93 / 207
episode.92 芸
しおりを挟む
渋みはなく、香りは良い。そして、微かに甘ささえ感じられるようなアイスティー。
これだけハイクオリティな紅茶なら、エトーリアがいつも頼むというのもよく分かる。実際、私も機会があればまた頼もうと思ったくらいの、良い味だったから。
こうして『ミンカフェ』で飲み物を楽しんだ私たちは、体が休まったところで、別の場所へ行ってみることになった。
再びクレアの街を歩き出し、最初に立ち寄ったのはガラス細工の店。透明なガラス越しに色とりどりのガラス細工が見えるという、幻想的でとても素敵な店構えだった。
「どう? エアリ。素敵なところでしょう?」
「綺麗だわ!」
人はいない。
けれども、とても華やかな店内だ。
赤、黄、緑、青、紫。
もちろんそれだけではないが、本当に様々な色のガラスが、棚に並べられている。
触れたら壊れてしまいそう。
けれど、それゆえ美しい。
私は店内を見て回りながら、そんなことを思ったりした。
「ようこそ! ここはビーズアクセサリーのお店なの!」
美しいが寂れたガラス細工の店を出て、次に入ったのは、一軒家の一階を改造したような店。人の頭くらいの大きさのハートが一個彫り込まれた扉を開け、中へ入ると、二十歳少し手前ぐらいと思われる少女が元気に迎えてくれた。
「素敵なお店ですね」
エトーリアが軽く褒めると、少女は自慢げに胸を張る。
「あたしの作品がたくさんあるの! ぜひ見ていってほしいの! 全部売ってるの!」
店内にはテーブルや棚があり、そこにビーズアクセサリーが飾られている。陳列の仕方自体は、先ほどのガラス細工店とよく似ている。
ただ、ガラス細工店と違うところもあり。
それは、店内に私たち以外にも人がいることである。
「見て、エアリ。これなんて素敵じゃない?」
「何これ……蛇の正面?」
「ふくろうよ。値札にフクロウって書いてあるもの」
そんな話をしながら、エトーリアと店内を見て回る。
ビーズアクセサリーと聞くと可愛い系のイメージが強かったのだが、この店に陳列されているビーズアクセサリーは可愛い物ばかりではなかった。
暖色系の花やリボン、ハート、小型犬など愛らしいモチーフも多い。が、それとは対照的に、骨付き肉やサソリなど可愛くはないモチーフの物もある。
ただ、そういったセンスも嫌いではない。
可愛いのは良いけれど、やや渋い物もある方が幅が感じられて、私は好きだ。
「エアリ、何がいい?」
「……私?」
「そうよ。気に入った物があったら言ってちょうだい。プレゼントとして買うわ」
買うことを前提に見ていなかった。
「見るだけで大丈夫よ、母さん」
「気に入るのがなかった?」
「いいえ。素敵な物はたくさんあるの。けど、買ってもらうなんて申し訳なくて」
するとエトーリアは、ぷっ、と吹き出す。
「エアリったら、おかしいわね」
笑われてしまった。
「リゴール王子に似てきたんじゃない?」
「そうかしら」
「だって、エアリそんなに遠慮がちだった?」
言われてみれば、そうかもしれない。
傍にいる人の影響を受けるというのは、よくあることだ。それを考えると、私がリゴールの影響を受けているという可能性もないことはない。
「それもそうね。母さんの言う通りかもしれない」
静かにそう言うと、エトーリアは控えめに笑みをこぼす。それから、小さな声で「じゃ、わたしが選んでプレゼントするわね!」と言った。
私たちには思い出が少ない。
けれど、思い出は今から作っていけばいい。
母と娘であるという事実が変わることはないのだから。
「もうすぐ始まるって!」
「ええっ! 行く行く!」
エトーリアが選んだビーズアクセサリーの入った紙袋を受け取り、二人並んで歩いていると、何やら話し声が聞こえてきた。話し声の主たちの方へ視線を向けると、走っていく少年少女の背中が見える。
「あっちは広場の方ね。広場で何かやってるのかしら」
エトーリアが呟いた。
そんな彼女に、私は問う。
「見に行ってみる? 母さん」
その問いに、エトーリアは強く頷く。一回だけではあったが、はっきりした動きだった。
意見が一致した私とエトーリアは、早速、広場へと足を進める。
広場には人だかりができていた。
人だかりは、少年少女が主だが、中には成人男性やバッサくらいのおばさんも交ざっている。また、日向ぼっこ中の老人かなというようなおじいさんも、一人二人紛れていた。
「何なのかしら? よく見えないわね」
エトーリアが先に足を進め、人だかりへ接近していく。
私はその背を追う。
やがて、人だかりの向こう側にいる人物の姿が隙間から見え——衝撃を受ける。
人だかりの中心いたのが、グラネイトとウェスタだったから。
「……ぎっくり腰」
「はぅあ!」
「……腰痛」
「ふ、ふふふふふぅ」
「……健康的なポーズ」
「ふははははーっ!」
ウェスタがキーワードを呟き、グラネイトがそれに合った芸を疲労するという奇妙な会が、堂々と開催されていた。
グラネイトの振る舞いはかなり珍妙なものだが、少年少女は爆笑している。私からしてみればただの変な会。ただ、若い世代には意外と人気があるみたいだ。
「……美男子」
「ふっ」
「……ナルシスト」
「ぐはは! 見よ! 我がかっこよさを!」
グラネイトの奇妙過ぎる芸を目にしてしまったエトーリアは、完全に固まっていた。
「……卵」
「つるんっ。つるっ。つるつるつつつつつるるんっ」
「……こむら返り」
「あだっ!! あたっ、あた、あたっ、あだだだだァッ!!」
わはは、と、人だかりが笑う。
何が笑いを起こしているのかよく分からない。ただ一つ分かるのは、グラネイトの体を張った芸が人気だということ。
「……散歩」
「のしのし、のしのし、のしのしのし」
「……つまづいた人」
「あっ、ぶばっ!」
グラネイトは身を引くと言ってくれていたし、ウェスタはリゴール奪還に協力してくれた。だから、ブラックスターへは戻っていないのだろうなとは思っていた。
が、まさか二人揃ってこんなことをしているとは。
これだけハイクオリティな紅茶なら、エトーリアがいつも頼むというのもよく分かる。実際、私も機会があればまた頼もうと思ったくらいの、良い味だったから。
こうして『ミンカフェ』で飲み物を楽しんだ私たちは、体が休まったところで、別の場所へ行ってみることになった。
再びクレアの街を歩き出し、最初に立ち寄ったのはガラス細工の店。透明なガラス越しに色とりどりのガラス細工が見えるという、幻想的でとても素敵な店構えだった。
「どう? エアリ。素敵なところでしょう?」
「綺麗だわ!」
人はいない。
けれども、とても華やかな店内だ。
赤、黄、緑、青、紫。
もちろんそれだけではないが、本当に様々な色のガラスが、棚に並べられている。
触れたら壊れてしまいそう。
けれど、それゆえ美しい。
私は店内を見て回りながら、そんなことを思ったりした。
「ようこそ! ここはビーズアクセサリーのお店なの!」
美しいが寂れたガラス細工の店を出て、次に入ったのは、一軒家の一階を改造したような店。人の頭くらいの大きさのハートが一個彫り込まれた扉を開け、中へ入ると、二十歳少し手前ぐらいと思われる少女が元気に迎えてくれた。
「素敵なお店ですね」
エトーリアが軽く褒めると、少女は自慢げに胸を張る。
「あたしの作品がたくさんあるの! ぜひ見ていってほしいの! 全部売ってるの!」
店内にはテーブルや棚があり、そこにビーズアクセサリーが飾られている。陳列の仕方自体は、先ほどのガラス細工店とよく似ている。
ただ、ガラス細工店と違うところもあり。
それは、店内に私たち以外にも人がいることである。
「見て、エアリ。これなんて素敵じゃない?」
「何これ……蛇の正面?」
「ふくろうよ。値札にフクロウって書いてあるもの」
そんな話をしながら、エトーリアと店内を見て回る。
ビーズアクセサリーと聞くと可愛い系のイメージが強かったのだが、この店に陳列されているビーズアクセサリーは可愛い物ばかりではなかった。
暖色系の花やリボン、ハート、小型犬など愛らしいモチーフも多い。が、それとは対照的に、骨付き肉やサソリなど可愛くはないモチーフの物もある。
ただ、そういったセンスも嫌いではない。
可愛いのは良いけれど、やや渋い物もある方が幅が感じられて、私は好きだ。
「エアリ、何がいい?」
「……私?」
「そうよ。気に入った物があったら言ってちょうだい。プレゼントとして買うわ」
買うことを前提に見ていなかった。
「見るだけで大丈夫よ、母さん」
「気に入るのがなかった?」
「いいえ。素敵な物はたくさんあるの。けど、買ってもらうなんて申し訳なくて」
するとエトーリアは、ぷっ、と吹き出す。
「エアリったら、おかしいわね」
笑われてしまった。
「リゴール王子に似てきたんじゃない?」
「そうかしら」
「だって、エアリそんなに遠慮がちだった?」
言われてみれば、そうかもしれない。
傍にいる人の影響を受けるというのは、よくあることだ。それを考えると、私がリゴールの影響を受けているという可能性もないことはない。
「それもそうね。母さんの言う通りかもしれない」
静かにそう言うと、エトーリアは控えめに笑みをこぼす。それから、小さな声で「じゃ、わたしが選んでプレゼントするわね!」と言った。
私たちには思い出が少ない。
けれど、思い出は今から作っていけばいい。
母と娘であるという事実が変わることはないのだから。
「もうすぐ始まるって!」
「ええっ! 行く行く!」
エトーリアが選んだビーズアクセサリーの入った紙袋を受け取り、二人並んで歩いていると、何やら話し声が聞こえてきた。話し声の主たちの方へ視線を向けると、走っていく少年少女の背中が見える。
「あっちは広場の方ね。広場で何かやってるのかしら」
エトーリアが呟いた。
そんな彼女に、私は問う。
「見に行ってみる? 母さん」
その問いに、エトーリアは強く頷く。一回だけではあったが、はっきりした動きだった。
意見が一致した私とエトーリアは、早速、広場へと足を進める。
広場には人だかりができていた。
人だかりは、少年少女が主だが、中には成人男性やバッサくらいのおばさんも交ざっている。また、日向ぼっこ中の老人かなというようなおじいさんも、一人二人紛れていた。
「何なのかしら? よく見えないわね」
エトーリアが先に足を進め、人だかりへ接近していく。
私はその背を追う。
やがて、人だかりの向こう側にいる人物の姿が隙間から見え——衝撃を受ける。
人だかりの中心いたのが、グラネイトとウェスタだったから。
「……ぎっくり腰」
「はぅあ!」
「……腰痛」
「ふ、ふふふふふぅ」
「……健康的なポーズ」
「ふははははーっ!」
ウェスタがキーワードを呟き、グラネイトがそれに合った芸を疲労するという奇妙な会が、堂々と開催されていた。
グラネイトの振る舞いはかなり珍妙なものだが、少年少女は爆笑している。私からしてみればただの変な会。ただ、若い世代には意外と人気があるみたいだ。
「……美男子」
「ふっ」
「……ナルシスト」
「ぐはは! 見よ! 我がかっこよさを!」
グラネイトの奇妙過ぎる芸を目にしてしまったエトーリアは、完全に固まっていた。
「……卵」
「つるんっ。つるっ。つるつるつつつつつるるんっ」
「……こむら返り」
「あだっ!! あたっ、あた、あたっ、あだだだだァッ!!」
わはは、と、人だかりが笑う。
何が笑いを起こしているのかよく分からない。ただ一つ分かるのは、グラネイトの体を張った芸が人気だということ。
「……散歩」
「のしのし、のしのし、のしのしのし」
「……つまづいた人」
「あっ、ぶばっ!」
グラネイトは身を引くと言ってくれていたし、ウェスタはリゴール奪還に協力してくれた。だから、ブラックスターへは戻っていないのだろうなとは思っていた。
が、まさか二人揃ってこんなことをしているとは。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【コミカライズ決定】魔力ゼロの子爵令嬢は王太子殿下のキス係
ayame@アンジェリカ書籍化決定
恋愛
【ネトコン12受賞&コミカライズ決定です!】私、ユーファミア・リブレは、魔力が溢れるこの世界で、子爵家という貴族の一員でありながら魔力を持たずに生まれた。平民でも貴族でも、程度の差はあれど、誰もが有しているはずの魔力がゼロ。けれど優しい両親と歳の離れた後継ぎの弟に囲まれ、贅沢ではないものの、それなりに幸せな暮らしを送っていた。そんなささやかな生活も、12歳のとき父が災害に巻き込まれて亡くなったことで一変する。領地を復興させるにも先立つものがなく、没落を覚悟したそのとき、王家から思わぬ打診を受けた。高すぎる魔力のせいで身体に異常をきたしているカーティス王太子殿下の治療に協力してほしいというものだ。魔力ゼロの自分は役立たずでこのまま穀潰し生活を送るか修道院にでも入るしかない立場。家族と領民を守れるならと申し出を受け、王宮に伺候した私。そして告げられた仕事内容は、カーティス王太子殿下の体内で暴走する魔力をキスを通して吸収する役目だったーーー。_______________
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる