姉が捨てたおっとり系婚約者と結ばれた私は幸せを手に入れることができました。

四季

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後編

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 姉からしたら控えめで好めない男性だったのかもしれませんが……個人的には嫌いでないタイプの人です。

「エリアさん、あの、無理して僕と婚約しなくても良いのですよ? 妹さんだからというだけで僕と婚約することを強要されるなんて辛いでしょう。嫌ならはっきり断っていただいても構いません。そうなら僕はそれを受け入れますので」

 オーガニのその控えめかつ寛容なところに惹かれて。

「いえ、ぜひよろしくお願いしたいです。今、オーガニさんの魅力に魅了されつつあるところです」
「えっ。……あ、あの、それはちょっと……恥ずかしい、です、ね」

 真っ赤になるところも可愛らしいですね。
 そういうちょっとしたところにこそ、魅力を感じてしまいます。

「これからオーガニさんのことをもっと知りたいです」
「えっ。照れてしまいます、本当に……嬉しい、です……けど」
「こんな私ですが、よろしくお願いします」
「ありがとうございます……こちらこそ、よろしくお願いします」
「楽しいこと、たくさんしたいですね!」
「は、はい……!」


 ◆


 こうしてオーガニと婚約し結婚にまで至った私は彼と共に幸せに暮らせるようになったのだが、一方で姉は幸せにはなれなかったようです。

 姉はオーガニを捨てる理由となった男性と結婚したそうなのですが、いざ結婚してみると男性は非常に高圧的に出てくる人だったそうで、姉は奴隷のように扱われてしまったそうで。しかも、離婚したいと言っても断られ、離れることは許されず。しまいには監禁されてしまったらしくて。一度は何とか脱出するも連れ戻され、現在も奴隷同然の扱いを受け続けているとのことです。


◆終わり◆
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