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3話
しおりを挟むエレルレッゼの発言には驚き呆れた。
「何ですかそれ」
「え?」
「愛している? あり得ませんね。勘違いしないでください」
馬鹿だろうか。
「貴方とはもう関わりません」
それだけ言って、彼との縁は完全に断ち切った。
だが私は何もおかしくないだろう?
だって先に切ったのは彼だ。
かつて彼が私を切り落としたのだ、その彼にもう一度関係を構築しようと言う権利なんてない。
その後私は料理人として働きつつ結婚もした。
料理の師が紹介してくれた好青年と結ばれたのだ。
そして今、家庭を持ちながらも、料理の道をより極めるべく歩んでいる。
やりたいことをやりながら歩んでゆける人生はとても素晴らしい。
この環境に、周りの人たちに、多くの人に感謝しているし――これからも感謝の心を持って歩んでいきたい。
ちなみにエレルレッゼはというと、女遊びの酷さが有名になってしまったために結婚したいのにできなくなってしまったそうだ。周囲の女性たち、誰からも、相手にしてもらえないのだという。
ま、それもこれまでの彼の行いゆえだ。
だから自業自得というもの。
しかし彼はそのことを酷く気にしているようで。
なかなか上手く結婚できないことに悩み過ぎて心を病んでしまっているようだ。
◆終わり◆
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