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後編

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 事情を説明すると親はアダムスと離れることを受け入れてくれた。
 そうして私の婚約話は一旦白紙に戻った。

 ちょうどその頃、西の国の王から連絡があり、私はその国へ向かうこととなる。国王と話をすると、何でも王子と婚約してほしいらしい。そういうこともあり、私は王子と顔を合わせることとなって。最終的に彼と結ばれた。

 今は忙しくも楽しさもある毎日を過ごしている。

 ちなみにアダムスはというと。
 女性詐欺師に騙されて貯金のほとんどを失ったうえ急に発症した謎の病が生きる力すらも奪い、今は親に介護してもらっているらしい。


◆終わり◆
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