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後編
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その後私は貴族の男性と結ばれた。
彼は寛容な人で。
かつて婚約破棄されたことがある女だと知りながらも受け入れてくれた。
そして、彼の両親もまた、同じく心の広い人たちで。過去に婚約破棄された経験がある私のことを悪く言うことはせず、拒みもしなかった。さらに、その時の事情についてもきちんと聞いてくれ、温かく「貴女は悪くない」と言ってくれた。
おかげで今がある。
愛する人と幸せに。
そんな未来に出会えたのはあの時婚約破棄されたから。
そういう意味では、あの不快な日々にも意味はあったのかもしれない。
ちなみにオテプレスはというと、あの後、既婚者であることを隠していた女性と深く関わり過ぎて女性の夫である人物に激怒されたそうで。激怒した女性の夫とその仲間に襲撃され、何が何だか分からないままに自宅で殺害されてしまったそうだ。
そうしてできた彼の墓には、ほぼ誰も来ないらしい。
ただ、女性の夫がやって来て墓石を破壊していくことだけは、時折あるそうだ。
◆終わり◆
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