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前編
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「アンタなんて嫌い! 婚約は破棄よ!」
その日、僕は告げられた。
最愛の人で婚約者でもある女性――マリナから。
彼女はずっと僕の憧れの人だった。彼女と結ばれる未来を掴めた時は嬉しくて三日三晩自宅の庭で踊り狂ったほどだ。婚約者同士になってからも油断はせず、捨てられないよう日々彼女に尽くしてきた。
でもこんな風になってしまった……。
「何じろじろ見ているの? いつまでそこにいるつもり?」
「あ、ご、ごめん」
「謝る元気があるなら出ていってくれる? 分かっているの? もう私とアンタは他人なのよ」
僕は彼女と争いたくない。
だから身を引くことにした。
彼女が僕と生きてゆきたくないのなら、僕はそれを強制するつもりはない。
彼女には幸せになってほしい。
だから。
彼女自身が望む道を歩んでほしい。
だから、彼女を僕というものにくくりつけたりはしない。
その日、僕は告げられた。
最愛の人で婚約者でもある女性――マリナから。
彼女はずっと僕の憧れの人だった。彼女と結ばれる未来を掴めた時は嬉しくて三日三晩自宅の庭で踊り狂ったほどだ。婚約者同士になってからも油断はせず、捨てられないよう日々彼女に尽くしてきた。
でもこんな風になってしまった……。
「何じろじろ見ているの? いつまでそこにいるつもり?」
「あ、ご、ごめん」
「謝る元気があるなら出ていってくれる? 分かっているの? もう私とアンタは他人なのよ」
僕は彼女と争いたくない。
だから身を引くことにした。
彼女が僕と生きてゆきたくないのなら、僕はそれを強制するつもりはない。
彼女には幸せになってほしい。
だから。
彼女自身が望む道を歩んでほしい。
だから、彼女を僕というものにくくりつけたりはしない。
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