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後編
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その後シャレピナ側はアドス側に『婚約を破棄する』という意向を伝え、それによってシャレピナとアドスの関係は終わりを迎えることとなる。
また、裏切った側であるアドス側は、慰謝料を支払わなくてはならないこととなった。
ちなみにアドスはというと、親に怒られ、いまいち反省の色がみられなかったために最終的には勘当されてしまった。
行くあてもなく街を彷徨うこととなるアドス。
いつしかお金に困り、限りなくブラックに近いグレーゾーンに踏み込んだ仕事に就いて、それによって国から目をつけられてしまい――やがて拘束されてしまった。
で、アドスは今牢の中。
彼は家も人権も失い、奴隷以下の扱いを受ける日々である。
ただ、それも、自業自得という側面が色濃い。なんせ結婚する相手を裏切ったのだから。身勝手なことをして人を傷つけたのだから、報いを受けるのも仕方がないのである。
一方シャレピナはというと、姉の知り合いで「実は昔からシャレピナのことが気になっていた」と話す男性と結婚した。
誠実な人だった。
彼はいつだってシャレピナだけを見つめていたし、他の女にまで手を広げようとするような愚行はそもそも頭になかった。
そうしてシャレピナは彼に愛され幸せに暮らしてゆくのだった。
◆終わり◆
また、裏切った側であるアドス側は、慰謝料を支払わなくてはならないこととなった。
ちなみにアドスはというと、親に怒られ、いまいち反省の色がみられなかったために最終的には勘当されてしまった。
行くあてもなく街を彷徨うこととなるアドス。
いつしかお金に困り、限りなくブラックに近いグレーゾーンに踏み込んだ仕事に就いて、それによって国から目をつけられてしまい――やがて拘束されてしまった。
で、アドスは今牢の中。
彼は家も人権も失い、奴隷以下の扱いを受ける日々である。
ただ、それも、自業自得という側面が色濃い。なんせ結婚する相手を裏切ったのだから。身勝手なことをして人を傷つけたのだから、報いを受けるのも仕方がないのである。
一方シャレピナはというと、姉の知り合いで「実は昔からシャレピナのことが気になっていた」と話す男性と結婚した。
誠実な人だった。
彼はいつだってシャレピナだけを見つめていたし、他の女にまで手を広げようとするような愚行はそもそも頭になかった。
そうしてシャレピナは彼に愛され幸せに暮らしてゆくのだった。
◆終わり◆
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