1 / 1
世界はいつも不平等ね……もう終わりにするわ。
私は婚約者を奪われた。
実の妹に。
彼は最後に言ったの……お前は妹より遥かに下の存在だから消えろ、って……。
私は貴方を心から愛し慕っていたのよ。貴方と過ごす時間は宝物で、貴方といられる日々は何よりも尊いと思っていたわ。一秒、貴方といられるだけでも、私の視界は明るくなって。希望が見える気がした。
でも、妹によって、その大切な時間は奪われた。
貴方を愛していたのに、貴方は私を愛さず。
それどころか妹を愛した。
悲しいことね、切ないことね。
世界はいつも不平等ね。
……もう終わりにするわ。
◆終わり◆
実の妹に。
彼は最後に言ったの……お前は妹より遥かに下の存在だから消えろ、って……。
私は貴方を心から愛し慕っていたのよ。貴方と過ごす時間は宝物で、貴方といられる日々は何よりも尊いと思っていたわ。一秒、貴方といられるだけでも、私の視界は明るくなって。希望が見える気がした。
でも、妹によって、その大切な時間は奪われた。
貴方を愛していたのに、貴方は私を愛さず。
それどころか妹を愛した。
悲しいことね、切ないことね。
世界はいつも不平等ね。
……もう終わりにするわ。
◆終わり◆
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
第三王女の婚約
MIRICO
恋愛
第三王女エリアーヌは王宮で『いない者』として扱われていた。
メイドからはバカにされ、兄や姉からは会うたび嫌味を言われて、見下される。
そんなある日、姉の結婚パーティに参加しろと、王から突然命令された。
姉のお古のドレスと靴でのパーティ出席に、メイドは嘲笑う。
パーティに参加すれば、三度も離婚した男との婚約発表が待っていた。
その婚約に、エリアーヌは静かに微笑んだ。
短いお話です。
断罪された薔薇の話
倉真朔
恋愛
悪名高きロザリンドの断罪後、奇妙な病気にかかってしまった第二王子のルカ。そんなこと知るよしもなく、皇太子カイルと彼の婚約者のマーガレットはルカに元気になってもらおうと奮闘する。
ルカの切ない想いを誰が受け止めてくれるだろうか。
とても切ない物語です。
この作品は、カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
私が義姉ですがなにか?
透明
恋愛
ルーク王子は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の義姉を除かねばならぬと決意した。
かわいいポピー嬢を虐げる義姉を懲らしめるためにポピーの家に行ったルーク王子と取り巻きたち。
あれ?あなたは誰ですか?
側妃の愛
まるねこ
恋愛
ここは女神を信仰する国。極まれに女神が祝福を与え、癒しの力が使える者が現れるからだ。
王太子妃となる予定の令嬢は力が弱いが癒しの力が使えた。突然強い癒しの力を持つ女性が異世界より現れた。
力が強い女性は聖女と呼ばれ、王太子妃になり、彼女を支えるために令嬢は側妃となった。
Copyright©︎2025-まるねこ
【完結】ご安心を、2度とその手を求める事はありません
ポチ
恋愛
大好きな婚約者様。 ‘’愛してる‘’ その言葉私の宝物だった。例え貴方の気持ちが私から離れたとしても。お飾りの妻になるかもしれないとしても・・・
それでも、私は貴方を想っていたい。 独り過ごす刻もそれだけで幸せを感じられた。たった一つの希望