異世界恋愛短編集 ~婚約破棄されても前を向いて生きてゆくのです~

四季

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ちょこっとひとやすみ? 詩のコーナー

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『泣き叫びたいような夜に』

泣き叫びたいような夜に
あなたの声が聞こえた気がした
恋なんてまやかしだった
でもね
それでも信じたかった
深い意味なんて分からないまま
今日まで生きてきたけれど
あなただけは手放したくなかったと
今でもそう思うから

信じていたものは
すべて壊れてしまった
当たり前だよね
なんて独り呆れて
乾いた笑みをこぼしても
わたしも誰も救われない

救いなんてないのでしょう?

そんな風に言葉こぼしても
きっとどこかで期待していた
信じたものが
信じたものの欠片が
この手の内に
微かにでも残っている可能性を

泣き叫びたいような夜に
あなたの声が聞こえた気がした
愛なんて幻だった
でもね
それでも想いたかった
生きる意味なんて見つけられないまま
ここまで歩いてきたけれど
あなたとだけは離れたくなかったと
今でもふとそう思う

泣き叫びたいような夜に
あなたの声が聞けたなら……



『その果てに何が実るのだろう?』

好きとか嫌いとか
正直よく分からない
生きてゆく中で
出会ってきたものはたくさんあったけれど
良い感情も
悪い感情も
すべていずれは通り過ぎるもの

いつまでも繋いでいたいような手なら
その瞬間を永遠にしてしまいたい
傲慢な望みを持っても
失うものが増えるだけなら
望むことも
願うことも
すべては絶望へと繋がるだけの道

期待して
裏切られて

期待して
裏切られて

そうやって繰り返して……

その果てに何が実るのだろう?

好きとか嫌いとか
正直よく分からない
どんなに大切に抱き締めても
ただ指をすり抜けるだけ

その果てにある悲しみから
目を背けたいなら
はじめから放り捨てておこう
離れておけば
良いことも悪いことも視界には入らない
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