家では最下層のような立ち位置だった私ですが、一人の男性の登場で大逆転しました。~あなたたちのことなんてもう知りません~

四季

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 両親は妹のことばかり可愛がっていた。
 妹は私を馬鹿にして見下して。
 それゆえ私はずっと家で最下層のような立ち位置であり、理不尽なほどに虐められていた。

 ――その日々はある種の地獄のようであった。

「お姉さまがあたくしのジュエリーボックス盗りましたわ!」
「何やってるのあんた!」
「盗ってない! 嘘よ!」
「くだらない嘘をつかないの! 姉のくせに、将来泥棒にでもなるつもり? いいから早く返しなさい!」
「違う、私盗ってなんか……」
「何よその目! 母親に向かってそんな目を向けるなんて最低な女ね!」

 時に妹の物を盗む泥棒予備軍扱いされ。

「お姉さまのお花、いただきますわね」
「待って! やめて!」
「何ですの? 貴女にそんなことを言う権利があると思って?」
「お願いよ持っていかないで、それは私の……」
「あんた何してるの! 花? 花くらい誰が持ってても同じよ。あげなさい! お姉ちゃんでしょう!」

 逆に妹には大切な物を勝手に持っていかれ。

「今日のお見合い、お姉さまは顔を晒さないでちょうだい」
「え……でも、二人でって話だったんじゃ……」
「風邪で寝込んでて来られないってことにするんですわよ」
「ええっ」
「あたくしと並んでもどうせ恥を晒すだけ。お姉さまのために提案して差し上げているのですわよ」
「でも私も一応……」
「うっるさい!! いいから黙って隠れてろですわ」

 人前に身を出すことすらまともに許されず。
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