婚約者の彼と同居することになりまして。~お母様の虐めが酷い、最低ですね~

四季

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1話「婚約してから」

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 私メニア・ポポタスは、比較的新しい領地持ちの家であるボッツ家の息子であるコーラルン・ボッツと婚約した。

 そして、婚約を機に、私は彼と彼の母親が住む家へ行くこととなった。

 彼側からの強い希望であり、断ることはできなかったのだ。

 しかし私を待っていたのは地獄――コーラルンの母親が私を執拗に虐めてきたのである。

 コーラルンの母親は最初から私を良く思っていなかったようで、同居開始のその日から、ことあるごとに嫌みを言ってきた。

 私が一行動すれば十嫌みを言う、それが彼女の性質で。彼女の頭には私を虐めることしかないかのようであった。正直、彼女は人間ではないように思える。そのくらい、彼女は悪意に満ちていた。

 虐め行為は基本的にはコーラルンがいないところで行われたのだが、時には彼がいるところでも行われた。

 彼は母から言われたことをすべて信じる、だから母親としてもやりやすかったのだろう。

 で、次第に堂々と行われるようになっていく。

 コーラルンには適当に言い訳しておけばいい、と母親が気づいたからである。

 だが私は抵抗しなかった。
 ただ耐えた。
 ただし、虐めの証拠だけは着実に集めながら。
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