体的にも精神的にも疲労する。でも、それでも続けようと思えるのは、時折嬉しいことがあるからだ。小さな優しさや思いやりが、やる気を創出してくれる。
嫌な客ばかりだったら、とうに嫌になっていたと思う。
無能な私が悪いからだと分かっていても、それでも、やる気を削がれることに変わりはないから。
「大丈夫だったべ? さっきのオバチャン、怖そうだったべ」
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