生まれながらにどんな魔獣でもてなずけられるという能力を持っていた私は……?

四季

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後編

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 ただ、それだけなら良かった。けれども彼はそれだけでは止まらず。婚約破棄後すぐから、私の悪口を広く言いふらすようになった。もちろん内容は嘘のもの。私の股が緩いとか、婚約者同士になると急に冷たい態度を取るようになったとか、嘘を並べて侮辱ばかりを繰り返した。

 これはもうさすがに許せない!

 そこで私はこの手の能力を使ってこの国の領土内にいる最強の魔獣を複数てなずけた。

 そして彼らにアドフィスを一斉に襲わせる。

 するとアドフィスはあっという間に沈黙した。
 強大な力を持つ者の前では人間の雄など面白いくらい無力だった。

 こうして復讐は終わった。


 ◆


 あれから数年が経ち、私は、国内唯一の魔獣研究所に入所した。

 今はそこで日々魔獣と触れ合いつつ暮らしている。

 ここでは私の手の力が活躍する。
 この場所には私の存在意義が確かにあるのだ。

「リリアナさん、魔獣のお世話いつもありがとうねぇ」
「いえ! これからもお任せください!」
「その能力、本当に便利よね~」
「そうなんです。ここでならとても役立ちます。まぁ……外ではあまり役に立たないんですけどね」


◆終わり◆
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