月と夜

四季

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月と夜

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鏡の向こう側に
きみを探す
この身映し出すおもての向こうに
きみの姿を探す

前の新月の
蝶のように去っていったきみ
目覚めるたびに思い出す
もう一度抱き締めさせてほしいと

今宵は満月
けれどもいずれは無へと帰す
日を追うごとに
月は欠けていつかは闇に隠される

一番幸せだったよる
かき上げたきみの金の髪が
時が経つほど鮮明に
この脳裏に蘇り心を掻き乱してゆく

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