職場の後輩と不倫しているような人には、大勢の前でその事実を明かしてやりますよ! ~さぁいろんな意味で地獄へ堕ちてください~

四季

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4話

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 ◆


 あれから三年。

「ねぇ聞いた? エリー」

 声をかけてきたのは職場の友人だ。
 ここのところ一番仲良くしているのは彼女だ。

「何かの話?」
「そう! フィレルって人の話だよ」
「多分聞いていないと思うわ」
「そっか。なんかね、結婚する前にレネが子を宿したらしくってさ」
「ええ……」
「その出産の時に事故が起きたらしくって。レネ、赤ちゃんと一緒に死んじゃったんだって」
「死……、こわ」
「ほんとそれだよね! 怖すぎー。でもまぁ、罰かな」

 母子共に亡くなってしまうなんて、あまりに悲しく理不尽な悲劇だ。

 ……本来は。

 けれどもレネに関しては違う。
 彼女は悪行を重ねてきた。
 他人の夫に手を出して、過剰な交流を続けて、悪びれもせず。

 そんな彼女だから、たとえ出産によって死んだとしても可哀想とは思えない。

 この手で殺そうとは思わない。
 でも死ぬこととなってしまったのならそれは天罰だろう。

「でね、フィレルさん、レネのお父さんにひっどく怒られたみたいでさ。レネのお父さんに心身共にボロボロにされてしまったんだってー。何か色々されたみたいだね」

 ――それから数週間、私は、奇跡のような出会いによって一人の青年と知り合った。

 それは奇跡で、ある意味運命ともいえるようなもの。

 彼との出会いが私の人生を大きく変えた。

 そして、未来もまた――。

 彼が変えてゆく……否、彼が私の手を取って新たな領域へと連れていってくれる。

 だからこそ。
 光ある未来を信じて。

 私は彼と共に進む、どこまでも。


◆終わり◆
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