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刃を
しおりを挟む婚約破棄された
それは突然やって来た嵐
愛していた人から刃を突きつけられ
終わりを告げられる
心が痛い
心が辛い
それでも私は生を選んだ
なぜなのだろう?
それはきっといつかの復讐のため
貴方がいつかやったように
貴方に刃を突きつけて
地獄に叩き落してあげる
物理的な意味で、ね
婚約破棄された
それは突然やって来た嵐
けれどもそれは私をより強くした
もう負けはしない
心折れたりはしない
今すぐ貴方のもとへ行って
愛し合っているところへ飛び込んで
その甘い喉もとへ
刃を突きつけて
白銀を紅に染め上げる
口紅を塗るみたいに
その時になって絶望しても手遅れ
こんな私を作ったのも貴方
絶対に折れない刃が
ここにある
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