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後編
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早いもので、あれから数ヶ月が経った。
私とノエルは真逆のような人生を歩むこととなった。
私は婚約破棄直後風邪を引いた姉の代役として参加した王城近くでの晩餐会にて王子ロレンスに見初められ、近い将来彼と結婚することになった。
そう、私は今、ロレンスの婚約者だ。
あんな一般人となんてあり得ない、などと私を悪く言っている者も中に入るようだけれど。
ただ、国民向けの調査によれば、おおよそは賛成してもらえているようだ。
それに、誰よりも、ロレンスが私を愛してくれている。
とても嬉しいことだ。
そしてありがたいことでもある。
一方ノエルはというと、あの後親の事業が上手くいかなくなり多額の借金を背負うこととなったらしい。で、今はグレーな内容の組織の下で働いているらしい。当然ほぼ無賃金、給料は借金の返済にあてられているとか何とか。噂によれば、早朝から深夜まで労働を強制されているそうだ。
◆終わり◆
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