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だって あたしたちはもう終わったんだもの
しおりを挟む重ねた唇に
伝わる熱
どこまでも愛おしい
二人の道
二人の時
しっとりと伝わる体温に
今が永遠となる
――なんて夢みてるほど暇じゃない
だって
あたしたちはもう終わったんだもの
いつまでも乙女ではいられないって
教えてくれたのはあなたでしょう?
そうよだからあたしは今日も
乙女みたいな夢をみていられるあたしじゃないまま
時が過ぎてゆくのをただ感じるだけ
だって
あたしたちはもう終わったんだもの
前を向いて進んでいかなくちゃ
もうすぐ始発が来るから
それに乗ったらまた普通の一日が始まって
過去も
夢も
全部ごみ箱の中ね
振り返らない
だって暇じゃないから
それに
あたしたちはもう終わったんだもの
いいのよ
すべてあの夜に捨てたから
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