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3話
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あれから十年。
私は生まれ育った国ではなくその隣国に住んで今も楽しく暮らしている。
ここへ来たのは幸運なことだった。
というのも、生まれ育ったあの国は、もう滅んだのだ。
私がいなくなってからあの国は災難に見舞われるようになってしまったらしい。また、しまいには近隣の国から侵攻されて。ぼろぼろにされて国は壊れきったそうだ。
あの女性、聖女も、何もできなかったようだ。
ちなみに、聖者と呼ばれていたデルタも、最期にはひん剥かれた亡骸を街中に晒されたそうだ。
◆終わり◆
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