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後編
しおりを挟む「緊張してる?」
「ええ……、だって何を言われるか」
「大丈夫だよ、きっと護るから」
「……ありがとう、リード」
そうして待ち合わせ場所へ到着。
そこにはおめかししたミレーネがいた。
「あ! リードぉ――って、な!? なんであんたまで!?」
「僕が頼んで来てもらったんだ」
「リードが?」
「ああ。ミレーネ、もう二度と僕らに関わってこないでくれ」
「え……」
「僕は彼女だけを愛している。だから何があっても心は変わらない。何をされたとしても、な。だからもう僕たちの関係を壊そうとしないでくれ」
リードは淡々と言葉を発した。
するとミレーネは涙をこぼした。
ぽろぽろ、と、瞳から滴がこぼれ落ちる。
「リードぉ……酷いよぉ、そんなの……どうして、どうしてその子ばっかり見るの……あたし、ずっとずっと、好きだったのにぃ……」
しかしリードの目つきは冷ややかだ。
「嘘泣きするな」
ミレーネはまだ泣いている。
「次に僕らに関わってきたら、その時は容赦なく撃退する。分かったか? ではな。僕は彼女だけを愛しているから、二度と近づくな」
その後ミレーネは近寄ってこなくなった。
後に聞いた噂によると、ミレーネは女がいる男にやたらと手を出し、その結果社会的に終わらせられてしまったそうだ。
今は一人自室にこもって一日中ぶつぶつ何か言っているそうだ。
それ以外のことはできない精神状態らしい。
◆
「私たち、これで正式に夫婦になれたのね」
「そうだな」
結婚式を終え、私たちの関係は新たな一歩を踏み出した。
「なんというか……ちょっと変な感じね」
「嫌な感じか?」
「いいえ、嬉しい感じ。少し浮かれそう」
「なら良かった! はは、嬉しい」
「リードも?」
「もちろん!」
私は彼と共に歩む。
いつまでも。
どこまでも。
◆終わり◆
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