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前編
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この国の王女である私には婚約者がいる。
彼の名はエーヴェル。
私より少し下の身分ではあるが、貴族のような家の子息である。
この彼、婚約が確定するまでは心優しく丁寧な良い人であったのだが、婚約が確定した途端私への接し方は雑になったうえ周囲にも威張り散らすようになった。
また、王女の婚約者であることを利用してやたらと権力を主張し、さらには何人もの女と関係を持ったり借金をしてギャンブルに溺れたりするようになった。
「エーヴェルさん、もう貴女と関係を続けることはできません」
「何を言うんだ? 無駄だよ。だってもう婚約したからね、今さら破棄することなんてできないよ」
「できるわ。父も貴方の行いには怒っているの」
「はい~? 無理無理無理~。へっへっへへへ。王女様だからって何でもできるって勘違いし過ぎだよ~」
やたらと煽ってくるエーヴェル。
ここではっきりさせておかなくてはならない。
そうしなくてはいつまでも舐められそうだ。
彼の名はエーヴェル。
私より少し下の身分ではあるが、貴族のような家の子息である。
この彼、婚約が確定するまでは心優しく丁寧な良い人であったのだが、婚約が確定した途端私への接し方は雑になったうえ周囲にも威張り散らすようになった。
また、王女の婚約者であることを利用してやたらと権力を主張し、さらには何人もの女と関係を持ったり借金をしてギャンブルに溺れたりするようになった。
「エーヴェルさん、もう貴女と関係を続けることはできません」
「何を言うんだ? 無駄だよ。だってもう婚約したからね、今さら破棄することなんてできないよ」
「できるわ。父も貴方の行いには怒っているの」
「はい~? 無理無理無理~。へっへっへへへ。王女様だからって何でもできるって勘違いし過ぎだよ~」
やたらと煽ってくるエーヴェル。
ここではっきりさせておかなくてはならない。
そうしなくてはいつまでも舐められそうだ。
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